けん‐だ【倦惰】
飽きてなまけること。嫌になってだらけること。
けん‐だ【拳打】
[名](スル)こぶしで打つこと。「—の傷は痊(い)えやすし」〈中村訳・西国立志編〉
けん‐だい【見台】
《書見する台の意》書物をのせて読むのに用いる台。謡曲・浄瑠璃・長唄などの譜面をのせるのにも用いる。
けん‐だい【兼題】
《兼日(けんじつ)の題の意から》歌会・句会などで、題をあらかじめ出しておいて作るもの。また、その題。⇔席題。
けん‐だい【献題】
著者または発行者が他人に本を献呈するとき、書き記す言葉。献詞。献辞。
けん‐だい【賢台】
[代]二人称の人代名詞。手紙などで、同等またはそれ以上の相手に対し敬意を込めて用いる語。貴台。
けん‐だか【権高/見高】
[名・形動]気位が高く傲慢(ごうまん)なこと。相手を見下して高飛車な態度をとるさま。「—な振舞い」「—に指図する」
けんだく‐えき【懸濁液】
液体中に顕微鏡で見える程度の粒子が分散しているもの。粘土を含んだ濁水、金のコロイド溶液など。
けんだつば【乾闥婆】
《(梵)Gandharvaの音写。食香・尋香・香神などと訳す》仏法護持の八部衆の一。帝釈に仕え、香だけを食し、伎楽...
けんだつば‐じょう【乾闥婆城】
乾闥婆神が幻術によって空中につくり出してみせた城。幻のように実体のないもののたとえ。蜃気楼(しんきろう)。
けん‐だま【剣玉/拳玉】
木製の玩具。長さ15センチくらいの剣状の柄に糸を結びつけ、糸の一方に穴のあいた球をつけたもの。振り上げた球を皿で受...
けんだら【乾陀羅】
《(梵)Gandhāraの音写》⇒ガンダーラ
けんだら‐じゅ【乾陀羅樹】
ワサビノキ科の落葉低木。インドの原産。香木で、乾陀羅香・安息香などの香料の原料にする。また、煮汁は僧侶の衣を茶褐色...
ケンダリ
⇒クンダリ
ケンダル
英国イングランド北西部、カンブリア州の町。ケント川に沿う。中世より羊毛産業の中心地として、また市場町として栄え、中...
けん‐だん【検断】
1 中世、侍所・六波羅探題・守護・地頭などが刑事上の事件を審理し、判決する手続き。 2 「検断職(けんだんしき)1...
けんだん‐さた【検断沙汰】
中世の裁判制度で、謀反・強盗・殺害・放火・刈田狼藉(ろうぜき)など、刑事事件を扱うこと。また、その裁定に基づく処置。
けんだん‐しき【検断職】
1 中世、検断のことを扱う権限をもっていた役職。 2 室町末期の幕府の職名。侍所の管轄下で、京都市内および周辺の検...