しら【白】
[名] 1 他の語の上に付いて複合語をつくる。 ㋐白色である意を表す。「—雲」「—菊」 ㋑色や味などを加えていない...
しら‐あえ【白和え/白韲え】
豆腐・白ごま・白味噌をすりまぜて味をつけ、こんにゃく・野菜などをあえた料理。
しら‐あお【白青】
1 染め色の名。白みを帯びた青。薄い緑色。しろあお。 2 襲(かさね)の色目の名。表裏ともに薄い緑色。しろあお。
しら‐あお【白襖】
表裏ともに白の狩衣(かりぎぬ)。しろあお。
しら‐あかげ【白赤毛】
馬の毛色の名。薄い栗毛。しろあかげ。
しら‐あしげ【白葦毛】
馬の毛色の名。白毛の多くまじった葦毛。しろあしげ。
しら‐あや【白綾】
白絹の綾織物。
しらあや‐おどし【白綾威】
鎧(よろい)の威の一。白綾を細かく畳んでおどしたもの。
しら‐あり【白蟻】
「しろあり」に同じ。
しら‐あわ【白泡/白沫】
白い泡。しろあわ。
白泡(しらあわ)噛(か)ま・す
馬の口から白い泡を吹かせる。馬を勇むようにさせること。「白瓦毛(しろかはらけ)なる馬の太く逞しきに、—・せて」〈太...
しらい【白井】
姓氏の一。 [補説]「白井」姓の人物白井喬二(しらいきょうじ)白井権八(しらいごんぱち)白井松次郎(しらいまつじろ...
しらい‐きょうじ【白井喬二】
[1889〜1980]小説家。神奈川の生まれ。本名、井上義道。斬新(ざんしん)な時代小説で文壇に登場。のち雑誌「大...
しらい‐ごんぱち【白井権八】
[?〜1679]江戸初期の鳥取藩の武士。本名、平井権八。江戸の遊女小紫に迷い、辻斬(つじぎ)りをして処刑された。歌...
しらいし【白石】
姓氏の一。 [補説]「白石」姓の人物白石一郎(しらいしいちろう)白石(しらいし)かずこ白石一文(しらいしかずふみ)...
しらいし‐いちろう【白石一郎】
[1931〜2004]小説家。朝鮮の生まれ。一文の父。博多で文筆活動に専念し、九州の海を舞台にした海洋歴史小説を執...
しらいし‐かずこ【白石かずこ】
[1931〜2024]詩人。カナダの生まれ。本名、菱沼嘉寿子(ひしぬまかずこ)。詩集「卵のふる街」でデビュー。独創...
しらいし‐かずふみ【白石一文】
[1958〜 ]小説家。福岡の生まれ。一郎の子。昭和58年(1983)文芸春秋に入社、編集部員などを経て平成15年...
しらいし‐かつみ【白石勝巳】
[1918〜2000]プロ野球選手・監督。広島の生まれ。旧名、敏男。巨人の遊撃手として千葉茂・水原茂とともに鉄壁の...
しらいし‐じま【白石島】
岡山県の南西部、笠岡諸島にある島。鎧岩(よろいいわ)など巨岩奇岩が多い景勝地。盆に行われる白石踊りを伝承。
しら‐いた【白板】
1 塗料を施していない、白木の板。 2 魚のすり身を板にのせて蒸し上げてつくるかまぼこ。焼かないので白く仕上がる。
しら‐いと【白糸】
1 色を染めつけてない糸。白い糸。 2 滝の細い落水や白髪など、白くて細いもののたとえ。「滝の—」 3 《近世語》...
しらいと‐おどし【白糸威】
鎧(よろい)の威の一。白い糸でおどしたもの。しろいとおどし。
しらいと‐そう【白糸草】
シュロソウ科の多年草。山地の木陰に生え、高さ20〜35センチ。葉は根の際(きわ)に放射状につく。初夏、白い糸状の花...
しらいと‐の【白糸の】
[枕]「絶ゆ」「くる」などにかかる。「—絶ゆべき仲にあらねども」〈千穎集〉 「—くるしや何に乱れそめけん」〈新続古...
