はえ
水中に張り出した岩礁。根。
はえ【映え/栄え】
1 照り輝くこと。また、見た目にりっぱであること。他の語と複合するときは、一般に「ばえ」となる。「夕—」「着—」「...
はえ【掽】
木材や米俵などを積み重ねたもの。「俵の—に寝腹ばひ」〈浄・仏御前〉
はえ【鮠】
オイカワの別名。また、ウグイの別名。《季 春》「—つるやゆらぐ筏を踏みわたり/素十」
はえ【蠅】
双翅(そうし)目イエバエ科および近縁の科の昆虫の総称。体長約1センチ。翅(はね)は、後ろ翅が退化して棒状となってい...
はえ【南風】
(西日本一帯で)南または南寄りの風のこと。《季 夏》
は‐え【破壊】
やぶれこわれること。やぶりこわすこと。はかい。「御所の—したるを修理(しゅり)して」〈平家・六〉
はえ【蠅】
《原題、(フランス)Les Mouches》サルトルの戯曲。3幕。1943年、ドイツ占領下のパリ市立劇場サラベルナ...
はえ‐あが・る【生え上(が)る】
[動ラ五(四)]前髪が抜けて、額の生えぎわが上の方に上がる。生えぎわが後退する。「年とともに—・って額が広くなる」
はえ‐うち【蠅打ち】
「蠅叩(はえたた)き」に同じ。《季 夏》「—を持って出て来る主かな/虚子」
はえ‐かび【蠅黴】
接合菌類ハエカビ科のカビ。ニクバエなどハエ類に寄生して殺し、白い菌糸の塊をつくり、分生子と接合胞子を形成する。
はえ‐かわ・る【生え変(わ)る】
[動ラ五(四)]前に生えていたものが抜けた後に、それに代わるものが新しく生える。「歯が—・る」「毛が—・る」
はえ‐がしら【蠅頭】
1 矢羽の名。黒みを残して羽(は)どったもの。 2 「疣結(いぼゆい)」に同じ。 3 擬餌鉤(ぎじばり)の一種。ハ...
はえ‐ぎわ【生え際】
額(ひたい)や襟首などの、髪の生えている部分と生えていない部分との境目。
はえ‐さがり【生え下(が)り】
こめかみの下の部分に生え下がった毛。また、もみあげ。
はえ‐ざ【蠅座】
南天の小星座。南十字星のすぐ南にあり、日本からは見えない。学名 (ラテン)Musca
はえ‐じごく【蠅地獄】
モウセンゴケ科の多年草。高さ20〜25センチの食虫植物。葉柄は平たく、葉は円形で縁にとげ状の長い毛があり、虫が触れ...
はえ・す【生えす】
[動サ変]「生える」に同じ。「柳こそ伐(き)れば—・すれ世の人の恋に死なむをいかにせよとそ」〈万・三四九一〉
はえ‐たたき【蠅叩き】
ハエをたたいて殺す道具。はえ打ち。はいたたき。《季 夏》「—はなさぬ老となりにけり/万太郎」
はえ‐ちょう【蠅帳】
「はいちょう」に同じ。
はえ‐つ・ける
[動カ下一]ごまかして取る。かすめる。「とっくに上菓子をここに—・けておいたを知らぬやつさ」〈滑・膝栗毛・八〉
はえ・でる【生え出る】
[動ダ下一]植物が生えて出る。「若草が—・でる」
はえ‐とり【蠅取り】
1 ハエを取ること。また、ハエを取る道具。蠅取り器・蠅取り紙・蠅たたきなど。はいとり。 2 「蠅取蜘蛛(はえとりぐ...
はえとり‐がみ【蠅取り紙】
ハエを捕らえるために粘着性の物質を塗った紙。多く、天井から下げて用いる。《季 夏》
はえとり‐き【蠅取り器】
ハエを中へ誘い込んで出られないようにした器具。《季 夏》「営々と蠅を捕りをり—/虚子」
はえとり‐ぐさ【蠅取草】
ハエジゴクの別名。はえとりそう。
はえとり‐ぐも【蠅取蜘蛛】
ハエトリグモ科のクモの総称。体長約1センチ。体は平たく、中央の二眼が大きく、歩脚は太くて短い。体表は銀白色や黒褐色...
はえとり‐たけ【蠅取茸】
ハエがなめると中毒するキノコの、ハエトリシメジ・テングタケ・ベニテングタケなどの俗称。
はえとり‐なでしこ【蠅取撫子】
ムシトリナデシコの別名。
はえとり‐むし【蠅取虫】
カマキリの別名。
はえ‐どくそう【蠅毒草】
ハエドクソウ科の多年草。山野の林中に生え、高さ30〜70センチ。葉は卵形で対生する。夏、淡紅色の唇形の花を穂状につ...
はえ‐なわ【延縄】
1本の幹縄(みきなわ)に、釣り針を先端に付けた枝縄、浮子(あば)を付けた浮け縄を間隔を置いて結び付けた漁具。走る船...
はえなわ‐ぎょせん【延縄漁船】
延縄漁を専門に行う漁船。近海延縄漁船と、大型の遠洋延縄漁船とがある。
はえなわ‐りょう【延縄漁】
延縄を用いた漁。マグロやタラを漁獲する海洋での漁以外に、ウナギやコイをねらった河川での漁もある。
はえぬき
稲の一品種。平成4年(1992)、山形県で「あきたこまち」と「庄内29号」をかけあわせて作られた。冷害に強い。山形...
はえ‐ぬき【生え抜き】
1 その土地に生まれ、そこでずっと育つこと。また、その人。生っ粋。「—の神田っ子」 2 初めからそこに所属して今日...
はえ‐の‐こ【蠅の子】
ハエの幼虫。うじ。
はえばえ・し【映え映えし】
[形シク] 1 見ばえがして輝くようである。「打ち笑ひたるは、いと—・し」〈枕・三〉 2 光栄である。晴れがましい...
這(は)えば立(た)て立(た)てば歩(あゆ)めの親心(おやごころ)
子供の一日でも早い成長を待ち望む親の心をいう言葉。
はえ‐まいり【蠅参り】
ハエが馬の尾にたかってついていくように、道者の後について伊勢参りをすること。また、その人。
はえよけ‐だま【蠅除け玉】
ハエを寄せつけないために天井からつるす金銀色のガラス玉。理髪店や蕎麦(そば)屋などで用いた。
は・える【生える】
[動ア下一][文]は・ゆ[ヤ下二] 1 草木の芽が出る。また、草木が生育する。「土手につくしが—・える」「苔の—・...
は・える【映える/栄える】
[動ア下一][文]は・ゆ[ヤ下二] 1 光を受けて照り輝く。「夕日に—・える連山」 2 引き立ってあざやかに見える...
は‐えん【巴猿】
《中国湖北省巴東県の巴峡に猿が多く、その鳴き声が旅愁をさそったところから》峡谷に鳴く猿。「人里遠く分け入れば、嶺の...
ハエン
スペイン南部、アンダルシア州の都市。グアダルキビル川沿いに位置する。ローマ時代に銀採掘で栄え、イスラム統治下で要塞...
ハエン‐だいせいどう【ハエン大聖堂】
《Santa Iglesia Catedral de la Asunción de la Virgen》スペイン南...