たが【箍/𥶡】
竹を割き、編んで輪にしたもの。桶(おけ)・樽(たる)などの外側にはめて締めかためるのに用いる。金属製のものもある。
た‐が【他我】
自我に対して、他人に存在すると考えられる我。
た‐が【誰が】
[連語]《代名詞「た」+格助詞「が」》 1 (連体修飾語としての用法)だれの。「—ために鐘は鳴る」「防人にゆくは—...
たがい【互い】
相対する関係にある二者。双方、または、そのひとつひとつ。「お互い」の形でも用いる。「—の意思を尊重する」「—が譲り合う」
たがい【違い】
ちがっていること。合っていないこと。相違。「評判に—はない」
た‐がい【他害】
[名](スル)他人の心身や持ち物などを傷つけること。「—行為」
たがい‐ずく【互い尽く】
当事者どうしで相談したうえのこと。「常に密夫する事も、皆—なり」〈浮・好色貝合〉
タガ‐いせき【タガ遺跡】
《House of Taga》マリアナ諸島、テニアン島南西岸の町サンホセにある遺跡。古代チャモロ人が珊瑚(さんご)...
たがい‐せん【互い先】
囲碁や将棋で、互いに優劣のない者が交互に先手になって対局すること。相先(あいせん)。→定先(じょうせん)
タガイタイ
フィリピン、ルソン島中南部、カビテ州の町。首都マニラの南約65キロメートル、標高700メートルの高地に位置する。二...
たがい‐ちがい【互い違い】
双方から入れかわること。また、二つのものが一つおきに置かれること。交互。「大小—に並べる」
たがい‐に【互いに】
[副]双方が同じようなことをしあうさま。また、同じような状態にあるさま。「—顔を見合わす」「—助け合う」
互(たが)いに素(そ)
1 二つの整数が1または−1以外の公約数をもたないこと。 2 二つの整式が定数以外の公約数をもたないこと。 3 二...
たがい‐め【違ひ目】
物事の食い違っているところ。「その中に—ありて、つつしませ給ふべきことなむ侍る」〈源・若紫〉
たが・う【違う】
[動ワ五(ハ四)] 1 相違する。一致しない。ちがう。「寸分—・わない」 2 ある基準からはずれる。また、従わない...
たがえ【違え】
1 たがえること。ちがえること。 2 「方違(かたたが)え」に同じ。「—こそはせましか」〈かげろふ・下〉
た‐がえ・す【耕す】
[動サ四]《「田返す」の意。古くは「たかえす」》田畑の土を掘り返す。たがやす。「此頃のしづが—・すからすきの」〈土...
た‐がえ・る【手返る】
[動ラ四]鷹狩りで、放った鷹が鷹匠の手に返る。「おぼつかな—・る鷹もいかならんかりばの小野の雪ぐれの空」〈夫木・一八〉
たが・える【違える】
[動ア下一][文]たが・ふ[ハ下二] 1 一致しないようにする。くいちがわせる。「順序を—・える」「方針を—・える...
箍(たが)が緩(ゆる)・む
緊張がゆるんだり、年老いたりして、しっかりしたところがなくなる。締まりがなくなる。「組織の—・む」「—・んで遊びほ...
た‐がく【多額】
[名・形動]金額がかさむこと。また、そのさま。「—な(の)寄付」⇔少額。
たがくのうぜいしゃ‐ぎいん【多額納税者議員】
明治憲法下における貴族院の勅任議員の一。各府県ごとに多額の直接国税を納める満30歳以上の男子の中から互選された議員...
た‐がさ【田笠】
田植えなどの際にかぶるかさ。
たが‐じゃくし【多賀杓子】
滋賀県犬上郡多賀町の多賀大社で、祈願する人たちに神符と一緒に分け与える杓子。
たが‐じょう【多賀城】
現在の宮城県多賀城市に築かれた古代の城柵。奈良時代に陸奥(むつ)国府・按察使(あぜち)・鎮守府が置かれ、東北経営の...
