たから【宝/財/貨】
1 世の中に数少なく、特に貴重なもの。宝物。財宝。「家に伝わる—」 2 財産。金銭。「悖(さか)って来る—の悖って...
たからい【宝井】
姓氏の一。 [補説]「宝井」姓の人物宝井其角(たからいきかく)宝井馬琴(たからいばきん)
たからい‐きかく【宝井其角】
[1661〜1707]江戸前期の俳人。蕉門十哲の一人。江戸の人。初め、母方の姓榎本を名のった。別号、宝晋斎・晋子な...
たからい‐ばきん【宝井馬琴】
講談師。 (5世)[1903〜1985]愛知の生まれ。本名、大岩喜三郎。講談協会会長を務め、「寛永三馬術」「加賀騒...
たか‐らか【高らか】
[形動][文][ナリ]いかにも高いさま。高々としたさま。「声—に歌う」「行進曲が—に鳴り響く」
たからかなばんか【高らかな挽歌】
高井有一の長編小説。平成11年(1999)刊行。日本の高度成長期、衰退しつつある映画産業の世界を舞台に、業界人たち...
たから‐がい【宝貝】
タカラガイ科の巻き貝の総称。貝殻は卵形、背面は滑らかで光沢が強く、斑紋がある。腹面の細長い殻口の両縁に刻み目があり...
たからがわ‐おんせん【宝川温泉】
群馬県北部、みなかみ町にある温泉。利根川支流の宝川の渓谷に臨む。泉質は単純温泉。
たから‐くじ【宝籤】
地方自治体の財政資金を調達し、収益金を公共事業などの資金に充てるために売り出すくじ。当籤金(とうせんきん)付証票。
宝(たから)さかって入(い)る時(とき)はさかって出(で)る
《「礼記」大学の「貨(か)悖(もと)りて入る者は、また悖りて出ず」から》不正に手に入れた財宝は、結局、つまらない目...
たから‐さがし【宝探し】
1 財宝を探し求めること。 2 宝物に擬して、物品を砂場や物かげなどに隠しておき、探させる遊び。
たから‐ジェンヌ
《「パリジェンヌ」のもじり》宝塚歌劇団の俳優のこと。
たからじま【宝島】
1 《原題Treasure Island》R=L=スチーブンソンの小説。1883年刊。海賊フリントの財宝を隠した宝...
たからじま‐さい【宝島債】
中国本土の企業が台湾で発行する人民元建て債券の通称。フォルモサ債。
たから‐だに【宝蜱】
タカラダニ科のダニの総称。体長1〜2ミリ、全身が赤色で短毛に覆われる。幼虫はセミやイナゴなどの昆虫に寄生。成虫は地...
たからづか【宝塚】
兵庫県南東部の市。阪急電鉄が観光地として開発。温泉・宝塚大劇場がある。戦後、住宅地化。人口22.6万(2010)。...
たからづか‐いりょうだいがく【宝塚医療大学】
兵庫県宝塚市にある私立大学。平成23年(2011)開学。
たからづか‐おんがくがっこう【宝塚音楽学校】
宝塚市にある宝塚歌劇団の団員養成学校。宝塚唱歌隊を母体に大正7年(1918)私立宝塚音楽歌劇学校として開学、昭和2...
たからづか‐かげきだん【宝塚歌劇団】
宝塚市に本拠を置く女性だけの歌劇団。大正2年(1913)設立の宝塚唱歌隊が宝塚少女歌劇を経て、昭和15年(1940...
たからづか‐し【宝塚市】
⇒宝塚
たからづか‐だいがく【宝塚大学】
兵庫県宝塚市などにある私立大学。昭和62年(1987)に宝塚造形芸術大学として開学。平成22年(2010)現校名に...
たからづか‐だいげきじょう【宝塚大劇場】
宝塚市にある宝塚歌劇団の劇場。大正13年(1924)開館。平成5年(1993)に改築された。小劇場の宝塚バウホール...
たから‐づくし【宝尽(く)し】
1 いろいろな縁起のいい宝物を並べたてたもの。 2 如意宝珠・宝鑰(ほうやく)・打ち出の小槌(こづち)・金嚢(きん...
たから‐でら【宝寺】
⇒宝積寺(ほうしゃくじ)
たから‐の‐いち【宝の市】
10月17日、18日に大阪の住吉大社で行われる神事。農家で使う升などを売る市が立つ。升市。《季 秋》「買勝や—の国...
たから‐の‐きみ【宝の君】
大切に思う主君。大事な主君。
たからのつち【宝の槌】
狂言。打ち出の小槌(こづち)だとだまされて古い太鼓のばちを買った太郎冠者が、何も出ないので主人にいろいろ言いわけをする。
宝(たから)の持(も)ち腐(ぐさ)れ
1 役に立つ物を持ちながら、使わないでしまっておくこと。 2 才能・手腕がありながら、それを活用しないこと。
たから‐の‐やま【宝の山】
1 宝物のたくさんある山。また貴い山。 2 大きな利益が得られたり、かねてからの願い事が実現したりする、いい機会。
宝(たから)の山(やま)に入(い)りながら手(て)を空(むな)しくして帰(かえ)る
《「正法念経」から》よい機会にあいながら、その好機を逃がし、なんの利益も得られないで終わる。
宝(たから)は身(み)の差(さ)し合(あ)わせ
財宝は、持っていれば急場に持ち主の身を救うものになる。
宝(たから)は湧(わ)き物(もの)
財宝は得ようとすれば得られるものだということ。金(かね)は湧き物。
たから‐ばこ【宝箱】
貴重な物品を入れておくための箱。
たから‐ぶね【宝船】
縁起物の一。宝物・米俵・七福神などを乗せた船。また、それを描いた絵に「なかきよのとをのねぶりのみなめざめなみのりぶ...
たからぶね‐うり【宝船売り】
縁起物の宝船の絵を売り歩く人。正月に「おたから、おたから」と呼び売りした。
たから‐むすび【宝結び】
1 ひもの結び方の一。角(かく)形・鍬(くわ)形・蝶(ちょう)形などに結んだもの。 2 紋所の名。1の形を図案化し...
たから‐もの【宝物】
宝として珍重する物品。財宝。ほうもつ。