ひき【引き】
[名] 1 引っ張ること。また、その力。「魚の—が強い」 2 特別に目をかけて便宜をはかること。引き立て。「上役の...
ひき【蟇】
ヒキガエルの別名。《季 夏》
ひき【匹/疋】
[名] 1 2反続きの反物を単位として表す語。大人の着物と羽織とを対で作るときなどに用いる。 2 銭を数える単位。...
ひ‐き【非器】
その事をする才能・力量などが不足であること。その器量でないこと。
ひ‐き【秘記】
秘密の記録。
ひ‐き【悲喜】
悲しみと喜び。
ひ‐き【誹毀/非毀】
[名](スル)悪口を言うこと。他人の悪事や醜行をあばいて、その名誉を傷つけること。「アゼシラウス王の所置を、常に—...
ひ‐き【避忌】
[名](スル)その物事を好ましくないとしてさけきらうこと。忌避。
ひき‐あい【引(き)合い】
1 互いに引っ張り合うこと。「綱の—をする」 2 証拠・参考として例に引くこと。「もうけ話の—に出す」 3 売買・...
ひきあい‐にん【引合人】
訴訟事件の関係者として法廷に召喚される人。証人・参考人など。
ひき‐あ・う【引(き)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに引っ張る。引っ張り合う。「ロープを—・う」 2 取引をしてもうけがある。収支がつりあ...
ひき‐あけ【引(き)明け】
夜明け。明け方。「春の—の薄紫の空に」〈菊池寛・蘭学事始〉
ひき‐あげ【引(き)上げ/引(き)揚げ】
1 引き上げること。「沈没船の—」「税率の—」 2 (引き揚げ)外国から本国に帰ること。特に、第二次大戦後、外地で...
ひきあげ‐しゃ【引(き)揚げ者】
外国から引き揚げて本国に帰って来た人。特に、第二次大戦後、外地での生活を引き払って内地に帰って来た人。
ひきあげ‐せん【引(き)揚げ船】
外国から引き揚げて本国に帰る人を乗せる船。特に、第二次大戦後、外地での生活を引き払って日本に帰国する人を乗せた船。
ひき‐あ・げる【引(き)上げる/引(き)揚げる】
[動ガ下一][文]ひきあ・ぐ[ガ下二] 1 引っ張って上方へ上げる。「錨(いかり)を—・げる」 2 値段・比率・水...
ひき‐あし【引(き)足】
1 後方へ引く足。後退する足取り。 2 足をひきずって歩くこと。
ひき‐あて【引(き)当て】
1 将来の支出のためにその金額を準備しておくこと。また、その金額。 2 抵当。かた。「土地を—に金を借りる」
ひきあて‐きん【引当金】
企業会計で、将来の特定の費用または損失の発生を合理的に見積もることができる場合に、当期の費用または損失として計上す...
ひきあて‐とくていしさん【引当特定資産】
学校法人の会計で用いられる勘定科目。将来の出費や設備の買い換えなど特定の目的に備えて資金を積み立てる場合に設けるも...
ひき‐あ・てる【引(き)当てる】
[動タ下一][文]ひきあ・つ[タ下二] 1 くじを引いて当てる。「一等を—・てる」 2 運悪く当てる。気の進まない...
ひき‐あみ【引(き)網/曳き網】
水中を引き回したり、浜や船に引き寄せたりして魚を捕る網。また、その漁法。地引き網・トロール網など。
ひき‐あわ・す【引(き)合(わ)す】
[動サ五(四)]「引き合わせる」に同じ。「原簿と—・す」 [動サ下二]「ひきあわせる」の文語形。
ひき‐あわせ【引(き)合(わ)せ】
1 取りもって対面させること。紹介すること。「神様のお—で巡り合う」 2 照合すること。「住民票との—」 3 鎧(...
ひきあわせ‐がみ【引(き)合(わ)せ紙】
昔、陸奥(むつ)で産した薄墨色の紙。また、後世では、普通の檀紙(だんし)をいう。武士が鎧(よろい)の引き合わせに入...
