とち【橡/栃/杼】
トチノキの別名。《季 花=夏 実=秋》「—咲くやまぬかれ難き女の身/波郷」 [補説]「栃」は国字。
と‐ち【土地】
1 陸地。大地。地。「人跡未踏の—」 2 植物・作物などが育つ土壌。土。「肥沃な—」「—を耕す」 3 耕地や宅地な...
とち
[接頭]名詞や動詞に付いて、それが愚かである、ふざけたさまであるなどの意を表す。「—狂う」「才三めに心を通はす—女...
とち‐いた【栩板】
屋根を葺(ふ)く板。厚さ1〜3センチ、幅9〜15センチ、長さ約60センチ程度の割り板。
とちお【栃尾】
新潟県中部にあった市。近世は栃尾紬(つむぎ)の産地として知られ、以来、機業が盛んで、合繊服地を生産。全国有数の豪雪...
とちお‐し【栃尾市】
⇒栃尾
とちかいはつ‐こうしゃ【土地開発公社】
自治体が公共事業に必要とする土地の取得・造成・管理などを行うために設立された特別法人。資金は金融機関からの借り入れ...
とち‐かいりょう【土地改良】
湿田の排水、用水改良、畑地灌漑(かんがい)、耕地整理などによって、土地の性質を改良すること。
とちかいりょう‐く【土地改良区】
一定の地区内の土地改良事業を行うことを目的として、土地改良法によって設立される公共組合。従前の耕地整理組合・普通水...
とちかいりょう‐ほう【土地改良法】
農業生産の基盤の整備・開発を図るため、農用地の改良・開発・保全・集団化に関する事業に必要な事項を定めている法律。昭...
とちかおく‐ちょうさし【土地家屋調査士】
他人の依頼を受けて、不動産の表示に関する登記について必要な土地または建物に関する調査・測量・申請手続きをすることを...
とち‐かがみ【水鼈】
トチカガミ科の多年草。湖沼に生え、葉は円形でつやがあり、裏面に空気の入った袋があって水面に浮かぶ。秋、白い花びらを...
とち‐かん【土地鑑/土地勘】
その土地の地理・地形・事情などについての知識。「—がある」
とち‐かんかつ【土地管轄】
裁判所がそれぞれ地域的に分担して裁判権を行使する権限をもつ土地の区域。
とち‐がめ【鼈亀】
スッポンの別名。
とち‐がゆ【栃粥/橡粥】
あく抜きしたトチノキの実を入れて炊いた粥。
とち‐がら【土地柄】
その土地に特有の風習。また、そこの住民に特有の気風。ところがら。「純朴な—」
とちぎ【栃木】
関東地方北部の県。もとの下野(しもつけ)国に相当。県庁所在地は宇都宮(うつのみや)市。人口200.7万(2010)...
とちぎ‐エスシー【栃木SC】
⇒栃木サッカークラブ
とちぎ‐けん【栃木県】
⇒栃木
とちぎ‐サッカークラブ【栃木サッカークラブ】
日本プロサッカーリーグのクラブチームの一。ホームタウンは宇都宮市。昭和28年(1953)、栃木教員サッカー部として...
とちぎ‐し【栃木市】
⇒栃木
とちぎやま‐もりや【栃木山守也】
[1892〜1959]力士。第27代横綱。栃木県出身。本名、中田守也。旧姓、横田。筈(はず)押しの名人で、大正5年...
と‐ちく【屠畜】
[名](スル)食肉用の家畜を殺すこと。
とち‐くかくせいり【土地区画整理】
都市計画区域内の土地について、公共施設の整備・改善、宅地としての利用の増進を図るため、土地区画整理法に基づいて行わ...
とちくかくせいり‐じぎょう【土地区画整理事業】
都市計画区域内の土地について、土地区画整理法に基づいて、道路・公園・河川などの公共施設を整備・改善し、土地の区画を...
