しば【芝】
1 イネ科の多年草。日当たりのよい地に密に生える。茎は強く、地面をはい、5月ごろ繊細な茎を出して紫色がかった穂をつ...
しば【芝】
東京都港区の地名。芝公園・増上寺・泉岳寺・東京タワーなどがある。もと東京市の区名。
しば【柴】
山野に生える小さい雑木の総称。また、それを折って薪や垣とするもの。そだ。しばき。
しば【斯波】
姓氏の一。 清和源氏。鎌倉中期、足利家氏が陸奥(むつ)斯波郡を領地としたのに始まる。嫡流は室町幕府の管領家となった...
し‐ば【司馬】
1 中国、周の六卿の一。夏官の長で、官制・祭祀(さいし)・軍事をつかさどった。前漢には大司馬と称し、三公の一。 2...
し‐ば【死馬】
死んだ馬。
し‐ば【駟馬】
4頭立ての馬車。また、その馬車を引く4頭の馬。しめ。
シバ
ヒンズー教で、ブラフマー・ビシュヌ神とともに三神の一。破壊と創造をつかさどる神で、生殖器崇拝とも関係が深い。 [補...
しば【暫】
[副]しばらく。「—させ給へと呼ばはったり」〈浄・先代萩〉
しば【屡】
[語素]動詞の上に付いて、動作・作用が何度も繰り返し行われる意を表す。しきりに。たびたび。多く「しばたたく」「しば...
しば‐あめ【屡雨】
断続的に降る雨。にわか雨。むらさめ。
しば‐い【芝居】
1 《5などに由来》歌舞伎などの興行物。しばや。「—好き」「—通」 2 役者などが演技をすること。また、その演技。...
しば‐い【司馬懿】
[179〜251]中国、三国時代の魏の武将・政治家。河内(河南省)の人。字(あざな)は仲達。魏の曹操・曹丕(そうひ...
しばい‐うた【芝居唄】
1 歌舞伎の下座音楽として歌われる長唄・端唄(はうた)・小唄など。下座唄。 2 元禄〜正徳(1688〜1716)ご...
しばい‐え【芝居絵】
歌舞伎を題材にした絵画の総称。劇場・舞台面・役者などを描いた浮世絵に多い。
しばい‐がかり【芝居掛(か)り】
[名・形動]芝居がかっていること。いかにも作り事めいていて、わざとらしいこと。また、そのさま。「—な式次第」
しばい‐がか・る【芝居掛(か)る】
[動ラ五(四)]物の言い方や動作が芝居のような誇張した調子になる。いかにも大げさに振る舞う。「—・った口調」
しばい‐ぎ【芝居気】
1 何か事をたくらんで、人が驚くのをおもしろがる気質。しばいげ。しばいっけ。「—の多い人」 2 人前をつくろう気持...
しばい‐げ【芝居気】
「芝居気(しばいぎ)1」に同じ。
しばい‐こ【芝居子】
芝居の俳優。特に、歌舞伎の少年俳優。舞台子。「里の小娘をそそのかし、—に気をとられ」〈浮・一代男・五〉
しばい‐ごころ【芝居心】
1 「芝居気(しばいぎ)3」に同じ。 2 「芝居気(しばいぎ)4」に同じ。「—のある人」
しばい‐ごや【芝居小屋】
歌舞伎などを興行する建物。劇場。
しばい‐じ・みる【芝居染みる】
[動マ上一]作り事めいている。芝居がかる。「—・みた振る舞い」
しばい‐たい【四倍体】
⇒よんばいたい(四倍体)
しばい‐ぢゃや【芝居茶屋】
劇場に付属して、観客の案内・食事・休憩などの世話をした茶屋。
しば‐いぬ【柴犬】
日本犬の一品種。小形で、毛色は褐色のものが多い。本来はキツネ・アナグマ用の猟犬だが、家庭犬としても重用される。しばけん。
芝居(しばい)の植木(うえき)
根拠がないことをしゃれていう語。芝居で用いる大道具の植木には根がないことから。
しばい‐ばなし【芝居咄/芝居噺】
1 落語で、鳴り物や役者の声色(こわいろ)を入れ、時には大道具・小道具なども使い、芝居そっくりに聞かせるもの。 2...