ひき‐あわ・せる【引(き)合(わ)せる】
[動サ下一][文]ひきあは・す[サ下二] 1 引き寄せて合わせる。「襟元を—・せる」 2 比べ合わせる。照らし合わ...
ひき‐い・ず【引き出づ】
[動ダ下二] 1 「ひきだす1」に同じ。「御文とて—・でたれば」〈落窪・一〉 2 事件などを引き起こす。「さるまじ...
ひき‐いた【引(き)板】
「鳴子(なるこ)」に同じ。
ひき‐いだ・す【引き出だす】
[動サ四] 1 「ひきだす1」に同じ。「移し馬(むま)ども—・して」〈源・東屋〉 2 しでかす。引き起こす。「ここ...
ひきいで‐もの【引き出で物】
「ひきでもの」に同じ。「—なども、乏しくは」〈宇津保・祭の使〉
ひき‐い・る【引き入る】
[動ラ四] 1 ひっこむ。ひきさがる。「見合はせ給へる御顔、いと赤うなりながら、わざと—・りなどせさせ給はず」〈狭...
ひき・いる【率いる】
[動ア上一][文][ワ上一] 1 従えて行く。ひきつれて行く。「学生を—・いて研究旅行に行く」 2 多くの人々を指...
ひき‐いれ【引(き)入れ】
1 引き入れること。誘ったり導いたりして中に入れること。 2 元服の儀式のとき、冠をかぶらせること。また、その役を...
ひき‐いれ【挽き入れ/引(き)入れ】
轆轤(ろくろ)で木を挽いて、いくつもの入れ子に作った細工物。合子(ごうし)・皿などの類。ひきれ。
ひきいれ‐えぼし【引入烏帽子】
頭に深く烏帽子をかぶること。また、その烏帽子。
ひきいれ‐ごうし【挽き入れ合子】
轆轤(ろくろ)細工で作った入れ子の椀(わん)。ひきれごうし。
ひきいれ‐ごえ【引き入れ声】
息を吸い込むようにして、かすかにいう声。「ことなる事なき男の—して、艶(えん)だちたる」〈能因本枕・二七〉
ひき‐い・れる【引(き)入れる】
[動ラ下一][文]ひきい・る[ラ下二] 1 引いて中へ入れる。「ベビーカーを電車に—・れる」 2 誘ったり導いたり...
ひき‐いろ【引き色】
退却しようとする気配。敗色。「寄せ手已に—になって候」〈太平記・七〉
ひき‐いわい【引(き)祝(い)】
芸者や娼妓が廃業するのを披露する祝い。
ひき‐うけ【引(き)受(け)】
1 引き受けること。「難民の—先」 2 為替手形の支払人が、手形に署名して手形金額の支払い義務を負うこと。 3 有...
ひきうけ‐きょぜつ【引受拒絶】
為替手形の所持人が引き受けを求めて適法に呈示したにもかかわらず、支払人が拒絶すること。
ひきうけ‐シンジケートだん【引受シンジケート団】
有価証券の引き受けのために、銀行・保険会社・証券会社などが結成する証券引受団。シ団。
ひきうけじこく‐しょうめい【引受時刻証明】
郵便物の特殊取扱の一。書留郵便物を引き受けた時刻を郵便局が証明するもので、郵便物の表面に引き受け時刻が記載される。...
ひきうけ‐て【引(き)受(け)手】
引き受ける人。引受人。「幹事の—がいない」
ひきうけ‐てがた【引受手形】
支払人が手形引受をした為替手形。
ひきうけ‐にん【引受人】
1 引き受けて責任を負う人。引き受け手。「身元—」 2 為替手形の引き受けをした支払人。
ひき‐う・ける【引(き)受ける】
[動カ下一][文]ひきう・く[カ下二] 1 自分が責任をもってその物事を受け持つ。「販売を一手に—・ける」「役員を...
ひきうけ‐わたし【引受渡し】
《documents against acceptance》信用状なしの荷為替取引で、荷為替手形の送付を受けた輸入...
ひき‐うす【碾き臼/挽き臼】
上下2個の、平たい円筒状の石臼。上臼の穴から穀物を落とし、回して粉にする。上下の石の接触面に多数の溝があって、そこ...