ま‐ぎ【間木】
《「まき」とも》長押(なげし)の上などに設けた棚のようなもの。「数珠(ずず)も—に打ち上げなど、らうがはしきに」〈...
ま‐ぎゃく【真逆】
[名・形動]《「逆」を強調した俗語》まったく逆であること。正反対なこと。また、そのさま。「前作とは性格が—の人物を...
ま‐ぎょう【ま行/マ行】
五十音図の第7行。ま・み・む・め・も。
まぎら【紛ら】
まぎらわすこと。ごまかし。「えてあんな事で—を食はされるものぢゃ」〈伎・桑名屋徳蔵〉
まぎら‐かし【紛らかし】
九州地方で、嫁入りの際に嫁につき添っていく未婚の女性をいう。花嫁と同じ礼装で宴席に並ぶ。嫁紛らかし。添い嫁。
まぎら‐か・す【紛らかす】
[動サ五(四)]「紛らす」に同じ。「寂しさを—・す」
まぎら・す【紛らす】
[動サ五(四)]関心を他に移すなどして、そのことがわからなくなるようにする。ごまかす。また、気持ちを他に向けてふさ...
まぎら・せる【紛らせる】
[動サ下一]「紛らす」に同じ。「恋の悩みをスポーツで—・せる」
まぎらわし【紛らはし】
まぎれるようにすること。関心などを他に移すようにすること。「御心の—には、さしも驚かせ給ふばかり聞こえなれはべらば...
まぎらわし・い【紛らわしい】
[形][文]まぎらは・し[シク]《古くは「まきらはし」》 1 似ていて区別がつきにくい。「本物と—・いレプリカ」「...
まぎらわ・す【紛らわす】
[動サ五(四)]「紛らす」に同じ。「水で空腹を—・す」
ま‐ぎり【間切り】
1 区切ること。区切り。 2 もと、琉球の行政区画。数村からなり、琉球処分以後も存続したが、明治40年(1907)廃止。
まぎり‐ばしり【間切り走り】
向かい風のときの帆船の走り方。斜め前方から風を受けるように、左右に交互に帆面を向けながらジグザグに前進する。
ま‐ぎ・る【間切る】
[動ラ五(四)]波間を切って船を進める。また、間切り走りで帆船を進める。「帆ヲ—・ッテ走ル」〈和英語林集成〉
まぎ・る【紛る】
[動ラ下二]「まぎれる」の文語形。
まぎれ【紛れ】
1 ある事につけこんで、また、事の勢いで何かをすること。「怒った—に外の芸者を買いはしまいか」〈荷風・腕くらべ〉 ...
まぎれ‐あり・く【紛れ歩く】
[動カ四] 1 しのび歩く。「心もや慰むと立ち出でて—・き給ふ」〈源・少女〉 2 人々の間にまじって歩きまわる。「...
まぎれ‐こ・む【紛れ込む】
[動マ五(四)] 1 まちがって入り込む。「よその郵便物が—・む」 2 いつのまにか他の物の中に入り込む。混雑をう...
まぎれ‐どころ【紛れ所】
見分けにくいところ。「あさましきまで—なき御顔つきを」〈源・紅葉賀〉
紛(まぎ)れもな・い
きわめて明白である。まちがえようがない。「—・い事実」
まぎ・れる【紛れる】
[動ラ下一][文]まぎ・る[ラ下二] 1 入りまじって区別がつかなくなる。また、はっきりしなくなる。「人込みに—・...
ま‐ぎわ【真際/間際】
1 物事がまさに行われようとするとき。寸前。「出発—に電話がくる」 2 境界に接する直前の部分。「がけの—まで家が建つ」