まよ【眉】
「まゆ」の古形。「—のごと雲居に見ゆる阿波の山かけて漕ぐ舟泊まり知らずも」〈万・九九八〉
まよ【繭】
「まゆ」の古形。「筑波嶺の新桑(にひぐは)—の衣(きぬ)はあれど君が御衣(みけし)しあやに着欲しも」〈万・三三五〇〉
マヨ
マヨネーズの略。「えび—」
まよい【迷い/紕い】
1 迷うこと。心が乱れて判断がつかない状態。まどい。「行動に—を生じる」「一時の気の—」 2 心が煩悩(ぼんのう)...
まよい‐がみ【迷ひ神】
「まよわしがみ」に同じ。「この辺には、—あんなる辺ぞかし」〈宇治拾遺・一三〉
まよい‐こ・む【迷い込む】
[動マ五(四)]迷って入り込む。「深い森に—・む」「どこからか—・んできた小犬」
まよい‐ご【迷い子】
「まいご」に同じ。
まよい‐ばし【迷い箸】
「惑(まど)い箸」に同じ。
まよい‐ぼし【迷い星】
惑星のこと。
まよ・う【迷う/紕う】
[動ワ五(ハ四)]《7が原義で、のちに「まど(惑)う」と混同された》 1 まぎれて、進むべき道や方向がわからなくな...
まよえる‐ひつじ【迷える羊】
「ストレイシープ(stray sheep)」の訳語。
まよ‐がき【眉書き】
「まゆがき」に同じ。「—濃(こ)に書き垂れ逢はしし女(をみな)」〈記・中・歌謡〉
ま‐よけ【魔除け】
魔性のものを近づけないこと。また、そのために用いる呪(まじな)い物。お守り。護符。
ま‐よこ【真横】
ちょうど横。また、水平。「主賓の—に座る」「—を向く」「柱を—に倒す」
まよ‐ごもり【繭籠もり】
「まゆごもり」に同じ。「たらちねの母が飼ふ蚕(こ)の—いぶせくもあるか妹(いも)に逢はずして」〈万・二九九一〉
マヨット‐とう【マヨット島】
《Mayotte》アフリカ大陸とマダガスカル島の間にあるコモロ諸島の島。フランスの海外県。1975年、コモロがフラ...
ま‐よなか【真夜中】
夜の最も更けた時。深夜。
まよなかのいぬ【真夜中の犬】
花村万月の長編犯罪小説。平成5年(1993)刊行。
まよなかのじてんしゃ【真夜中の自転車】
村田喜代子の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は平成2年(1990)「文学界」誌に発表。作品集は平成3...
まよなかのだいどころ
《原題In the Night Kitchen》米国の絵本作家センダックの絵本。1970年刊。
まよなか‐の‐つき【真夜中の月】
《真夜中に出るところから》陰暦二十三夜の月。
まよなかのボクサー【真夜中のボクサー】
高橋三千綱の小説。昭和57年(1982)刊。著者自身が脚本・監督・製作を務め、昭和58年(1983)に映画化。
まよなかへもういっぽ【真夜中へもう一歩】
矢作俊彦の長編ハードボイルド小説。神奈川県警の刑事二村永爾が活躍するシリーズの作品の一つ。昭和60年(1985)刊行。
まよ‐ね【眉根】
「まゆね」に同じ。「青柳(あをやぎ)の細き—を笑(ゑ)み曲がり」〈万・四一九二〉
眉根(まよね)掻(か)・く
眉がかゆくて掻く。恋しい人に会える前兆とされた。まゆねかく。「月立ちてただ三日月の—・き日(け)長く恋ひし君に逢へ...
マヨネーズ
卵黄とサラダ油・酢・塩などをまぜ合わせて乳化させたソース。サラダ・揚げ物などに用いる。マヨネーズソース。
まよわし‐がみ【迷はし神】
人を迷わせるという神。まよいがみ。「心の臆れたるときは必ず—のおそふものぞ」〈読・雨月・吉備津の釜〉
まよ‐びき【眉引き】
眉墨で眉をかくこと。また、かいた眉。まゆひき。「振り放(さ)けて三日月見れば一目見し人の—思ほゆるかも」〈万・九九四〉
まよびき‐の【眉引きの】
[枕]低く平らな稜線のようすが眉の形に似るところから、「横山」にかかる。「妹(いも)をこそ相見に来(こ)しか—横山...
マヨラナ
⇒マージョラム
マヨラナ‐りゅうし【マヨラナ粒子】
電荷をもたない中性のスピン1/2の粒子のうち、反粒子が自身と同じもの。1937年にイタリアのE=マヨラナが考案した...
マヨルカ‐とう【マヨルカ島】
《Mallorca》⇒マリョルカ島
まよわ・す【迷わす】
[動サ五(四)]迷うようにする。まどわす。「流言に—・される」「人心を—・す」
マヨン‐さん【マヨン山】
《Mount Mayon》フィリピン、ルソン島南部の活火山。レガスピの北西約15キロメートルに位置する。標高246...
マヨール‐ひろば【マヨール広場】
《Plaza Mayor de Salamanca》スペイン西部、カスティーリャ‐レオン州の都市サラマンカの中心広...