つっ【突っ】
[接頭]《動詞「つ(突)く」の連用形「つき」の音変化》動詞に付いて、その動詞の表す意味や語調を強める意を表す。「—...
つっ‐かい【突っ支い】
物が倒れないようにささえるもの。つっかえ。「柱には幾つともなく丸太の—がしてある」〈木下尚江・良人の自白〉
つっかい‐ぼう【突っ支い棒】
戸などが開いたり、物が倒れたりしないようにするささえの棒。
つっ‐かえ・す【突っ返す】
[動サ五(四)]「つきかえす」の音変化。「書類を—・す」
つっか・える【支える/閊える】
[動ア下一]「つかえる」の音変化。「餅がのどに—・える」
つっ‐かか・る【突っ掛(か)る】
[動ラ五(四)]《「つきかかる」の音変化》 1 あるものをめがけて、突いてゆく。「竹棹(たけざお)を手に—・ってい...
つっ‐かけ【突っ掛け】
1 足の爪先のほうをひっかけるようにして履く手軽な履物。木・ゴム・ビニールなどのサンダルの類。 2 何の前触れもな...
つっかけ‐ぞうり【突っ掛け草履】
草履を足の指先にひっかけるようにして無造作に履くこと。また、その草履。
つっ‐か・ける【突っ掛ける】
[動カ下一][文]つっか・く[カ下二]《「つきかける」の音変化》 1 履物を足の指先にひっかけるようにして無造作に...
つっきり‐バイト【突っ切りバイト】
旋盤加工で工作物の溝削りや切断に用いる刃物。
つっ‐き・る【突っ切る】
[動ラ五(四)]《「つききる」の音変化》まっすぐに通り抜ける。勢いよく横切る。「国道を—・る」「森の中を—・る」
ツックマイヤー
[1896〜1977]ドイツの劇作家。米国に亡命し、のちスイスに定住した。作「ケーペニックの大尉」「悪魔の将軍」な...
つっくり
[副]ひとりで、なすこともなくじっとしているさま。つくねん。「ただ—とさへ致いてをれば済む事でござる」〈虎寛狂・二...
つっ‐くる・める【突っ括める/突っ含める】
[動マ下一][文]つっくる・む[マ下二]いろいろな要素を一緒にする。ひっくるめる。「いいところも悪いところも、—・...
つっ‐けんどん【突っ慳貪】
[形動][文][ナリ]無遠慮でとげとげしいさま。冷淡なさま。「—な応対」
つっ‐こみ【突っ込み】
1 勢いよく突進すること。また、その勢い。 2 内面に深く入り込むこと。「この記事は—が足りない」 3 漫才で、ぼ...
つっこみ‐うり【突っ込み売り】
相場が下落したとき、さらにすすんで売ること。
つっ‐こ・む【突っ込む】
[動マ五(四)]《「つきこむ」の音変化》 1 勢いよく中へ入る。突入する。また、勢いよく入れる。「走者が本塁に—・...
つっ‐ころばし【突っ転ばし】
歌舞伎の役柄の一。若くて、突けばすぐに転びそうな柔弱な色男の役。
つっ‐ころば・す【突っ転ばす】
[動サ五(四)]《「つきころばす」の音変化》強く突いて倒す。「—・されてけがをする」
つっ‐た・つ【突っ立つ】
[動タ五(四)]《「つきたつ」の音変化》 1 まっすぐに立つ。勢いよく立つ。「天を摩するがごとく—・つ建物」 2 ...
つっ‐た・てる【突っ立てる】
[動タ下一][文]つった・つ[タ下二]《「つきたてる」の音変化》 1 勢いよくまっすぐに立てる。「山頂に旗を—・て...
つっつき‐まわ・す【突っ突き回す】
[動サ五(四)]「突(つつ)き回す」に同じ。
つっ‐つ・く【突っ突く】
[動カ五(四)]《「つきつく」の音変化》「つつく」に同じ。「鳥がえさを—・く」「すき焼を—・く」
つっ‐と
[副]《「つと」の促音添加》 1 ある動作をすばやく、または突然にするさま。さっと。ぱっと。「—席を立つ」「—部屋...
つっ‐ぱし・る【突っ走る】
[動ラ五(四)] 1 勢いよく走る。疾走する。「ハイウエーを—・る」 2 ある目的に向かって、ひたすら突き進む。「...
つっ‐ぱな・す【突っ放す】
[動サ五(四)]《「つきはなす」の音変化》 1 突いてはなれさせる。「すがりつく子を邪険に—・す」 2 関係を絶つ...
つっ‐ぱ・ねる【突っ撥ねる】
[動ナ下一][文]つっぱ・ぬ[ナ下二] 1 突き飛ばす。「相手を手荒く—・ねる」 2 要求や願いなどを手厳しく断る...
つっ‐ぱり【突っ張り】
1 つっぱること。 2 倒れたり外から開(あ)いたりしないように物に押し当てて立てる柱や棒。つっかい棒。支柱。 3...
つっぱり‐だな【突っ張り棚】
向かい合う壁面または天井と床の間に、伸縮性のある板を押し当てて固定する棚。釘やねじなどを使わないため、壁に傷をつけ...
つっぱり‐ぼう【突っ張り棒】
向かい合う壁面などの間に押し当てて固定する、伸縮性のある棒。カーテンレールや棚の設置、大型家具の転倒防止などに用い...
つっ‐ぱ・る【突っ張る】
[動ラ五(四)] 1 ㋐ゆるみがなく強くはる。かたくぴんとしている。からだのすじが強くはってかたくなる。「のりがき...
つっ‐ぷ・す【突っ伏す】
[動サ五(四)]《「つきふす」の音変化》急に顔などを伏せる。「テーブルに—・して泣きだす」
つっ‐ぽう【筒袍】
「筒袖(つつそで)」に同じ。「ひとえものの下へ白き—をきて」〈魯文・安愚楽鍋〉
つっぽり
[副]ひとりでわびしげに立っているさま。しょんぼり。「玉は寝もせず寝所に、ただ—と起きゐたり」〈浄・大経師〉