にわ【庭】
1 屋敷内で、ある広さをもって空けてある地面。草木を植えたり、泉水や築山を設けたりする。「—の手入れ」「—を造る」...
にわ【丹羽】
姓氏の一。 [補説]「丹羽」姓の人物丹羽長秀(にわながひで)丹羽文雄(にわふみお)
にわ‐いし【庭石】
庭に趣を添えるためにすえる観賞用の石。また、庭の飛石・敷石などのこと。
にわ‐いじり【庭弄り】
庭の草木などの手入れをすること。
にわ‐うめ【庭梅】
バラ科の落葉低木。葉は卵形で縁にぎざぎざがある。春、新葉とともに白色または淡紅色の花をつけ、赤い実を結ぶ。実は食べ...
にわ‐うるし【庭漆】
シンジュ(神樹)の別名。
にわか【俄】
[形動][文][ナリ] 1 物事が急に起こるさま。突然。「天候が—に変化する」「—には信じがたい噂」 2 名詞の上...
にわか‐あめ【俄雨】
急に降りだしてまもなくやんでしまう雨。驟雨(しゅうう)。
俄雨(にわかあめ)と女(おんな)の腕捲(うでまく)り
にわか雨は大降りでもすぐにやみ、女の腕まくりは驚くに足らぬところから、恐れるに足りないことのたとえ。
にわか‐おどり【俄踊(り)】
1 その場で即興的に演じるこっけいな踊り。 2 俄狂言の中でおどる踊り。
にわか‐きょうげん【俄狂言】
素人が、宴席や街頭で即興に演じたこっけいな寸劇。江戸中期から明治にかけて流行。座敷で行う座敷俄、屋外で行う流し俄な...
にわ‐かぐら【庭神楽】
舞台を設けず、庭にかがり火をたいて奏する神楽。
にわか‐ごしらえ【俄拵え】
にわか仕立て。急ごしらえ。「—の料理」
にわか‐ごと【俄事】
急な出来事。「—にて侍る上、おりふし無勢にて」〈古活字本保元・上〉
にわか‐し【俄師】
俄狂言を職業とする人。
にわか‐しばい【俄芝居】
俄狂言の芝居。
にわか‐じこみ【俄仕込み】
1 商品を必要になってから急いで仕込むこと。また、その商品。 2 間に合わせるために大急ぎで覚えること。また、その...
にわか‐じたて【俄仕立て】
間に合わせるために急につくること。「—のチーム」
にわか‐だいじん【俄大尽】
「俄分限(にわかぶげん)」に同じ。
にわか‐ちょうじゃ【俄長者】
「俄分限(にわかぶげん)」に同じ。
にわか‐づくり【俄作り】
間に合わせに急いで作ること。にわかごしらえ。「—の土俵」
にわか‐どうしん【俄道心】
急に思いたって出家すること。また、その人。「無意気なる—」〈咄・露がはなし・一〉
にわか‐びより【俄日和】
降っていた雨が急にやんで、晴れること。
にわか‐ぶげん【俄分限】
急に大金持ちになること。また、その人。俄長者。俄大尽。にわかぶんげん。
にわか‐ぶんげん【俄分限】
「にわかぶげん」に同じ。
にわ‐かまど【庭竈】
1 土間につくりつけたかまど。 2 江戸時代、奈良地方で、正月の三が日、入り口の土間にかまどをつくり、その周辺に一...
にわかまどしゅう【庭竈集】
江戸中期の俳諧撰集。越智越人編。享保13年(1728)刊。
にわか‐ゆき【俄雪】
急に降り出して、まもなくやむ雪。
にわ‐き【庭木】
庭に植える樹木。
にわ‐きど【庭木戸】
庭の出入り口の木戸。
にわ‐くさ【庭草】
1 庭に生えている草。 2 ホウキギの古名。〈和名抄〉
にわ‐ぐち【庭口】
庭の出入り口。
にわ‐くなぶり【鶺鴒】
セキレイの古名。〈和名抄〉
にわ‐ぐら【庭蔵】
母屋から離して庭に建てる蔵。穀物・道具・商品などを収める。内蔵や金蔵に対していう。
にわ‐げた【庭下駄】
庭を歩くための下駄。多くは焼き杉製の簡素なもの。
にわ‐こ【庭子】
江戸時代、代々その家に仕えている下男と下女のあいだに生まれた子。また、広く主家に代々隷属する農民をいう。
にわ‐こ【庭籠】
庭に置き小鳥などを入れて飼うかご。「三十七羽すぐりて、これを—に入れさせ」〈浮・男色大鑑・八〉
にわ‐こぶ【庭瘤】
土間などの、人の出入りの多い所にできる凹凸。
にわごけ【庭苔】
岡麓の処女歌集。大正15年(1926)刊行。
にわ‐さき【庭先/庭前】
縁側に近い庭の部分。ていぜん。
にわさき‐そうば【庭先相場】
農産物の生産地相場。
にわ‐ざくら【庭桜】
ニワウメの変種。葉が細長く、上面にしわがある。花は白色で八重咲き。
にわ‐し【庭師】
庭園をつくったり、その手入れをしたりするのを職業とする人。
にわしく【俄しく】
[副]急に。にわかに。「潮舟の舳(へ)越そ白波—も負ふせたまほか思はへなくに」〈万・四三八九〉
にわ‐しごと【庭仕事】
1 収穫した穀類を、屋敷内で処理する仕事。 2 「庭いじり」に同じ。
にわし‐どり【庭師鳥】
スズメ目ニワシドリ科の鳥の総称。全長約30センチ。オーストラリア・ニューギニアの密林などにすむ。卵を産む巣とは別に...
にわ‐すずめ【庭雀】
庭にいる雀。「—踞集(うずすま)りゐて」〈記・下・歌謡〉
にわ‐せん【庭銭】
1 遊里で紋日(もんび)に遊ぶことを約束した客が、遊女や揚屋などの奉公人に与える祝儀の金。「太夫様より宿への時服、...
にわ‐ぜきしょう【庭石菖】
アヤメ科の多年草。日当たりのよい草地にみられ、高さ10〜20センチ。葉は線形。5、6月ごろ、茎の頂の2枚の苞(ほう...
にわ‐そ
ナツトウダイの古名。〈和名抄〉