たま【玉/球/珠】
[名] 1 球体・楕円体、またはそれに類した形のもの。 ㋐球形をなすもの。「—の汗」「露の—」「目の—」 ㋑丸くま...
たま【偶/適】
[名・形動]まれであること。めったにないこと。また、そのさま。「—の休み」「彼は—に来る」
たま【霊/魂/魄】
「たましい1」に同じ。「肝っ—」「人—」「空蝉のからは木ごとにとどむれど—のゆくへを見ぬぞかなしき」〈古今・物名〉
たま【多摩】
東京都南西部の市。もと神奈川県の多摩村で、明治26年(1893)東京府に編入。近年、宅地化が進む。人口14.8万(...
たま【多摩】
神奈川県川崎市の区。生田緑地・読売ランドなどがある。
霊(たま)合(あ)・う
互いに思う心が一つに結ばれる。「—・へば相寝るものを」〈万・三〇〇〇〉
たま‐あし【球足】
野球・ゴルフなどで、打球の飛ぶ速さ、また、勢い。「—が速い」「—が伸びる」
たま‐あじさい【球紫陽花】
アジサイ科の落葉小低木。本州・四国にみられ、葉は楕円形で先がとがる。夏、総苞(そうほう)に包まれた球状のつぼみをつ...
たま‐あみ【玉網】
魚をすくい上げるのに用いる柄のついた丸い網。たもあみ。
たま‐あられ【玉霰】
1 霰の美称。《季 冬》 2 小さな粒状に作った米菓の名。 [補説]書名別項。→玉あられ
たまあられ【玉あられ】
江戸中期の語学書。1巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。寛政4年(1792)刊。雅文を書くための言葉の正しい用法を...
た‐まい【田舞/田儛】
五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈念して行われた古代儀式舞踊。民間の田仕事での歌舞が、宮廷に入って儀式化したもの。大...
たま‐いし【玉石】
河川などにある丸い石。直径20〜30センチのものを建築の基礎や垣・庭などに使用。
たま‐いと【玉糸】
玉繭2からとった糸。太くて節が多く、節糸織りや銘仙に用いる。節糸(ふしいと)。
たまいと‐おり【玉糸織(り)】
玉糸で織った絹織物。節糸織り。玉織り。
たま‐いれ【玉入れ】
小学校などで、二組み以上に分かれ、竿の先につけたかごの中に玉を投げ入れ、入れた数で勝敗をきめる競技。
たま・う【賜う/給う】
[動ワ五(ハ四)]《上位から下位に物や恩恵を与える意から、その動作主を敬う語となる。現代では文語的な文章か、特別の...
たま‐うき【玉浮き】
釣り道具の、球形の浮き。
たまうさぎ【玉兎】
歌舞伎舞踊。清元。本名題「玉兎月影勝(たまうさぎつきのかげかつ)」。2世桜田治助作詞、清沢万吉作曲。七変化「月雪花...
たま‐うち【玉打ち/毬打ち】
⇒毬打(ぎっちょう)
たま‐うどぅん【玉陵】
沖縄県那覇市にある、琉球王国第二尚氏王統の墓。16世紀初頭、尚真王によって、父の尚円王を葬るために造られた。沖縄戦...
たまえ【賜え/給え】
《補助動詞「たまう」の命令形》 1 恩恵をお授けください、与えてくださいの意を表す。現代では文語的な文に用いる。「...
たま‐おくり【霊送り/魂送り】
「精霊(しょうりょう)送り」に同じ。《季 秋》「—身にそふくさの夕かな/暁台」⇔霊迎(たまむか)え。
たまおくり‐び【霊送り火】
「送り火」に同じ。
たまおし‐こがね【球押金亀子】
コガネムシ科の一群の昆虫。獣糞を丸め、後ろ向きに後ろ脚で転がして巣に運び、これに卵が産め込まれ、幼虫は内部を食べ、...
たま‐おち【玉落ち】
江戸時代、春・夏・冬の年3回、浅草の蔵前で旗本・御家人に知行米・扶持米(ふちまい)を交付する順を決める抽選法。各自...
