ニトロ
1 -NO2で表される一価の基。ニトロ基。 2 「ニトログリセリン」に同じ。
ニトロエタン
ニトロ化合物の一。油状の無色の液体。果実のような芳香をもつ。工業的にプロパンと硝酸を加熱してニトロ化することで生産...
ニトロ‐か【ニトロ化】
有機化合物の分子中の水素原子をニトロ基に置換する化学反応。ニトロ置換。
ニトロ‐かごうぶつ【ニトロ化合物】
ニトロ基をもつ化合物の総称。特に有機化合物をいい、ニトロベンゼン・ニトログリセリンなど、染料や爆薬として重要なもの...
ニトロ‐き【ニトロ基】
《nitro group》「ニトロ1」に同じ。
ニトログアニジン
グアニジンの窒素原子をニトロ基に置換した有機化合物。トリプルベース火薬という無煙火薬の基剤として用いられる。
ニトログリセリン
グリセリンの硝酸エステル。グリセリンを硝酸と硫酸の混合物で処理して得られる無色の油状液体。わずかの衝撃でも爆発し、...
ニトロゲナーゼ
分子状窒素を還元してアンモニアにする酵素。窒素固定を行う根粒菌や藍藻などに存在する。
ニトロゲン
窒素。常温で無色・無臭の気体。空気体積の約78パーセントを占める。
ニトロサミン
亜硝酸と第2アミンとの反応により生成するN-NOの原子団をもつ物質の総称。発癌(はつがん)性をもつ。食品添加物中の...
ニトロセルロース
セルロースの硝酸エステル。セルロースを硝酸・硫酸・水の混合物で処理してつくる。硝酸度の多いものは無煙火薬などに、少...
ニトロソアミド
ニトロソ基(-NO)をもつアミド。食品より検出される発癌(はつがん)物質で、胃や食道の発癌に関係する。
ニトロソアミン
⇒ニトロサミン
ニトロソ‐かごうぶつ【ニトロソ化合物】
《ニトロソは、nitroso, nitros》ニトロソ基(-NO)のついた化合物。不安定で発癌(はつがん)性が強い...
ニトロソグアニジン
ニトロソ化合物の一つ。高い確率で微生物に突然変異を起こさせるので、バイオテクノロジー研究に使用される。発癌(はつが...
ニトロソメタンフェタミン
覚醒(かくせい)剤ヒロポンの成分であるメタンフェタミンが、亜硝酸ソーダと反応して生ずる発癌(はつがん)物質。
ニトロたかんほうこうぞく‐たんかすいそ【ニトロ多環芳香族炭化水素】
多環芳香族炭化水素(PAH)が大気や有機物中の窒素と結合してニトロ化した物質の総称。化石燃料などの燃焼によって副生...
ニトロ‐ちかん【ニトロ置換】
⇒ニトロ化
ニトロピレン
突然変異を起こす作用が強い発癌(はつがん)物質。ジェット燃料を燃やしたとき生ずる。
ニトロベンゼン
ベンゼンを硫酸・硝酸・水の混合物で処理すると得られる、特異な香気がある無色の液体。有毒。アニリンの原料として重要。...
ニトロベンゾール
⇒ニトロベンゼン
ニトロメタン
ニトロ化合物の一。無色の液体。水溶性。工業的にプロパンと硝酸を加熱してニトロ化することで生産される。アルカリ金属と...