しらいと‐の‐たき【白糸の滝】
山形県最上郡戸沢村の、最上川峡谷にある滝。 長野県北佐久郡軽井沢町、浅間山東麓の湯川にある滝。 静岡県富士宮市、富...
しらいと‐もち【白糸餅】
ねじって、白糸の束の形に作ったしん粉餅。痩(や)せ馬。
しらいと‐わっぷせいど【白糸割符制度】
⇒糸割符
しらい‐まつじろう【白井松次郎】
[1877〜1951]実業家。京都の生まれ。弟の大谷竹次郎とともに松竹合名会社・松竹キネマを創立。歌舞伎座・大阪歌...
しらい‐みつたろう【白井光太郎】
[1863〜1932]植物学者。福井の生まれ。本草学を研究。また、日本の植物病理学の開拓者。著「植物病理学論考」「...
しら・う
[動ハ四](他の動詞の連用形に付いて)互いに…し合う。しろう。「いと深からずともなだらかなるほどにあひ—・はむ人も...
しら‐うお【白魚】
サケ目シラウオ科の海水魚。内湾にすみ2〜4月に川を上って産卵する。全長約10センチ。体は細長く、頭部が扁平で胴から...
しら‐うすよう【白薄様】
「しろうすよう」に同じ。
しら‐うめ【白梅】
1 白色の花をつける梅。はくばい。《季 春》「—に明る夜ばかりとなりにけり/蕪村」 2 襲(かさね)の色目の名。表...
しらうめがくえん‐だいがく【白梅学園大学】
東京都小平(こだいら)市にある私立大学。白梅学園短期大学を改組して、平成17年(2005)に開設した。子ども学部の...
しらうめ‐の‐とう【白梅之塔】
沖縄県糸満(いとまん)市にある慰霊塔。第二次大戦末期の沖縄戦で、看護隊として動員され戦死した沖縄県立第二高等女学校...
しら‐え【白絵】
彩色していない絵。墨の線だけで描いた絵。土佐派の絵などにいう。
しら‐えび【白蝦】
十脚目オキエビ科のエビ。体長約8センチ。体は透き通っており、死ぬと乳白色になる。富山湾、駿河湾などに分布。食用。食...
しら‐お【白魚】
「しらうお」の音変化。「—の小骨も抜いて食いそうなすました女めが」〈露伴・寝耳鉄砲〉
しらお【白雄】
⇒加舎白雄(かやしらお)
しらおい【白老】
北海道南西部、胆振(いぶり)総合振興局の地名。ポロト湖畔にアイヌ集落がある。
しらおい‐ちょう【白老町】
⇒白老
しらおか【白岡】
埼玉県東部にある市。元荒川など多くの河川が関東ロームを南東へと流れ、河川や用水路どうしの立体交差が多い。ナシの栽培...
しらおか‐し【白岡市】
⇒白岡
シラオス
インド洋、フランスの海外県レユニオン島の町。同島中央部、シラオス谷の中に位置する。標高1214メートル。温泉がある...
シラオス‐たに【シラオス谷】
《Le Cirque de Cilaos》インド洋、フランスの海外県レユニオン島の谷。同島中央部、ピトン‐デ‐ネー...
しら‐か【白香】
麻やコウゾの類を細かに裂いて白髪のようにして束ねたもの。神事に用いた。「奥山のさかきの枝に—付け木綿(ゆふ)とり付...
しら‐かげ【白鹿毛】
馬の毛色の名。全体が黄色がかった淡褐色で、脚に白毛がまじっているもの。木綿鹿毛(ゆうかげ)。しろかげ。
しら‐かし【白樫/白橿】
ブナ科の常緑高木。山地に自生。葉はやや細長く、裏面は灰白色。4月ごろ、尾状の雄花と苞(ほう)に覆われた雌花とがつき...
しら‐かす【白糟/酵】
白い酒かす。特に、これを溶かした白酒・甘酒の類。