さん‐こ【三戸】
1 非常に少ない戸数。小国のたとえ。「楚は—の小国なれども」〈太平記・三七〉 2 感覚をつかさどる三つの戸口、すな...
さん‐こ【三呼】
[名](スル)三たび声に出して言うこと。「万歳(ばんざい)を—する」
さん‐こ【三孤】
中国、周代の官職名。三公の下で天子を補佐した少師・少傅(しょうふ)・少保のこと。
さん‐こ【三鈷】
金剛杵(こんごうしょ)の一。金属製で杵(きね)の形をし、両端が三つに分かれているもの。三鈷杵(さんこしょ)。
さん‐こ【三鼓】
雅楽で、唐楽に用いられる3種の打楽器。羯鼓(かっこ)・太鼓・鉦鼓(しょうこ)。
さん‐こ【三顧】
《三国時代の中国で、蜀(しょく)の劉備(りゅうび)が、諸葛亮(しょかつりょう)を軍師として招くために、その草庵を三...
さん‐こ【山呼】
《漢の武帝が嵩山(すうざん)で山を祭ったとき、臣下が万歳を叫んだところから》万歳を唱えて天子を賀すること。
さん‐こう【三公】
1 律令制における太政大臣・左大臣・右大臣。のちに、左大臣・右大臣・内大臣の称。三槐。 2 中国の官名。最高の地位...
さん‐こう【三光】
1 太陽と月と星のこと。 2 きらきらと光り輝く、りっぱな細工物。 3 「三光鳥」の略。 4 《鳴き声を「つきひほ...
さん‐こう【三后】
太皇太后(たいこうたいごう)・皇太后・皇后のこと。三宮(さんぐう)。
さん‐こう【三行】
三つのよい行い。子が親になすべき、孝養・葬礼・祭事。また、人が重んずべき三つの行い、すなわち、父母に孝行を尽くすこ...
さん‐こう【三更】
五更の第三。およそ現在の午後11時または午前零時からの2時間をいう。子(ね)の刻。丙夜(へいや)。
さん‐こう【三皇】
中国古代の伝説的な三人の天子。伏羲(ふっき)・神農(しんのう)・黄帝、燧人(すいじん)・伏羲・神農、伏羲・女媧・神...
さん‐こう【三綱】
儒教で、君臣・父子・夫婦の踏み行うべき道。「—五常」
さん‐こう【山行】
1 山に遊びに行くこと。山遊び。また、登山に行くこと。「連休の—計画」 2 山の中を通って行くこと。山中の旅行。
さん‐こう【参向】
[名](スル)高位の人の所へ出向くこと。参上。「宮中へ—する」
さん‐こう【参考】
[名](スル)何かをしようとするときに、他人の意見や他の事例・資料などを引き合わせてみて、自分の考えを決める手がか...
さん‐こう【参候】
[名](スル) 1 貴人のもとに行って機嫌をうかがうこと。伺候。「京都に出て、直ちに白河家に—し」〈藤村・夜明け前...
さん‐こう【参校/参較】
いくつかのものを比べ合わせて考えること。また、校正すること。
さん‐こう【散光】
乱反射して四方に散乱する光線。曇り空の光や磨(す)りガラスを通った光などにみられ、一定方向の影を生じないので、無影...
さん‐こう【鑽孔】
[名](スル)穴をあけること。穴を打ち抜くこと。
さん‐こう【三高】
1 「第三高等学校」の略称。 2 俗に、高学歴・高収入・高身長である男性のこと。女性が結婚相手に望む条件をいったも...
さんこう‐いちもんじ【三光一文字】
紋所の名。一文字の上に三つの星を三角形に置いたもの。三星(みつぼし)一文字。
さんこう‐えんざんし【三項演算子】
数学やプログラミング言語で、三つのオペランド(値や変数)を扱う演算子。C言語で「a?b:c」と書くと、もしaが真な...
