こう‐ぜ【公是】
世間一般に正しいと認められている事柄。「人心の—に背き天下の耳目を障塞するもの」〈中村正直・明六雑誌一一〉
こう‐ぜ【校是】
その学校の教育上の根本精神。
こうぜい【行成】
⇒藤原行成(ふじわらのゆきなり)
こうぜい‐がみ【行成紙】
藤原行成筆の歌書の料紙に似せてつくった紙。薄い鳥の子紙を薄黄色・萌葱(もえぎ)などに染め、雲母(うんも)で細紋を型...
こうぜい‐ぼん【行成本】
行成紙を表紙にした絵本。江戸中期、享保(1716〜1736)のころに流行した。
こうぜい‐よう【行成様】
三蹟(さんせき)の一人、藤原行成の書風。世尊寺(せそんじ)様。
こう‐せつ【講説】
[名](スル)《「こうぜつ」とも》講義して説明すること。また、その説。特に仏典などについていう。こうぜち。「その郷...
こう‐ぜつ【口舌】
1 口と舌。 2 口先だけの言葉。物言い。くぜつ。「人生の目的は—ではない実行にある」〈漱石・吾輩は猫である〉
こう‐ぜつ【喉舌】
1 のどと舌。また、言葉。 2 君主の言葉を取り次ぎ、伝えること。また、その官。
口舌(こうぜつ)の争(あらそ)い
《「史記」留侯世家から》言い争い。口げんか。口論。
こうぜつ‐の‐かん【喉舌の官】
1 中国で、宰相の異称。 2 日本で、大納言の異称。
口舌(こうぜつ)の徒(と)
言葉は達者であるが実行力の伴わない人を軽蔑していう言葉。
口舌(こうぜつ)の雄(ゆう)
弁舌にはすぐれているが実行力の伴わない人を皮肉っていう言葉。
こうぜつ‐ぼいん【後舌母音】
母音の中で、オのように奥舌面が軟口蓋に向かって持ち上がるもの。後母音。奥舌(おくじた)母音。うしろじたぼいん。
こう‐ぜん【紅髯】
《「髯」は、ほおひげの意》 1 赤いひげ。 2 西洋人。紅毛。 3 エビの異称。
こう‐ぜん【公然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 世間一般に知れ渡っているさま。また、他人に隠さずおおっぴらにするさま。「—と酒...
こう‐ぜん【昂然】
[ト・タル][文][形動タリ]意気の盛んなさま。自信に満ちて誇らしげなさま。「—と胸を張る」「—たる口ぶり」
こう‐ぜん【哄然】
[ト・タル][文][形動タリ]大声で笑うさま。「『あはッはッはッ!』と…—として笑った」〈魯庵・社会百面相〉
こう‐ぜん【恍然】
[ト・タル][文][形動タリ]心を奪われてうっとりするさま。「吾を忘れて—と机によりかかりし折しも」〈露伴・露団々〉
こう‐ぜん【浩然】
[ト・タル][文][形動タリ]《「浩」は水が豊かなさま》心などが広くゆったりとしているさま。「—として天を仰ぐ」
こう‐ぜん【皓然/皎然】
[ト・タル][文][形動タリ]明るく輝くさま。白く光るさま。「唯(と)見れば—たる銀の地に、黄金の雲を散らして」〈...
こう‐ぜん【溘然】
[ト・タル][文][形動タリ]にわかなさま。突然であるさま。人の死などにいう。「—として属絋(しょくこう)に就いた...
こう‐ぜん【曠然】
[ト・タル][文][形動タリ]広広としているさま。「—として倚托(きたく)なき有様」〈漱石・草枕〉
こう‐ぜん【鏗然】
[ト・タル][文][形動タリ]金属・石・楽器などがかん高い音を出すさま。「置時計が…忽ち—と鳴って」〈谷崎・少年〉
こうぜんごこくろん【興禅護国論】
鎌倉時代の仏教書。3巻。栄西(えいさい)著。建久9年(1198)成立。旧仏教側からの非難に対し、禅宗は異端ではなく...
こうぜん‐ちんれつ【公然陳列】
不特定または多数の人が観覧できる状態におくこと。→猥褻物頒布等罪
こうぜん‐の‐き【浩然の気】
《「孟子」公孫丑上から》 1 天地にみなぎっている、万物の生命力や活力の源となる気。 2 物事にとらわれない、おお...
こうぜん‐の‐ひみつ【公然の秘密】
秘密であることにはなっているが、広く世間に知れ渡ってしまっていること。
こうぜん‐わいせつざい【公然猥褻罪】
不特定または多くの人の面前で、猥褻な行為をする罪。刑法第174条が禁じ、6か月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金...