しばい‐ばんづけ【芝居番付】
歌舞伎などで、興行の宣伝、狂言の案内のために作られた印刷物。上演月日・場所・演目・配役・舞台面の絵などを記したもの...
しばい‐もの【芝居者】
1 劇場に勤める人たちの総称。 2 歌舞伎の俳優。役者。
芝居(しばい)を打(う)・つ
人をだまそうとして作り事をしたり言ったりする。「味方につけるために—・つ」
しば‐うち【芝打ち】
1 幕やひもなどの垂れた先が地面に触れること。また、その幕やひも。 2 尻繋(しりがい)の総(ふさ)。 3 草摺(...
しばうち‐だけ【芝打ち長】
先端が地面に触れるほど垂れていること。また、そのくらいの長さ。「厚総(あつふさ)の尻繋(しりがひ)の、只今染め出で...
しばうら【芝浦】
東京都港区の地名。東京港の一部をなす。芝の生えた海岸の意で、もと芝浜ともいった。
しばうら‐こうぎょうだいがく【芝浦工業大学】
東京都江東区に本部がある私立大学。昭和2年(1927)創設の東京高等工商学校に始まり、芝浦工業専門学校を経て、昭和...
しば‐えい【司馬睿】
[276〜322]中国、東晋の初代皇帝。在位317〜322。司馬懿(しばい)の曽孫。諡(おくりな)は元帝。琅邪王と...
しば‐えび【芝海老/芝蝦】
十脚目クルマエビ科のエビ。体長約15センチ。体色は淡青色で、濃青色の小斑点がある。東京湾など内湾にすむ。食用。
しば‐えん【司馬炎】
[236〜290]中国、西晋の初代皇帝。在位265〜290。司馬懿(しばい)の孫。字(あざな)は安世。廟号(びょう...
しば‐おんこう【司馬温公】
⇒司馬光(しばこう)
しば‐からど【柴唐戸】
庭の入り口に設ける両開きの戸。框(かまち)を煤竹(すすだけ)で作り、上部の3分の1は割り竹をひし形に組んで藤づるで...
しば‐かり【芝刈(り)】
芝を刈ること。「—機」《季 夏》
しば‐かり【柴刈(り)】
山野に自生する小さな雑木を刈り取ること。また、刈り取る人。「奉公初めは男が—、女が潮くみときまっている」〈鴎外・山...
しば‐がき【柴垣】
1 《上代は「しばかき」》柴を編んでつくった垣。しまがき。 2 「柴垣節」の略。 3 「柴垣踊り」の略。
しばがき‐おどり【柴垣踊(り)】
江戸初期に流行した踊り。柴垣節に合わせて、からだをくねらせ、手や胸を打ちながら踊ったもの。
しばがき‐ぶし【柴垣節】
江戸初期の俗謡。承応・明暦年間(1652〜1658)ごろに流行。もとは北国の米つき歌とも、山の手の奴(やっこ)たち...
シバガス
亜酸化窒素の商品名。
しば‐がみ【柴神】
峠や山道の入口などにあって、通行人の安全を守るという神。通る人が柴や草を手向ける風習がある。柴折り様。柴取り神。
しば‐き【柴木】
「柴(しば)」に同じ。「小舟を借って、—を上に取り掩(おほ)ひ」〈古活字本保元・中〉
しばき‐あ・げる
[動ガ下一]棒や鞭などで、手ひどくたたいたり打ったりする。「しばしば曽田を—・げて内務教育をした男であった」〈野間...
しばき‐よしこ【芝木好子】
[1914〜1991]小説家。東京の生まれ。本姓、大島。「青果の市」で芥川賞受賞。戦後、「洲崎(すさき)パラダイス...