こくら
[接尾]《古くは「こぐら」「ごくら」とも》動詞の連用形、まれに名詞などに付いて、競争する意を表す。くらべ。くら。「...
ごく‐らく【極楽】
1 《(梵)Sukhāvatīの訳》仏語。阿弥陀仏の浄土。西方十万億土のかなたにあり、広大無辺にして諸事が円満具足...
ごくらく‐あんようじょうど【極楽安養浄土】
「極楽1」に同じ。
ごくらく‐いん【極楽院】
奈良市にある元興寺の極楽坊の旧称。→元興寺 ⇒空也堂(くうやどう)
ごくらく‐おうじょう【極楽往生】
[名](スル) 1 極楽に生まれ変わること。 2 安らかに死ぬこと。「—を遂げる」
ごくらく‐おとし【極楽落(と)し】
ネズミ取りの一種。金網のかごで作り、中にえさを入れておいて、ネズミが入るとふたが閉じて捕らえる仕掛けのもの。ねずみ...
ごくらく‐かい【極楽界】
「極楽1」に同じ。
ごくらく‐じ【極楽寺】
神奈川県鎌倉市極楽寺町にある真言律宗の寺。山号は霊鷲山。開創、正元元年(1259)、開基は北条重時、開山は忍性。江...
ごくらくじ‐ざか【極楽寺坂】
神奈川県鎌倉市長谷から極楽寺に通じる坂道。鎌倉七口の一つで、新田義貞の鎌倉攻めのときの古戦場。極楽寺の切り通し。
ごくらく‐じょうど【極楽浄土】
「極楽1」に同じ。
ごくらくせいいたいしょうぐん【極楽征夷大将軍】
垣根涼介の小説。令和5年(2023)刊行。足利尊氏の生涯を、弟の直義と側近の高師直の視点から描いた歴史小説。第16...
ごくらく‐せかい【極楽世界】
「極楽1」に同じ。
ごくらく‐ちょう【極楽鳥】
フウチョウの別名。
ごくらくちょう‐か【極楽鳥花】
ゴクラクチョウカ科の多年草。高さ約1メートル。葉は根生する。花茎の先に鳥のくちばし状の仏炎苞(ぶつえんほう)をつけ...
ごくらく‐とんぼ【極楽蜻蛉】
楽天的でのんきそうな者をあざけったりからかったりしていう語。 [補説]書名別項。→ごくらくとんぼ
ごくらくとんぼ【極楽とんぼ/極楽トンボ】
(極楽とんぼ)里見弴の中編小説。昭和36年(1961)1月、「中央公論」誌に発表。同年刊行。 (極楽トンボ)青島幸...
ごくらく‐なわ【極楽縄】
東北・北陸地方の一部で、死者を座棺に納めるとき、首と両ひざとをつなぐなわ。不浄縄。
極楽(ごくらく)願(ねが)うより地獄(じごく)作(つく)るな
極楽往生を願うよりも、まず地獄に落ちるような悪業をしないように心がけるべきである。
ごくらく‐の‐うてな【極楽の台】
極楽にあるという蓮華(れんげ)の台。
ごくらく‐の‐とうもん【極楽の東門】
極楽の東側にあり、人間世界に向かって開いているという門。
ごくらく‐の‐むかえ【極楽の迎え】
極楽往生を願う人の臨終に、阿弥陀仏や観音・勢至などの菩薩(ぼさつ)が迎えに来ること。来迎。
ごくらく‐まんだら【極楽曼荼羅】
極楽のようすを描いた図絵。浄土曼荼羅。浄土変相図。