さん‐さ【三叉】
3筋に分かれること。みつまた。「—路」
さん‐さ【蚕渣/蚕沙】
蚕(かいこ)の糞(ふん)や脱皮殻に、桑のくず葉などの混じったもの。肥料にする。
さんさ
[感]民謡などのはやしことば。「いとし源衆に逢ふ夜さは、—」〈松の葉・二〉
さん‐さい【三才】
1 世界を形成するものとしての天・地・人の称。三元。三儀。三極。 2 宇宙に存在する万物の総称。「和漢—図会(ずえ...
さん‐さい【三災】
仏語。3種の災厄。住劫(じゅうこう)の減劫に起こる刀兵災・疾疫災・飢饉(ききん)災の小三災と、壊劫(えこう)の終わ...
さん‐さい【三彩】
低火度溶融の色釉(いろぐすり)を施した陶器。3色とは限らず、2色・4色のものも多い。中国唐代の唐三彩で技法的に熟成...
さんさい【三斎】
細川忠興(ほそかわただおき)の号。
さん‐さい【三際】
「三世(さんぜ)1」に同じ。
さん‐さい【山妻】
田舎育ちの妻という気持ちで、自分の妻をへりくだっていう語。愚妻。荊妻(けいさい)。
さん‐さい【山斎】
山中の、休息のための室。山荘。
さん‐さい【山菜】
山野でとれる食用植物。ワラビ・ウド・ゼンマイなど。「—料理」
さん‐さい【山塞/山寨/山砦】
山中に築いたとりで。また、山賊のすみか。
さん‐さい【散斎】
⇒荒忌(あらい)み
さん‐さいいち【三斎市】
中世、1か月に3回定期的に開かれた市。四日市・五日市など開催日にちなんだ地名にその名残をとどめる。
さん‐さいがつ【三斎月】
⇒三長斎月(さんちょうさいがつ)
さんさいじ‐しんわ【三歳児神話】
子供が3歳になるまでは母親が子育てに専念すべきであり、そうしないと成長に悪影響を及ぼすという考え方。賛否両論がある。
さん‐さいじょ【三才女】
三人の才女。特に、平安中期の三人の女流歌人、紀内侍・伊勢大輔・小式部内侍のこと。 県門(けんもん)の三才女のこと。
さんさいずえ【三才図会】
中国の類書。106巻。明の王圻(おうき)撰。1607年成立。天・地・人の三才に及ぶあらゆる事物を、天文・地理・人物...
さんさいのおんな【三彩の女】
森礼子の小説。昭和58年(1983)刊行。
さんさい‐ばおり【三斎羽織】
筒袖で、背縫いの裾が割れている陣羽織。細川忠興の創案という。
さんさい‐ぼり【三斎彫】
細川忠興が余技として刀剣の柄頭(つかがしら)や鐔(つば)に施した飾り彫り。
さんさい‐りゅう【三斎流】
茶道の流派の一。細川忠興を開祖として、江戸初期に成立。
さんざ‐か【山茶花】
《「さんさか」とも》「さざんか(山茶花)」に同じ。〈日葡〉
さん‐さがり【三下り】
三味線の調弦法の一。本調子の第3弦を1全音(長2度)下げたもの。粋(いき)や艶(つや)を表し、長唄・小唄に多く用いる。
さん‐さく【三作】
有名な三人の刀工、粟田口吉光・岡崎正宗・郷義弘。また、その刀剣。→奈良三作
さん‐さく【三朔】
「三朔日(さんついたち)」に同じ。
さん‐さく【刪削】
[名](スル)不要の文字などを削り取ること。
さん‐さく【散策】
[名](スル)これといった目的もなく、ぶらぶら歩くこと。散歩。「野山を—する」
さんさ‐しぐれ【さんさ時雨】
宮城県仙台地方の民謡。江戸中期から祝儀歌として流行。本来は手拍子だけの歌で、三味線の伴奏がつくのは明治以降。
さんさ‐しんけい【三叉神経】
延髄から出て、眼神経・上顎(じょうがく)神経・下顎神経の三つに分かれる神経。第五脳神経で、顔面の知覚、咬筋(こうき...
さんさしんけい‐せつ【三叉神経節】
三叉神経の感覚神経の細胞体が集まっている部分。側頭骨の錐体先端部に位置し、眼神経・上顎神経・下顎神経に分岐する。
さんさ‐しんけいつう【三叉神経痛】
三叉神経の分布領域に生じる痛み。顔半面にみられ、針を刺すような激しい痛みで、俗に顔面神経痛という。
サン‐サバン
フランス南西部、ヌーベル‐アキテーヌ地方、ビエンヌ県の都市ポアチエ近郊の町。ガルタンプ川沿いにある。5世紀の殉教聖...
サンサバンシュルガルタンプ‐きょうかい【サンサバンシュルガルタンプ教会】
《Abbatiale Saint-Savin sur Gartempe》⇒サンサバンシュルガルタンプ修道院付属教会
サンサバンシュルガルタンプ‐しゅうどういんふぞくきょうかい【サンサバンシュルガルタンプ修道院付属教会】
《Abbatiale de Saint-Savin sur Gartempe》フランス南西部、ヌーベル‐アキテーヌ...
サン‐サバール‐デ‐モン
カナダ、ケベック州南部、ローレンシャン高原の町。同地域の観光拠点として知られ、サンサバール山にスキー場やテーマパー...
サンサビーノ‐だいせいどう【サンサビーノ大聖堂】
《Cattedrale di San Sabino》⇒バリ大聖堂
さんさ‐ぶし【さんさ節】
1 江戸時代の流行歌謡。歌詞の中に「さんさ」という囃子詞(はやしことば)がつく。 2 三重県の民謡で、南部一帯でう...
サンサルバトーレ‐さん【サンサルバトーレ山】
《Monte San Salvatore》スイス南部、ティチーノ州にある山。ルガノの南郊に位置する。標高912メー...
サン‐サルバドル
中央アメリカ、エルサルバドルの首都。サンサルバドル県の県都。同国中西部に位置する。中米統合機構(旧中米機構)の事務...
サン‐サルバドル
スペイン北東部、カタルーニャ州の町。地中海岸のコスタドラダに面する海岸保養地。カタルーニャ出身のチェロ奏者カザルス...
サンサルバドル‐さん【サンサルバドル山】
《Volcán de San Salvador》中央アメリカ、エルサルバドル中西部にある火山。首都サンサルバドルの...
サン‐サルバドル‐デ‐フフイ
⇒フフイ
サンサルバドルデラプンタ‐ようさい【サンサルバドールデラプンタ要塞】
《Castillo San Salvador de la Punta》キューバの首都ハバナの旧市街にあるプンタ要塞...
サンサルバドル‐とう【サンサルバドル島】
西インド諸島のバハマ諸島中央部に位置する島。バハマ領。1492年、コロンブスが新世界探検航海で最初に上陸した島。旧...
さんさ‐ろ【三叉路】
三つまたに分かれている道。Y字路。
さん‐さん【三三】
1 吉数とされる三を重ねた、めでたい数。 2 五目並べで、三目並んだ石が同時に2か所以上にできること。禁手とされる...
さん‐さん【珊珊】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 身につけた玉などの鳴る音を表す語。 2 きらきらと美しく輝くさま。「水晶の数珠...
さん‐さん【毿毿】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 髪の毛などがふさふさとして長いさま。「幾ヶ月となく刈り込まない—たる髪の毛と共...
さん‐さん【潸潸】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 涙をさめざめと流すさま。「悲涙—として下る」〈織田訳・花柳春話〉 2 雨の降る...