さん‐ぜ【三世】
1 仏語。前世・現世・来世、または過去世・現在世・未来世。過去・現在・未来の称。三界。三際(さんさい)。 2 本人...
さんぜいっしん‐の‐ほう【三世一身の法】
養老7年(723)、開墾奨励のために出された法。用水路を開いて開墾した者には本人から3代、既設の用水を利用して開墾...
さんぜ‐いんが【三世因果】
仏語。過去・現在・未来の3世にわたって因果の法則が支配すること。
さんぜ‐しょぶつ【三世諸仏】
仏語。過去・現在・未来の3世にわたって存在する一切の仏。
さんぜ‐じっぽう【三世十方】
仏語。三世と十方。無限の時間と無限の空間。
さんぜ‐そう【三世相】
1 仏教の因縁説に陰陽家(おんようけ)の五行相生・五行相剋(そうこく)の説をまじえ、人の生年月日の干支(えと)や人...
さんぜそう【三世相】
「三世相錦繍文章(さんぜそうにしきぶんしょう)」の通称。
さんぜそうにしきぶんしょう【三世相錦繍文章】
歌舞伎狂言。常磐津(ときわず)。3世桜田治助作。4世岸沢古式部・6世岸沢式佐作曲。安政4年(1857)江戸中村座初...
さんぜそう‐めいかん【三世相命鑑】
3世の因果・吉凶をわかりやすく説いた書物。
さん‐ぜつ【三絶】
1 三つの技芸、特に詩・書・画に秀でて並ぶものがないこと。また、そのような人。 2 三首の絶句。 3 三度切れるこ...
さん‐ぜつ【惨絶】
[名・形動]悲惨極まりないこと。非常にいたましいこと。また、そのさま。「—な事故現場」
さんぜ‐の‐えん【三世の縁】
3世の間、切れることのない縁。特に、主従のつながり。三世の契り。
さんぜ‐の‐おん【三世の恩】
《主従は三世という考えから》主君の恩。
さんぜ‐の‐かくも【三世の覚母】
文殊菩薩(もんじゅぼさつ)のこと。
さんぜ‐の‐ちぎり【三世の契り】
「三世の縁」に同じ。
さんぜ‐りょうだつ【三世了達】
仏語。過去・現在・未来にわたって、一切を明らかに悟っていること。諸仏の智慧は3世を見通しであること。
さん‐ぜん【三千】
1 千の3倍の数。 2 非常に数の多いことを表す語。
さん‐ぜん【参禅】
[名](スル)禅の道に入って修行すること。また、座禅を組むこと。「本山に—する」
さん‐ぜん【産前】
出産の前。「—産後」
さん‐ぜん【惨然】
[ト・タル][文][形動タリ]いたましいさま。また、いたみ悲しむさま。「—たる零落の形容一見して眼にあふれたり」〈...
さん‐ぜん【潸然】
[ト・タル][文][形動タリ]涙を流して泣くさま。「—として涙下った」〈中島敦・弟子〉
さん‐ぜん【燦然/粲然】
[ト・タル][文][形動タリ]きらきらと光り輝くさま。また、はっきりしているさま。鮮やかなさま。「—と輝く星」「—...
さんぜん‐いん【三千院】
京都市左京区にある天台宗の寺。天台宗五門跡の一。山号は魚山。開創は延暦年間(782〜806)、最澄が比叡山東塔南谷...
さんぜん‐せかい【三千世界】
「三千大千世界」の略。
さんぜん‐だいせんせかい【三千大千世界】
仏教の世界観による広大無辺の世界。須弥山(しゅみせん)を中心に日・月・四大州・六欲天・梵天などを含む世界を一世界と...
三千(さんぜん)の寵愛(ちょうあい)一身(いっしん)にあり
《白居易「長恨歌」で、楊貴妃について言われたところから》宮中にいる多数の女性の中で、ただ一人だけが天子の寵愛を受け...
さんぜんり【三千里】
河東碧梧桐の随筆。明治39年(1906)から明治44年(1911)にかけて、中断を挟みながら2度の全国行脚の旅に出...
サンゼーノ‐だいせいどう【サンゼーノ大聖堂】
《Cattedrale di San Zeno》⇒ピストイア大聖堂
サンゼーノ‐マッジョーレ‐きょうかい【サンゼーノマッジョーレ教会】
《Basilica di San Zeno Maggiore》イタリア北東部、ベネト州の都市ベローナにあるロマネス...