たまお‐の‐ほし【魂緒の星】
⇒魂讃(たまほめ)星
たま‐おり【玉織(り)】
⇒玉糸織り
たまか
[形動][文][ナリ] 1 倹約でつましいさま。「新たに湯を沸かす手数と、薪の倹約とが出来るので、田舎の—な家では...
たま‐がき【玉垣】
《古くは「たまかき」》皇居・神社の周囲に巡らした垣。垣が二重にあるときは外側のものをいう。斎垣(いがき)。瑞垣(み...
たま‐かぎる【玉かぎる】
[枕]玉がほのかに輝く意から、「夕」「日」「ほのか」「はろか」「ただ一目」などに、また「磐垣淵(いはかきふち)」に...
たまかじ‐ぞうこく【玉楮象谷】
[1807〜1869]幕末・明治初期の漆工。讃岐(さぬき)国高松の人。本名、藤川為造。通称、正直・敬造。蒟醤(キン...
たま‐かずら【玉葛/玉蔓】
[名]つる草の美称。「—はふ木あまたになりぬれば絶えぬ心のうれしげもなし」〈伊勢・一一八〉 [枕]つるがのび広がる...
たま‐かずら【玉鬘】
[名] 1 古代の装飾品の一。多くの玉を糸に通した髪飾り。「押木の—を持たしめて」〈記・下〉 2 かつら・かもじの...
たまかずら【玉鬘】
源氏物語第22巻の巻名。光源氏、34歳から35歳。成人して筑紫から上京した玉鬘が、源氏の養女となるいきさつを描く。...
たまかずら‐じゅうじょう【玉鬘十帖】
源氏物語54帖のうち、玉鬘(たまかずら)が中心人物として描かれる玉鬘・初音・胡蝶(こちょう)・蛍・常夏(とこなつ)...
たま‐かぜ【玉風】
東北・北陸地方の日本海沿岸で、冬に北西から吹く暴風をいう。たばかぜ。《季 冬》
たま‐かつま【玉勝間】
[名]かつま(かたま)の美称。編み目の細かい竹籠。 [枕]かつまの中子(なかご)と蓋(ふた)が合い、その編み目が締...
たまかつま【玉勝間】
江戸後期の随筆。14巻、目録1巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。寛政5年(1793)起稿し、享和元年(1801)...
たま‐かつら【玉桂】
月の中にあるというカツラの木。また、月の異称。「のちつひにいかにせよとか—恋ひする宿に生ひまさるらむ」〈新撰万葉・恋〉
たま‐がい【玉貝】
タマガイ科の巻き貝の総称。貝殻は球卵形で殻表は滑らか。体は大きく、貝殻を包み込む。砂中に潜って二枚貝を捕らえ、殻に...
たまがき‐の【玉垣の】
[枕] 1 玉垣を「みづがき(瑞垣)」ともいうところから、「みつ」にかかる。「—三津の港に春なれば」〈曽丹集〉 2...
たまがき‐の‐うちつくに【玉垣の内つ国】
日本国の美称。「玉垣の内つ御国の朝霞光へだてぬ春は来にけり」〈夫木・一〉
たま‐がしわ【玉柏】
かしわの美称。「美濃山にしじに生ひたる—」〈催馬楽・美濃山〉
たま‐がしわ【玉堅磐】
《「かしわ」は「かたしわ(堅磐)」の略》堅い岩の美称。「難波江の藻にうづもるる—顕はれてだに人を恋ひばや」〈千載・恋一〉
たま‐がた【玉型】
眼鏡のレンズの形状のこと。→玉1㋒
球(たま)が走(はし)・る
投球にスピードが乗り威力を増す。
たま‐がわ【玉川】
川の名。全国に6か所あり、総称して六玉川(むたまがわ)という。宮城県塩釜市・多賀城市を流れる、野田の玉川。東京都を...
たま‐がわ【多摩川/玉川】
関東南部を流れる川。秩父山地の笠取山に源を発し、東京都に入り、下流で神奈川県との境を流れて東京湾に注ぐ。河口付近を...
たま‐がわ【玉皮】
打ち上げ花火の外殻。多く、紙製の半球を二つ合わせたもので、中に火薬を詰める。