とちくかくせいり‐ほう【土地区画整理法】
土地区画整理事業の施行者・施行方法・費用などを規定した法律。昭和29年(1954)制定。
とちく‐じょう【屠畜場】
食肉に供するために、屠畜・解体処理などを行う施設。屠場。
とち‐くら・う【とち食らふ】
[動ハ四]ばか食いをする。ふざけてやたらと食う。「そば屋に燗(かん)をさせては—・ふだものを」〈滑・浮世風呂・三〉
とち‐ぐる・う【とち狂う】
[動ワ五(ハ四)]《「どちぐるう」とも》ばかみたいにふざける。ひどくたわむれる。「侯爵令嬢は人もなげに白場四三太郎...
とち‐こくゆうろん【土地国有論】
土地の私的所有を廃止して国家の所有とすべきであるとする理論。18世紀以降、自由主義経済の発展した英国で唱えられたも...
とち‐ことば【土地言葉】
その土地だけで使われる言葉。方言。
とち‐ころがし【土地転がし】
関係者間で土地の転売を重ねることによって地価をつり上げ、その値上げ幅から大きな利益を得ること。
とち‐しゅうよう【土地収用】
特定の公益事業に必要な土地に対し、国や地方公共団体などが、法律に定める事柄に基づいて、その所有権・使用権を所有者か...
とちしゅうよう‐ほう【土地収用法】
公益事業に必要な土地などの収用・使用に関する基本法。その要件・手続き・効果および損失の補償などについて規定する。昭...
とち‐しょゆうけん【土地所有権】
土地を自由に使用・収益・処分できる権利。民法では、法令の制限内において土地の上空・地下に及ぶものと規定。
とち‐しようけん【土地使用権】
国や地方公共団体などが、公共事業に必要な限度で他人の土地を使用できる権利。
とち‐しんたく【土地信託】
土地所有者が委託者として信託銀行に土地を信託し、信託銀行は受託者としてその土地に賃貸ビルや住宅を建設して管理・運用...
と‐ちじ【都知事】
東京都知事のこと。
とち‐たちいりけん【土地立入権】
国や地方公共団体などが、公共事業のために調査・測量などの必要がある場合に、他人の土地に立ち入り、一時使用できる権利。
とち‐だいちょう【土地台帳】
土地の所在・地番・地目・地積などを登録して、土地の状況を明らかにした公簿。昭和22年(1947)土地台帳法により設...
とちっ‐こ【土地っ子】
その土地で生まれ、住みついている人。
とち‐なまり【土地訛り】
その土地の住民に特有の発音のくせ。また、その言葉。
とちにしき‐きよたか【栃錦清隆】
[1925〜1990]力士。第44代横綱。東京都出身。本名、中田清。旧姓、大塚。優勝10回。引退後、年寄春日野(か...
とちのうみ‐てるよし【栃ノ海晃嘉】
[1938〜2021]力士。第49代横綱。青森県出身。本名、花田茂広。優勝3回。引退後、年寄中立(なかだち)を経て...
とち‐の‐き【橡/栃】
ムクロジ科の落葉高木。山地に自生。葉は大きく、倒卵形の5〜7枚の小葉からなる手のひら状の複葉。5月ごろ、白色で紅斑...
とちば‐にんじん【栃葉人参】
ウコギ科の多年草。日本特産。山地の木の下に生え、高さ約60センチ。葉は手のひら状の複葉で、数枚が輪生する。夏、長い...
とち‐ふたん【土地負担】
河川や道路の測量・工事などのために付近の土地に加えられる所有権の制限。
とち‐ぶき【栩葺き】
栩板(とちいた)で屋根を葺(ふ)くこと。また、その屋根。
とち‐まん【十千万】
非常に多い数。巨万。多く助数詞を伴って用いる。「旅籠は—両でもいいから、もうちっときれいな座敷に」〈滑・続膝栗毛・一一〉