びゃく【白】
⇒はく
びゃく【闢】
[音]ビャク(呉) ヘキ(漢) [訓]ひらく 左右に押し開く。「開闢(かいびゃく)」
びゃく‐え【白衣】
1 白色の衣服。はくい。 2 白小袖に指貫(さしぬき)または袴をつけただけの姿。「大口許(ばか)りに—にて、長押(...
びゃくえ‐かんのん【白衣観音】
《(梵)Pāṇḍuravāsinīの訳》 胎蔵界曼荼羅(まんだら)観音院の一尊。白衣を着け、白蓮華の中にいる。白は...
びゃくえかんのんず【白衣観音図】
室町時代の画家・連歌師、能阿弥の筆による白衣観音の座図。絹本墨画淡彩。応仁2年(1468)、息子周健のために泉涌寺...
びゃくえのおんな【白衣の女】
《原題The Woman in White》コリンズの推理小説。1860年刊。主人公の画家ハートライトと、財産目当...
びゃく‐げつ【白月】
古代インドの暦法で、月が満ち始めてから満月に至るまでの15日間の称。びゃくがつ。はくげつ。⇔黒月。「—黒月のかはり...
びゃく‐ごう【白毫】
白い巻き毛。→白毫相
びゃく‐ごう【白業】
仏語。よい果報を受けるよい行い。善業(ぜんごう)。⇔黒業。
びゃくごう‐じ【白毫寺】
奈良市白毫寺町にある真言律宗の寺。山号は高円(たかまど)山。霊亀元年(715)天智天皇の皇子志貴親王の山荘を寺とし...
びゃくごう‐そう【白毫相】
仏の三十二相の一。眉間(みけん)にあって光明を放つという長く白い巻き毛。仏像では水晶などをはめ込んだり浮き彫りにし...
びゃく‐さん【白散】
新しい年の健康を祈って、屠蘇(とそ)酒などとともに元日に服用する散薬。白朮(びゃくじゅつ)・桔梗(ききょう)・細辛...
びゃく‐し【白芷】
1 ヨロイグサの漢名。また、その根。漢方で鎮痛・鎮静薬などに用いる。 2 ハナウドの漢名。
びゃく‐し【拍子/百師/百子】
《「ひゃくし」とも》「笏拍子(しゃくびょうし)」に同じ。
びゃくし‐ぶつ【辟支仏】
⇒縁覚(えんがく)
びゃく‐しん【柏槙】
イブキの別名。
びゃく‐じゅつ【白朮】
キク科植物のオケラやオオバナオケラの根茎。漢方で健胃・利尿薬などに用い、屠蘇散(とそさん)・蚊やりなどの材料ともする。
びゃく‐だん【白檀】
ビャクダン科の半寄生性の常緑小高木。高さ3〜10メートル。幹は直立して分枝し、葉は長卵形で先がとがる。花は鐘形で円...
びゃくだん‐こう【白檀香】
ビャクダンの心材から作った香。
びゃくだん‐ゆ【白檀油】
ビャクダンの材を蒸留して得る黄色い油。揮発性で芳香があり、主成分はサンタロール。香料に用いる。
びゃく‐どう【白道】
⇒二河白道(にがびゃくどう)
びゃく‐ぶ【百部】
ビャクブ科の蔓性(つるせい)の多年草。根は紡錘形をし、葉は広楕円形で、数枚が輪生する。7月ごろ、葉のわきに淡緑色の...
びゃく‐や【白夜】
⇒はくや(白夜) [補説]書名別項。→白夜
びゃくや【白夜】
村山知義の小説。昭和9年(1934)「中央公論」誌に発表した転向小説。
びゃくやうこう【白夜雨稿】
有島生馬の随筆集。大正13年(1924)刊行。文学・美術論や紀行文、震災の記録など内容は多岐に渡る。
びゃくやこう【白夜行】
東野圭吾の長編推理小説。平成11年(1999)刊。第122回直木賞候補作品。迷宮入りした殺人事件に関わった少年と少...
びゃくやをたびするひとびと【白夜を旅する人々】
三浦哲郎の長編小説。自身の家族をモデルに、東北の呉服屋一家の不幸な運命を描く。昭和59年(1984)刊行。第12回...
びゃく‐らい【白癩】
1 ハンセン病の一型の古称。身体の一部または数か所の皮膚が斑紋状に白くなるものをさす。しらはだ。 2 そむけば白癩...
びゃく‐れん【白蓮】
1 白いハスの花。はくれん。《季 夏》「—やはじけ残りて一二片/蛇笏」 2 ハクモクレンの別名。 3 心が清らかで...
びゃく‐れん【白蘞】
ブドウ科の蔓植物(つるしょくぶつ)。葉は手のひら状の複葉で、葉と対生して巻きひげがある。夏、葉と向かい合って花柄を...
びゃくれん【白蓮】
⇒柳原白蓮
びゃくれん‐きょう【白蓮教】
中国の民衆宗教の一派。南宋の初め、阿弥陀信仰により蘇州の僧茅子元(ぼうしげん)が創始。民衆に多くの信者を得たため、...
びゃくれん‐しゃ【白蓮社】
中国の念仏修行の結社。402年、東晋(とうしん)の慧遠(えおん)が廬山(ろざん)に東林寺を建てて僧俗123人ととも...
びゃく‐ろう【白鑞】
錫(すず)のこと。また、錫と鉛との合金。しろめ。はくろう。