ふうじ【封じ】
1 おさえつけて活動できないようにすること。「虫—」「口—」 2 封のしてあること。また、そのところ。封じ目。「状...
ふう‐じ【封事】
密封して意見などを上奏する文書。意見封事。ほうじ。
ふう‐じ【諷示】
[名](スル)《「ふうし」とも》ほのめかすこと。暗示。「到底駄目であると遠廻しに—して居た」〈左千夫・野菊の墓〉
ふうじ‐こ・む【封じ込む】
[動マ五(四)]「封じ込める」に同じ。「手ずから折った黄い野菊の花が—・んであった」〈花袋・田舎教師〉 [動マ下二...
ふうじ‐こめ【封じ込め】
封じ込めること。「近隣諸国の—に遭う」
ふうじこめ‐せいさく【封じ込め政策】
第二次大戦後、米国が、資本主義諸国の協力のもとに共産主義の勢力をその圏内に封じ込めようとしてとった政策。ソ連には1...
ふうじ‐こ・める【封じ込める】
[動マ下一][文]ふうじこ・む[マ下二] 1 周囲をふさいで閉じ込める。封じ込む。「暴徒を中庭に—・める」 2 相...
ふうじ‐て【封じ手】
1 囲碁・将棋で、対局が持ち越される場合、翌日先に打つ人が、次の手を紙に書いて封じ入れておくこと。また、その手。 ...
ふうじ‐ぶくろ【封じ袋】
封筒。状袋。
ふうじ‐ぶみ【封じ文】
封をした手紙。封書。
ふうじ‐め【封じ目】
封をした所。「—に押印する」
ふう‐じめ【封締め】
封書の封じ目に書く「〆」の字。
ふう‐じゃ【風邪】
かぜ。感冒。《季 冬》
ふう‐じゅ【風樹】
1 風に吹かれて揺れている木。風木。 2 「風樹の嘆」に同じ。「眺めて居ると—の思いに堪え難いから」〈梅崎・贋の季節〉
ふう‐じゅ【諷誦】
[名](スル)⇒ふじゅ(諷誦)
ふうじゅ‐の‐たん【風樹の嘆】
《「韓詩外伝」九から》静止していたいのに、風に吹かれて揺れ動かざるをえない樹木のように、子供が孝行をしたいと思うと...
ふう‐じょう【封状】
封をした手紙。封書。
ふう‐じょう【風情】
ようす。けしき。ふぜい。「古人の—を学ばば」〈玲瓏随筆〉
ふうじょ‐しつ【風除室】
寒冷地で、ドアの開閉による冷たい外気の流入を緩和するために、玄関を覆うように設けられた小部屋。玄関フード。
ふう・じる【封じる】
[動ザ上一]「ふう(封)ずる」(サ変)の上一段化。「口を—・じる」
ふうじ‐ろう【封じ蝋】
封書・包み物・瓶の栓などの封じ目に塗って密閉するための蝋。封蝋。
ふう‐じん【風人】
風流人。または、文人・詩人。「—墨客」
ふう‐じん【風神】
風をつかさどる神。ふつう、裸形で風袋をかついで空を駆ける姿に描かれる。寺内では、千手観音の二十八部衆に付して雷神と...
ふう‐じん【風塵】
1 風で舞い立つちり。きわめて軽いもののたとえにもいう。「—を避ける」「命を—よりも軽くして」〈太平記・一七〉 2...
ふうじんちたい【風塵地帯】
三好徹の長編小説。昭和41年(1966)刊行。第20回日本推理作家協会賞受賞。インドネシアを舞台とする国際スパイ小説。
ふうじんらいじんず【風神雷神図】
俵屋宗達の屏風画。二曲一双の屏風で、向かって右に風神、左に雷神を描く。尾形光琳や酒井抱一など多くの絵師により模写さ...