へ‐だい【平鯛】
タイ科の海水魚。全長約40センチ。体形はマダイに似て、頭部は丸みを帯びる。体色は銀灰色で、うろこに沿って淡黄色の縦...
へだし【隔し】
《「へだ(隔)ち」の上代東国方言》隔て。仕切り。「水門(みなと)の葦が中なる玉小菅刈り来(こ)我が背子床の—に」〈...
へだたり【隔たり】
へだたること。また、その度合い。「十年の—」「両方の主張には相当の—がある」
へだた・る【隔たる】
[動ラ五(四)] 1 間に距離があって離れる。また、距離ができて離れる。遠ざかる。「約10キロ—・っている」 2 ...
へだ・つ【隔つ】
[動タ四]「隔たる」に同じ。「はろはろに思ほゆるかも白雲の千重(ちへ)に—・てる筑紫の国は」〈万・八六六〉 [動タ...
へだて【隔て】
1 間を仕切ること。境をすること。また、そのもの。仕切り。「屏風(びょうぶ)で—をする」 2 差別をすること。分け...
へだて‐おも・う【隔て思ふ】
[動ハ四]心に隔てを置く。よそよそしくする。「ただかやうの筋の事なむいみじう—・う給ひて」〈源・胡蝶〉
へだて‐がお【隔て顔】
[名・形動ナリ]打ち解けない顔つき。よそよそしい態度。また、そのさま。「恥づかしけれど、何かは、—にもあらむ」〈源...
へだて‐がま・し【隔てがまし】
[形シク]いかにも打ち解けないようすである。「たはぶれにても、かやうに—・しき事」〈源・若菜上〉
へだて‐ごころ【隔て心】
打ち解けない心。隔意(かくい)。隔心(かくしん)。「(松虫ハ)いと—ある虫になむありける」〈源・鈴虫〉
へだて‐の‐せき【隔ての関】
間を隔てて関となっているもの。「小さき山を、—に見せたれど」〈源・胡蝶〉
へだ・てる【隔てる】
[動タ下一][文]へだ・つ[タ下二] 1 物の間に距離をおく。「五メートル—・ててくいを打つ」 2 物を間に置く。...