くさり【腐り】
[名] 1 腐ること。また、腐ったもの。「—が早い」 2 気がめいること。嫌けがさすこと。「退屈過ぎて気の—、一日...
くさり【鎖/鏈/鏁】
《動詞「くさ(鏈)る」の連用形から》 1 金属製の輪を数多くつなぎ合わせて、ひもや綱のようにしたもの。かなぐさり。...
くさり‐あい【腐り合い】
「腐れ合い」に同じ。
くさり‐あ・う【腐り合う】
[動ワ五(ハ四)]「腐れ合う」に同じ。「鳶(とび)の弥助と—・い」〈紅葉・二人女房〉
くさり‐あみ【鎖編み】
糸で輪をつくり、かぎ針を通しそのかぎに糸をかけて引き抜き、鎖のようになる編み方。
くさり‐いと【鎖糸】
地糸を2本の細い糸で鎖状に巻いてある装飾用の糸。
くさり‐えん【腐り縁】
「腐れ縁」に同じ。
くさり‐かたびら【鎖帷子】
筒袖の帷子に鎖をとじつけた防御具。鎧(よろい)や衣服の下に着込むので着込(きご)みともいう。くさり。
くさり‐がね【鎖金】
金属製の鎖。くさり。「この太刀にて—を打ち切って」〈盛衰記・四〇〉
くさり‐がま【鎖鎌】
鎌に長い鎖をつけ、その先に分銅(ふんどう)をつけた武器。また、それを用いる武芸。分銅を投げつけ、鎖を敵の武器に絡み...
くさり‐きゃはん【鎖脚絆】
鎖を細かく編んで布地にとじつけた、すね当て。
くさり‐ぐるま【鎖車】
⇒鎖歯車(くさりはぐるま)
くさり‐ごて【鎖籠手】
鎖を細かく編んで布地の表面にとじつけた籠手。
くさり‐さんご【鎖珊瑚】
床板(しょうばん)サンゴ類の一。オルドビス紀からシルル紀の示準化石。筒状の個体が横につながり、横断面は鎖状に見える...
くさり‐だい【鎖題】
一人が詠んだ歌の末の句を、他の人が初句として歌を詠み、次々に続けること。また、一人がこのように歌を詠むこと。
くさり‐つ・く【腐り付く】
[動カ五(四)] 1 腐ったようになってこびりつく。「胸の裡(うち)に—・いている鬱懐の一端が解け始めて」〈菊池寛...
くさり‐つなぎ【鎖繋ぎ】
1 鎖でつなぎ合わせること。また、つないだもの。 2 はじめと終わりが互いにつながり合って続いている模様。
くさり‐ぬい【鎖縫い】
日本刺繍(ししゅう)で、表面に鎖状に縫い目をつくる刺し方。チェーンステッチ。
くさり‐はぐるま【鎖歯車】
歯車の歯に鎖が一つずつはまるようになっている動力の伝導装置。また、その歯車。自転車などに使用。スプロケット。くさり...
くさり‐はちまき【鎖鉢巻(き)】
鎖を細かく編んでとじつけた鉢巻き。また、布の中に鎖を入れた鉢巻き。
くさり‐ばかま【鎖袴】
細かい鎖を平らに編み合わせて作った下袴(したばかま)。衣類の下に着けて防具とした。
くさり‐へび【鎖蛇】
有鱗(ゆうりん)目クサリヘビ科クサリヘビ亜科の爬虫(はちゅう)類の総称。毒蛇。全長約1メートルで頭部は長三角形。体...
くさり‐れんが【鎖連歌】
上の句(長句)と下の句(短句)を交互に詠み続けていく連歌。平安末期に短連歌から発展して長連歌となったころの呼び名。