さお【さ青】
[名・形動]《「さあお(さ青)」の音変化。「さ」は接頭語》青。まっさお。「人魂(ひとだま)の—なる君がただひとり逢...
さお【竿/棹】
[名] 1 枝・葉を取り払った竹や木の細長い棒。物干し竿・釣り竿・旗竿など。合成樹脂・金属製もある。 2 水底に突...
さお【佐保】
⇒さほ(佐保)
さ‐お【真麻】
《「さ」は接頭語》あさ。麻糸。「麻衣(あさぎぬ)に青衿(あをくび)着けひた—を裳(も)には織り着て」〈万・一八〇七〉
サオ
海王星の第11衛星。2002年に発見された。名の由来はギリシャ神話の海のニンフ。海王星の赤道面に対して大きく傾いた...
さお‐いし【竿石】
石灯籠(いしどうろう)の、台石の上にあって火袋を支える柱状の石。
さお‐いれ【竿入れ】
「竿打ち」に同じ。
さ‐おう【沙翁】
《「沙」は「沙比阿」などの略》シェークスピアのこと。しゃおう。
さおう‐うおう【左往右往】
[名](スル)「右往左往」に同じ。
さお‐うた【棹歌】
船頭などが棹をさしながらうたう歌。ふなうた。さおのうた。とうか。
さお‐うち【竿打ち】
江戸時代、間竿(けんざお)で田畑の面積を測量したこと。また、検地のこと。竿入れ。
さ‐おお【さ小峰】
《「さ」は接頭語》小さい峰。「—には幡(はた)張り立て」〈記・下・歌謡〉
さお‐かけ【竿掛(け)/竿架(け)】
1 物干し竿などをかけておく道具。竿受け。 2 釣りで、置き竿のときに竿を受けるための道具。竿受け。
さお‐がしら【竿頭】
釣り船に乗り合わせた人の中でいちばん多く魚を釣った人。
さお‐がね【竿金】
「竹流し2」に同じ。
さお‐がわ【佐保川】
⇒さほがわ(佐保川)
さお‐コンパス【竿コンパス】
直線定規の両端にコンパス脚を付けた製図用具。普通のコンパスで描くことのできない大きい円を描くときに用いる。ビームコ...
さお‐さ・す【棹さす】
[動サ五(四)] 1 棹を水底に突いて舟を進める。「流れに—・す」 2 調子を合わせて、うまく立ち回る。「時流に—・す」
さ‐おしか【小牡鹿】
《「さ」は接頭語》雄の鹿。おじか。《季 秋》「—のよび下る月の尾上かな/闌更」
さおしか‐の【小牡鹿の】
[枕]小牡鹿の分け入る野の意から、地名の「入野(いりの)」にかかる。「—入野のすすき初尾花」〈万・二二七七〉
さお‐だけ【竿竹】
竿にした竹。たけざお。
さお‐だち【棹立ち/竿立ち】
馬などが、前足を上げて、まっすぐに立ち上がること。棒立ち。「音におびえて馬が—になる」
さお‐つぎ【竿継ぎ】
木材の継ぎ手の一種。材端に作った長い枘(ほぞ)を他の木材の枘穴に差し入れ、さらに車知栓(しゃちせん)を打ち込んで固...
さお‐づり【竿釣(り)】
釣り竿を使って魚を釣ること。
さ‐おととし【一昨昨年】
一昨年の前の年。さきおととし。「—の二月(きさらぎ)の十日ごろ」〈竹取〉
さ‐おとめ【早少女/早乙女】
《「さ」は接頭語》 1 田植えをする若い女。《季 夏》「—や泥手にはさむ額髪/鬼城」 2 少女。おとめ。
さおとめ‐みつぐ【早乙女貢】
[1926〜2008]小説家。満州の生まれ。本名、鐘ヶ江(かねがえ)秀吉。山本周五郎のもとで研鑽(けんさん)を積み...
さお‐とり【竿取り】
江戸時代、検地の際、間竿(けんざお)を持って土地の測量に当たった役人。
さお‐とり【棹取り】
舟の棹を操ること。かじとり。「—に速けむ人し」〈記・中・歌謡〉
竿(さお)の先(さき)に鈴(すず)
騒がしいこと、おしゃべりなことをたとえていう。
さお‐ばかり【竿秤/棹秤】
秤の一。竿の一端にはかる物をのせる皿または引っかける鉤(かぎ)を垂らし、その近くにつけた下げ緒をつまみ上げて支点と...
さお‐ひめ【佐保姫】
⇒さほひめ(佐保姫)
さお‐ぶぎょう【竿奉行】
江戸時代、竿打ちをつかさどった奉行。竿入れ奉行。
さお‐ぶち【竿縁】
天井板を支えるために、また、装飾として、床の間と平行に1尺5寸(約45センチ)ほどの間隔で取り付けた細長い材。
さおぶち‐てんじょう【竿縁天井】
竿縁の上に板を張った天井。
さ‐おぶね【さ小舟】
《「さ」は接頭語》小さい舟。こぶね。おぶね。「彦星(ひこほし)の川瀬を渡る—のえ行きて泊(は)てむ川津し思ほゆ」〈...
さお‐ほぞ【竿枘】
普通より細長く作った枘。
さお‐ぼり【棹掘り】
先端に錐(きり)を取り付けた鉄または木の棒を、上下させたり回転させたりして穴を掘る方法。
さお‐もの【棹物】
「棹物菓子」の略。
さおもの‐がし【棹物菓子】
細長く製した和菓子の総称。羊羹(ようかん)・外郎(ういろう)・素甘(すあま)など。棹菓子。
さお‐やま【佐保山】
⇒さほやま(佐保山)
さ‐おり【早降り】
《「さ」は田の神の意》田植え始めに、田の神を迎えて無事な収穫を祈る祭り。早開(さびら)き。→早上(さのぼ)り
さ‐おり【狭織り】
帯に用いるように、幅を狭く織った倭文布(しずぬの)。後世の真田(さなだ)織りの類という。「いにしへの—の帯を結び垂...
さ‐おん【差音】
高さの異なる二つの音が同時に響くときに派生する、おのおのの振動数の差にあたる振動数をもつ音。→結合音