ひれ【鰭】
1 魚類や水生哺乳類の遊泳のための器官。魚類では体の正中線上にあって対をなさない背びれ・しりびれ・尾びれと、体側に...
ひれ【領巾/肩巾】
1 上代、害虫・毒蛇などを追い払う呪力を持つと信じられた細長い薄布。 2 古代の服飾具の一。女性が首から肩にかけ、...
ヒレ
《「フィレ」とも》 1 牛・豚などの腰から背中にかけての脂肪が少なく上質の肉。ヒレ肉。「—カツ」 2 魚の切り身。
ひれ‐あざみ【鰭薊】
キク科の越年草。原野に生え、高さ約1メートル。茎にとげのあるひれ状の翼をもつ。6月ごろ、紅色の頭状花をつける。やは...
ひれあし‐しぎ【鰭足鷸】
チドリ目ヒレアシシギ科の鳥の総称。全長約20センチ。足指にひれがある。雌のほうが大形で羽色も派手。抱卵は雄が行う。...
ひ‐れい【比例】
[名](スル) 1 例をあげてくらべること。「目高が湖に泳ぐような—で海が広いとは云え」〈葉山・海に生くる人々〉 ...
ひ‐れい【非礼】
[名・形動]礼儀にそむくこと。また、そのさま。「—をわびる」「—な言動」
ひれい‐く【比例区】
比例代表制の選挙区のこと。日本の参議院議員通常選挙の比例代表選挙は、全都道府県で同じ政党または個人名から投票先を選...
ひれい‐けいすうかん【比例計数管】
放射線測定器の一。ガイガーミュラー計数管とほぼ同じ構造で、メタンやアルゴンなどの気体を封入した金属円筒を負極、その...
ひれい‐げんかい【比例限界】
「比例限度」に同じ。
ひれい‐げんど【比例限度】
弾性体に外力を加えたとき、ひずみと比例関係を保つことができる応力の限度。応力が小さい間は、フックの法則が成り立つの...
ひれい‐コンパス【比例コンパス】
製図用具の一。2本の脚をX字形にとめたコンパスで、止めねじの位置によって両脚の開きを一定の比で変えることができる。...
ひれい‐しき【比例式】
二つの比が等しいことを示す式。a:b=c:dなど。
ひれい‐じゃく【比例尺】
線分を一定の比で拡大したり縮小したりするのに用いる尺度。
ひれいじゅんび‐せいど【比例準備制度】
銀行券の発行総額に対し、一定比率の正貨準備を保有することを中央銀行に義務づける発券制度。
ひれい‐ぜい【比例税】
課税標準の大小にかかわりなく、同じ税率で課税する税。→累進税 →逆進税
ひれいだいひょう‐せい【比例代表制】
各党派の得票数に比例して当選者数を決定する選挙制度。余剰票や死票が少なくなるという長所がある。1855年デンマーク...
ひれい‐ちゅうこう【比例中項】
a:b=b:cのとき、bをaとcとの比例中項という。
ひれい‐ていすう【比例定数】
比例する二つの量の間の関係式における定数。xとyとが比例するときの式y=axにおいてaをいう。比例係数。
ひれい‐てんぽ【比例塡補】
損害保険会社が保険金を支払う形式の一つ。保険会社が限度額の範囲内で、実際の損害額に対して契約時に取り決めた割合の額...
ひれい‐とういつめいぼ【比例統一名簿】
⇒統一名簿方式
ひれい‐はいぶん【比例配分】
1 ある量を、定められた比に分けること。按分(あんぶん)比例。 2 株式取引で、板寄せやざら場で売買が成立せず、値...
ひれい‐めいぼ【比例名簿】
比例代表制で行われる選挙に際して、各政党から提出される候補者名簿のこと。比例代表制では、各政党の獲得議席を名簿登載...
ひれ‐えぼし【平礼烏帽子】
漆を薄く塗った、縁(へり)のない烏帽子。頂辺がひらひらとはためく。雑色(ぞうしき)などが用いた。
ヒレ‐カツ
《(和)filet(フランス)+cutlet》豚のヒレにパン粉をまぶして揚げた料理。
ひれ‐がわら【鰭瓦】
鬼瓦の、左右下端が広がり、波・雲・渦などを彫刻した部分。足元瓦。
ひ‐れき【披瀝】
[名](スル)心の中を包み隠さずに打ち明けること。「本心を—する」
ひれ‐ざけ【鰭酒】
フグやエイのひれを焼いて、熱燗(あつかん)の清酒に入れたもの。独特の香味がある。《季 冬》「—や逢へば昔の物語/年尾」
ひ‐れつ【卑劣/鄙劣】
[名・形動]品性や言動がいやしいこと。人格的に低級であること。また、そのさま。「—な行為」 [派生]ひれつさ[名]
ひれ‐なが【鰭長】
キハダ・ビンナガなどの、ひれの長いマグロ。
ひれ‐ふ・す【平伏す】
[動サ五(四)]顔が地面に付きそうになるほど身を低くして頭を下げる。平伏する。「神前に—・す」
ひれふり‐やま【領巾振山】
鏡山(かがみやま)の異称。
領巾(ひれ)振(ふ)・る
領巾を振る。女性が人を招いたり別れを惜しんだりするようすの形容。「見渡せば近き里廻(さとみ)をたもとほり今そ我が来...
ヒレホム
オランダ南西部、ゾイトホラント州の町。ライデンの北東約15キロメートルに位置する。南隣のリッセとともに、同国におけ...
ヒレレズ
デンマーク、シェラン島北部の都市。コペンハーゲンの北西約30キロメートルに位置し、鉄道で結ばれる。17世紀建造のフ...
ひ‐れん【飛廉/蜚廉】
1 中国で、風の神。 2 中国で、空想上の動物。頭は雀に似て角(つの)があり、からだは鹿に似て豹文があり、尾は蛇に...
ひ‐れん【悲恋】
悲しい恋。実らずに悲しい結果に終わる恋。
ひれんきるべし【悲恋斬るべし】
滝沢美恵子の短編時代小説集。平成7年(1995)刊行。「乙女椿」「夏嵐」「白芙蓉」など全6作を収める。
ひ‐れんじゃく【緋連雀】
レンジャク科の鳥。全長18センチくらい。体は淡いぶどう色で、頭に冠羽があり、尾の先端が赤い。極東地方の特産で、日本...
ひれんどう‐データほうそう【非連動データ放送】
放送中の番組内容と独立して配信されるデータ放送。主なコンテンツはニュースや天気予報など。→連動データ放送
ひれんひか【悲恋悲歌】
岩野泡鳴の第三詩集。明治38年(1905)刊行。