つむ【錘/紡錘】
1 糸巻きなどの心棒。 2 糸をつむぐ機械の付属品。鉄製の太い針状の棒で、回転して糸を巻き取ると同時に縒(よ)りを...
つむ【頭】
「つむり(頭)」の略。→御頭(おつむ)
つ・む【詰む】
[動マ五(四)] 1 布地などの目が密になる。「目の—・んだ織物」 2 将棋で、王将が囲まれて逃げ場がなくなる。「...
つ・む【摘む】
[動マ五(四)] 1 (「抓む」とも書く)指先や爪の先ではさみとる。つまみとる。「茶を—・む」「花を—・む」 2 ...
つ・む【積む】
[動マ五(四)] 1 物の上にさらに物を置く。次々と重ねる。「うずたかく—・まれた商品」「ブロックを—・む」 2 ...
つ・む【齧む】
[動マ四]前歯でかむ。かじる。「髯勝ちなる者の椎(しひ)—・みたる」〈枕・四五〉
つ・む【集む】
[動マ下二]あつめる。「潮干なば玉藻刈り—・め家の妹(いも)が浜づと乞はば何を示さむ」〈万・三六〇〉
つむぎ【紬】
紬糸で織った平織りの絹織物。大島紬・結城(ゆうき)紬など。紬織り。
つむぎ‐いと【紬糸】
屑繭(くずまゆ)または真綿に手で縒(よ)りをかけて紡いだ太くて節の多い絹糸。
つむぎ‐うた【紡ぎ歌】
糸をつむぎながら歌う民謡。
つむぎ‐おり【紬織(り)】
「紬(つむぎ)」に同じ。
つむぎ‐がすり【紬絣】
絣の柄に織った紬織り。
つむぎ‐じま【紬縞】
縞柄に織った紬。
つむくり【独楽】
こまの古名。〈色葉字類抄〉
つむ・ぐ【紡ぐ】
[動ガ五(四)]《名詞「つむ(錘)」の動詞化》 1 綿や繭(まゆ)を錘(つむ)にかけて繊維を引き出し、縒(よ)りを...
つむじ【辻】
「つじ」に同じ。「道の—にこれを敷きて臥したり」〈今昔・四・二二〉 [補説]「辻」は国字。
つむじ【旋毛】
毛が渦巻き状に生えているところ。頭頂にあるものをいう。毛渦(もうか)。つじ。
つむじ【旋風/飄】
《「旋毛(つむじ)」と同語源》「つむじかぜ」に同じ。「彼の頭には不安の—が吹き込んだ」〈漱石・それから〉
つむじ‐かぜ【旋風】
渦を巻いて吹き上がる風。局地的な空気の渦巻き。辻風。つむじ。せんぷう。
旋毛(つむじ)が曲(ま)が・る
すなおでなくなる。ひねくれる。「—・っている人」
つむじ‐げ【旋毛】
つむじの毛。せんもう。
つむじ‐まがり【旋毛曲(が)り】
[名・形動]性質がひねくれていてすなおでないこと。また、そのさまや、そういう人。へそ曲がり。「—な(の)気難しい人」
旋毛(つむじ)を曲(ま)・げる
気分をそこねてわざと逆らい、意地悪くする。「—・げて返事をしてくれない」
つむら【津村】
姓氏の一。 [補説]「津村」姓の人物津村記久子(つむらきくこ)津村節子(つむらせつこ)
つむら‐きくこ【津村記久子】
[1978〜 ]小説家。大阪の生まれ。会社勤務のかたわら執筆活動を続け、「ポトスライムの舟」で芥川賞受賞。他に「君...
つむら‐せつこ【津村節子】
[1928〜 ]小説家。福井の生まれ。本姓、吉村。旧姓、北原。吉村昭の妻。「玩具」で芥川賞受賞。自伝的小説、歴史小...
つむら‐べついん【津村別院】
大阪市中央区にある浄土真宗本願寺派の別院。慶長2年(1597)准如(じゅんにょ)によって天満(てんま)から現在地に...
つむり【頭】
1 あたま。かしら。おつむ。つぶり。「—をなでる」 2 頭髪。
つむり‐の‐ひかる【頭光】
[1754〜1796]江戸後期の狂歌師。江戸の人。本名、岸宇右衛門。別号、桑楊庵(そうようあん)・2世巴人亭。江戸...
つむり‐もの【頭物】
女性が頭髪を飾るための、櫛(くし)・簪(かんざし)・笄(こうがい)などの総称。
つむ・る【瞑る】
[動ラ五(四)]目を閉じる。つぶる。「目を—・る」 [可能]つむれる