べに【紅】
1 紅色の顔料。ベニバナの花びらから製したもの。絵の具・染料・化粧品や食品の着色料などに用いる。 2 紅色。くれな...
ベニ‐イスゲン
アルジェリアのサハラ砂漠北部、ムザブ地方の涸れ谷(ワジ)に位置するオアシス都市ガルダイア南東郊の集落。10世紀から...
べに‐いた【紅板】
江戸時代の携帯用の紅入れ。二つ折りの板に漆を塗り、紅を載せた。薄い箱形のものもある。
べに‐いろ【紅色】
鮮やかな赤。くれない色。べに。こうしょく。
べに‐え【紅絵】
1 浮世絵版画で、墨摺(すみず)り絵に紅を主色として筆で彩色したもの。丹絵(たんえ)から発展した様式。 2 紅摺(...
ベニエ
小麦粉を卵黄・牛乳でとき、泡立てた卵白を加えた軽い衣をつけて魚貝類・野菜などを揚げたもの。→フリッター
べに‐おしろい【紅白粉】
1 べにとおしろい。べにやおしろい。 2 べにやおしろいで化粧すること。「—の濃い人」「—は女のたしなみ」
べに‐かね【紅鉄漿】
紅とお歯黒。転じて、化粧。
べに‐かわ【紅革/紅皮】
紅色に染めた革。
べに‐がい【紅貝】
ニッコウガイ科の二枚貝。浅海の砂地にすみ、殻長4センチくらい。貝殻は紅色、長卵形で後端は細長く伸びている。貝細工の材料。
べに‐がえし【紅返し】
⇒もみがえし
べに‐がく【紅額/紅萼】
ガクアジサイの園芸品種。初夏に花が咲き、装飾花が白・水色から紅・紫赤色に変化する。
べに‐がに【紅蟹】
アサヒガニの別名。
べに‐がら【紅殻】
《ベンガラに当てた漢字「紅殻」を訓読みにした語》「ベンガラ」に同じ。「—格子」
べに‐くりげ【紅栗毛】
馬の毛色の名。栗毛で赤みの強いもの。
アキノ
(Benigno Servillano 〜 Jr.)[1932〜1983]フィリピンの政治家。1967年に上院議員...
べに‐ぐま【紅隈】
歌舞伎の隈取りの一。油紅で赤く隈取るもの。荒事系の英雄や、おかしみのある敵役に用いる。筋隈・猿隈など。
べに‐こ【紅粉】
中国から渡来した紅。唐紅(とうべに)。
べに‐こうじ【紅麹】
紅麹菌を蒸し米に添加し、発酵させた米麹。紅酒や豆腐餻(よう)などの原料となるほか、赤色の着色料として利用される。
べにこうじ‐きん【紅麹菌】
麹黴(かび)の一種。デンプン質を発酵させ紅麹を作り出す。コレステロールを低下させる物質を生成する種がある一方、黴毒...
べに‐ざけ【紅鮭】
サケ科の海水魚。全長約60センチ。体色は背側と各ひれが青黒色、腹側が銀白色。外洋を回遊し、秋、繁殖のため、上流に湖...
べにさし‐ゆび【紅差(し)指】
紅をつけるときに用いる指。くすりゆび。べにつけゆび。
べに‐ざら【紅皿】
化粧用の紅を塗りつけてある小皿。指先や筆で溶いて用いる。皿紅。
べにざら‐かけざら【紅皿欠皿】
継子(ままこ)話の一。継子で美しい娘欠皿を、継母とその実子の醜い紅皿がいじめるが、結局、欠皿は高貴な人と結婚して幸...
べに‐しじみ【紅小灰蝶】
シジミチョウ科の昆虫。翅(はね)の開張約3センチ。翅は光沢の強い橙赤色に数個の黒紋が散在。幼虫の食草はギシギシ・ス...