たがじょう‐し【多賀城市】
⇒多賀城
たがじょう‐ひ【多賀城碑】
多賀城跡にある石碑。国宝。高さ1.8メートル余。碑面には、京・蝦夷(えぞ)・常陸(ひたち)・下野(しもつけ)・靺鞨...
タガ‐ストーン
⇒タガ遺跡
た‐が‐そで【誰が袖】
《古今集・春上の「色よりも香こそあはれと思ほゆれ誰が袖ふれし宿の梅ぞも」の歌から》 1 匂袋(においぶくろ)の名。...
たがそでそう【誰袖草】
中里恒子の小説。昭和53年(1978)刊行。翌年、第18回女流文学賞受賞。
たが‐たいしゃ【多賀大社】
滋賀県犬上郡多賀町にある神社。旧官幣大社。祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)。長...
たがためにかねはなる【誰がために鐘は鳴る】
《原題For Whom the Bell Tolls》ヘミングウェイの長編小説。1940年刊。スペイン内乱で政府軍...
たが・ぬ【綰ぬ】
[動ナ下二]「たがねる」の文語形。
たがね【飴】
語義未詳。上代の食物の名という。「われ今まさに八十平瓮(やそひらか)をもちて、水無しにして—を造らむ」〈神武紀〉
たがね【鏨/鑽】
金属を切断したり削ったりするのに用いる鋼鉄製の手工具。木工に用いる鑿(のみ)にあたる。丸・角・平などがある。
たがねし【鏨師】
平岩弓枝の短編小説。昭和34年(1959)発表。同年、第41回直木賞受賞。
たがね‐そう【鏨草】
カヤツリグサ科の多年草。山地に生え、高さ20〜30センチ。長い地下茎をのばして繁殖。葉は長楕円状の披針(ひしん)形...
たが・ねる【綰ねる】
[動ナ下一][文]たが・ぬ[ナ下二]《「たかねる」とも》集めて一つにまとめる。たばねる。つかねる。「赤いハンケチを...
タガ‐ビーチ
マリアナ諸島、テニアン島南西部の海岸。岩場に囲まれた入り江で、古代、王族専用の水浴場だったといわれる。
たが‐まつり【多賀祭】
滋賀県犬上郡多賀町にある多賀大社の例祭。毎年4月22日に古式の神事を行い、犬上郡の名家から祭の頭人(とうにん)を選...
た‐がめ【田鼈/水爬虫】
半翅(はんし)目タガメ科の昆虫。水田や沼にすみ、体長6センチくらい。体は長卵形で扁平、暗黄褐色。鎌状の前脚で他の昆...
たがやさん【鉄刀木】
マメ科の高木。高さ約15メートル。葉は羽状複葉。花は黄色。材は黒色で堅く、板目の模様が美しい。インド・東南アジアに...
たがやさん‐みなしがい【鉄刀木身無貝】
イモガイ科の巻き貝。殻高12センチくらい。殻表は褐色で白いうろこ模様がある。魚食性。歯舌の毒性は強く危険。紀伊半島...
た‐がやし【耕し】
田畑をたがやすこと。たがえし。耕作。《季 春》「—のせかせかするよ道境ひ/蛇笏」
た‐がや・す【耕す】
[動サ五(四)]《「たかえ(田返)す」の音変化》作物を作るために、田畑の土を掘り返す。「荒れ地を—・す」 [可能]...
た‐がらし【田芥子】
1 キンポウゲ科の越年草。田や溝に生え、高さ40〜50センチ。葉は三つに深く裂けている。春、黄色い小花を多数開く。...
たがる
[助動][たがら・たがろ|たがり・たがっ|たがる|たがる|たがれ|○]《希望の助動詞「たし」の語幹「た」+接尾語「...
タガログ‐ご【タガログ語】
《Tagalog》ルソン島を中心に話し手をもつフィリピンの有力言語。マレー‐ポリネシア語族に属する。→ピリピノ語
タガログ‐ぞく【タガログ族】
《Tagalog》フィリピンのマニラを中心にルソン島中部、ミンドロ島などに居住するフィリピンの主要民族。タガログ語...
た‐がわ【田川】
田の間を流れる川。あぜがわ。