さんこう‐き【鑽孔機】
⇒穿孔機(せんこうき)
さんこう‐きゅうけい【三公九卿】
三公と九卿。太政大臣以下の朝廷の高位の人々。
さんこう‐きろく【参考記録】
公式な記録としてではなく残される記録のこと。特に、追い風参考記録のこと。
さん‐こうごう【三皇后】
「三后(さんこう)」に同じ。
さんこう‐さくせん【三光作戦】
日中戦争下、日本軍が行った残虐で非道な戦術に対する中国側の呼称。三光とは、焼光(焼き尽くす)・殺光(殺し尽くす)・...
さんこうしゃ‐ごげんぎょう【三公社五現業】
日本国有鉄道・日本専売公社・日本電信電話公社の三公社と、郵政・造幣・印刷・国有林野・アルコール専売の五事業の総称。...
さんこうしゅう【山光集】
会津八一の歌集。昭和19年(1944)刊行。
さんこう‐しょ【参考書】
調査・研究・教授・学習などの際に参考とする書物。「受験—」
さんこう‐じゅんりつ【参考純率】
損害保険会社が保険料率を算定する際に利用する、純保険料率の参考値。損害保険料率算出機構が会員である損保会社から提供...
さんこう‐じょう【三光尉】
能面の一。室町後期の面打ちの三光坊が作ったとされる、庶民的な老人の相をもった面。
さんこう‐すいちょう【山高水長】
山がいつまでも高くそびえ、水がいつまでも流れているように、聖人君子の徳が長く伝わること。
さんこう‐せいうん【散光星雲】
星間物質の濃密な部分が恒星の光を吸収し、特有の光を放射したり恒星の光を反射したりして輝いているもの。銀河系内星雲の...
さんこうたいへいき【参考太平記】
太平記の校訂・注釈書。40巻41冊または64冊。今井弘済・内藤貞顕編。元禄2年(1689)成立、元禄4年(1691...
さんこう‐ちょう【三光鳥】
1 カササギヒタキ科サンコウチョウ属の鳥。全長42センチほどで、尾が長く、雄は28センチ、雌は17センチくらいある...
さんこう‐てんし【三光天子】
仏語。日天子・月天子(がってんし)・明星天子のこと。太陽・月・星のこと。
さんこう‐にん【参考人】
1 犯罪捜査のため、被疑者以外の者で捜査機関に出頭を求められ、取り調べを受ける者。出頭・供述は強制されない。 2 ...
さんこうにん‐しょうち【参考人招致】
国会の委員会で、調査などのために参考人を招き寄せて意見をきくこと。参考人は出頭を強制されない。 [補説]証人喚問と...
さんこう‐の‐びょう【三光の鋲】
兜(かぶと)の鉢(はち)に眉庇(まびさし)を釘づけにするため、3か所に打つ鋲。
さんこう‐ぶんけん【参考文献】
調査・研究などの参考資料にする書物など。
さんこう‐めぬけ【さんこう目抜】
フサカサゴ科の海水魚。水深200〜500メートルの海底にすむ。全長約50センチ、赤色。美味。
さんこう‐りゅう【三溝粒】
花粉の分類で、発芽のための溝または孔が原則的に3個のもの。またその派生型も含む。被子植物のうち、真正双子葉植物の多...
さん‐こく【山谷】
山と谷。また、山中の谷。
さん‐こく【惨酷/酸酷】
[名・形動]「残酷(ざんこく)」に同じ。「嗚呼流毒の—なる地震より甚しきはなし」〈津田真道・明六雑誌一七〉
さん‐こくし【三国司】
室町時代、国司を称した三家。土佐の一条氏、伊勢の北畠(きたばたけ)氏、飛騨の姉小路(あねがこうじ)氏。いずれも公家...
さんこ‐じ【三鈷寺】
京都市西京区にある西山宗の本山。承保元年(1074)天台宗の僧源算の創建で、北尾往生院と称したのに始まる。のち、法...
さん‐こつ【山骨】
山の土砂が崩れ落ちて岩石の露出した所。また、その岩。