べに‐したば【紅下翅】
ヤガ科の昆虫。翅(はね)の開張7センチくらい。前翅は灰色、後ろ翅は桃紅色で2個の黒い帯がある。幼虫はヤナギ類につく。
べに‐しだ【紅羊歯】
オシダ科の常緑の多年生のシダ。林下にみられ、根茎から束生する。葉柄は長く、黒褐色の鱗片(りんぺん)が密生。葉は長さ...
べに‐しぼり【紅絞(り)】
紅色の絞り染め。
べに‐しょうが【紅生姜】
ショウガを、赤ジソや食紅を加えた梅酢に漬けたもの。
ベニス
ベネチアの英語名。 米国カリフォルニア州ロサンゼルス西部の地区。ビーチリゾートとして知られる。海岸沿いにサイクリン...
ベニ‐スウェーフ
⇒ベニスエフ
ベニ‐スエフ
エジプト、ナイル川下流西岸の都市。周辺では綿花や穀類が生産され、紡績業、精糖が盛ん。近郊に古代エジプト時代の都市遺...
べに‐すずめ【紅雀】
スズメ目カエデチョウ科の鳥。全長約10センチ。雄は全体に赤紅色で白点が散在し、雌は黄褐色。雌雄ともくちばしが赤い。...
べに‐すずめ【紅天蛾】
スズメガ科の昆虫。翅(はね)の開張6センチくらいで、全体に紅桃色。後ろ翅(ばね)の基部に黒紋がある。幼虫の食草はカ...
ベニスにしす【ベニスに死す】
《原題、(ドイツ)Der Tod in Venedig》トマス=マンの短編小説。1912年発表。初老の作家が旅先の...
ベニスのしょうにん【ベニスの商人】
《原題The Merchant of Venice》シェークスピアの喜劇。5幕。1596年ごろの作。ユダヤ人の高利...
べにずり‐え【紅摺り絵】
浮世絵版画で、墨版のほか紅・緑を主としたわずかな色数の色摺り木版画。江戸中期に始まり、のち錦絵(にしきえ)に発展し...
ベニゼル‐ひろば【ベニゼル広場】
《Plateia Venizelou/Πλατεία Βενιζέλου》ギリシャ南部、クレタ島の港湾都市イラクリ...
べに‐ぞめ【紅染(め)】
紅色に染めること。また、染めたもの。ベニバナで染めたものは本紅染めともいう。くれないぞめ。
べに‐たけ【紅茸】
ベニタケ科ベニタケ属のキノコの総称。茎が太くて短く、傘は浅い漏斗状に開き、赤色のものが多い。大部分が無毒で、食用に...
べに‐ちょく【紅猪口】
内側に紅を塗りつけた猪口形の容器。指先で溶いて唇に塗る。べにちょこ。
べにつけ‐ゆび【紅付け指】
くすりゆび。べにさしゆび。
べに‐づる【紅鶴】
フラミンゴの別名。
べに‐てんぐたけ【紅天狗茸】
テングタケ科のキノコ。有毒。夏から秋、深山の林内に生え、高さ10〜20センチ。傘は深紅色から橙黄色で、表面に白いい...
ムッソリーニ
[1883〜1945]イタリアの政治家。社会党左派に属したが、第一次大戦で主戦論をとったため除名。戦後、ファシスタ...
べに‐どうだん【紅灯台】
ツツジ科の落葉低木。山地に自生。輪生状に枝分かれし、枝先に葉がつく。夏の初め、釣鐘状の紅色の小花を総状に垂れてつけ...
べに‐の‐き【紅の木】
ベニノキ科の半落葉性の小高木。樹皮は赤褐色。葉は大形の心臓形で、強光を避けて回転する性質がある。秋に紅色か白色の5...
ベニ‐ハサン
⇒ベニハッサン
ベニ‐ハッサン
エジプト、ナイル川中流東岸にある墳墓群。ミニヤの南東約20キロメートルに位置する。主に中王国時代に岩壁を穿(うが)...
ベニハマッド‐ようさい【ベニハマッド要塞】
《Beni Hammad》⇒ベニハンマド要塞