とお‐や【遠矢】
遠方のものに矢を射ること。また、その矢。遠投げ。遠射。
とお‐やま【遠山】
1 遠方の山。遠くに見える山。 2 葉茶壺の肩にある、ひもを通す耳。 3 「遠山灰」の略。
とおやま【遠山】
姓氏の一。 [補説]「遠山」姓の人物遠山金四郎(とおやまきんしろう)遠山啓(とおやまひらく)
とおやま‐きんしろう【遠山金四郎】
[?〜1855]江戸末期の町奉行。名は景元。左衛門尉(さえもんのじょう)と称した。小普請・作事・勘定などの奉行を経...
とおやま‐ざくら【遠山桜】
遠方の山に咲いている桜。「春霞あやななたちそ雲のゐる—よそにても見ん」〈玉葉集・春下〉
とお‐やまざと【遠山里】
遠くの山里。都から遠い山里。「めづらしく今日聞く声をほととぎす—は耳なれぬらむ」〈赤染衛門集〉
とおやま‐ずり【遠山摺り】
布地に遠方の山のようすを青く摺り出すこと。また、その摺り模様。「秋風にきつつ夜さむやかさぬらん—の衣かりがね」〈続...
とお‐やまどり【遠山鳥】
ヤマドリの別名。雌雄が山を隔てて寝るというところから、男女が別々に夜を過ごす意にかけて用いる。「冬の夜を羽も交さで...
とおやま‐ばい【遠山灰】
茶の湯で、風炉の五徳の向こうに山の形に盛った灰。一つ山・二つ山・向山(むこうやま)の3種がある。
とおやま‐ひらく【遠山啓】
[1909〜1979]数学者。熊本の生まれ。東京工業大教授。代数関数論の研究で知られ、数学教育を改革する「水道方式...
とおやま‐まつり【遠山祭】
長野県飯田市南東部の遠山地区で、12月上旬から翌年1月上旬にかけて行われる湯立て神楽。霜月祭。