しら‐か【白香】
麻やコウゾの類を細かに裂いて白髪のようにして束ねたもの。神事に用いた。「奥山のさかきの枝に—付け木綿(ゆふ)とり付...
しら‐かげ【白鹿毛】
馬の毛色の名。全体が黄色がかった淡褐色で、脚に白毛がまじっているもの。木綿鹿毛(ゆうかげ)。しろかげ。
しら‐かし【白樫/白橿】
ブナ科の常緑高木。山地に自生。葉はやや細長く、裏面は灰白色。4月ごろ、尾状の雄花と苞(ほう)に覆われた雌花とがつき...
しら‐かす【白糟/酵】
白い酒かす。特に、これを溶かした白酒・甘酒の類。
しら‐か・す【白かす】
[動サ四]興をさます。しらけさせる。「人を—・し、その座をさますなり」〈十訓抄・二〉
しら‐かば【白樺】
カバノキ科の落葉高木。高原・山地の日当りのよい所に生える。樹皮は白くて薄く、はがれやすい。葉は菱形または三角形。4...
しらかば【白樺】
文芸雑誌。明治43年(1910)4月創刊、大正12年(1923)8月廃刊。同人は武者小路実篤・志賀直哉・里見弴(さ...
しらかば‐こ【白樺湖】
長野県茅野(ちの)市北部、蓼科山(たてしなやま)西麓にある人造湖。昭和19年(1944)灌漑(かんがい)用として作...
しらかば‐は【白樺派】
日本近代文学の一派。雑誌「白樺」によった文学者・美術家の集団をいう。人道主義・理想主義・個性尊重などを唱えて自然主...
しらかば‐ゆ【白樺油】
白樺の樹皮を蒸留して作った油。一種の芳香があり、化粧品などの原料にする。
しら‐かべ【白壁】
1 漆喰(しっくい)で白く上塗りした壁。しろかべ。「—造り」 2 豆腐の異称。
しらかべ‐づくり【白壁造(り)】
建物の外側を白壁に造ること。また、その建物。
しら‐かみ【白紙】
1 色の白い紙。 2 何も書かれていない紙。はくし。
しら‐かみ【白髪】
白い髪。しらが。しろかみ。
しらかみ‐さんち【白神山地】
青森・秋田県境の山地。最高峰は向白神岳(むかいしらかみだけ)で標高1243メートル。ブナの原生林が広く残り、クマゲ...
しらかみ‐だけ【白神岳】
青森県南西部にある山。標高1235メートル。青森・秋田両県境に広がる白神山地にあり、花崗岩(かこうがん)類で構成さ...
しらかみ‐てがた【白紙手形】
借り主の押印のみがあり、後日、貸し主が金額などを記入するようにした借用証書。江戸時代に行われ、幕府はこれを厳禁した。
しらかみ‐みさき【白神岬】
北海道、渡島(おしま)半島南西端の岬。付近に青函トンネルの基点がある。
しら‐かゆ【白粥】
白米だけの粥。
しらかわ【白川/白河】
京都市北東部を流れる白川流域の地名。平安時代に藤原氏の別邸白河殿があった。 (白河)福島県南部の市。もと松平氏の城...
しらかわ【白川】
姓氏の一。 [補説]「白川」姓の人物白川英樹(しらかわひでき)白川方明(しらかわまさあき)白川義則(しらかわよしのり)
しらかわ‐いし【白川石/白河石】
1 京都市左京区北白川から産する黒雲母花崗岩(かこうがん)の石材名。墓石・石灯籠(いしどうろう)・建築などに使用。...
しらかわこみね‐じょう【白河小峰城】
⇒白河城
しらかわ‐ごう【白川郷】
岐阜県北西部、大野郡荘川村(現高山市)・白川村一帯の称。大家族制の住居である合掌造りの民家があることで知られる。平...
しらかわ‐し【白河市】
⇒しらかわ
しらかわ‐じょう【白河城】
福島県白河市にあった城。鎌倉時代に結城親朝が築城。寛永6年(1629)から9年にかけ丹羽長重が大改修。戊辰戦争で主...
しらかわ‐てんのう【白河天皇】
[1053〜1129]第72代天皇。在位1073〜1087。後三条天皇の第1皇子。名は貞仁。譲位後も、堀河、鳥羽、...
しらかわ‐どおり【白川通り】
京都市東部を走る道路の呼び名。東山連峰のふもとを南北に伸びる。全長約5.4キロ。今出川通りとの交差点以北は北白川と...
しらかわ‐どの【白河殿】
京都市左京区にあった白河法皇の御所。藤原良房の山荘。のち、この地に法勝寺(ほっしょうじ)が建てられた。
しらかわ‐の‐せき【白河の関】
福島県白河市にあった古代の関所。勿来(なこそ)の関・念珠ヶ関(ねずがせき)とともに奥州三関の一。[歌枕]「都をば霞...
しらかわ‐ひでき【白川英樹】
[1936〜 ]化学者。東京の生まれ。導電性プラスチックを開発。平成12年(2000)、共同研究者のA=ヒーガー、...
しらかわ‐まさあき【白川方明】
[1949〜 ]銀行家・経済学者。福岡の生まれ。昭和47年(1972)日本銀行に入行。国際局参事や理事を歴任し、平...
しらかわ‐よしのり【白川義則】
[1869〜1932]軍人。陸軍大将・元帥。愛媛の生まれ。昭和7年(1932)上海事変のため上海派遣軍司令官となり...
しらかわ‐よふね【白川夜船/白河夜船】
《京都を見てきたふりをする者が、京の白河のことを聞かれて、川の名だと思い、夜、船で通ったから知らないと答えたという...
しらかわよふね【白河夜船】
吉本ばななの短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は、昭和63年(1988)、「海燕」誌12月号に掲載。小...
しらかわ‐らくおう【白河楽翁】
松平定信の異称。
しら‐かわらげ【白川原毛】
馬の毛色の名。川原毛のたてがみの白みを帯びているもの。しろかわらげ。
しら‐かんば【白樺】
シラカバの別名。