みえ【見え/見栄/見得】
《動詞「みえる」の連用形から。「見栄」「見得」は当て字》 1 見た目。外観。みば。「—を飾る」 2 (見栄)見た目...
み‐え【三重】
1 三つかさなっていること。また、そのもの。さんじゅう。 2 3色の色糸で模様を織り出すこと。また、その織物。
みえ【三重】
近畿地方東部の県。県庁所在地は津市。もとの伊勢・志摩・伊賀の3国と紀伊の一部。人口185.5万(2010)。
みえ‐あ・う【見え逢ふ】
[動ハ四]出会って見る。出会う。「うれしく—・ひたり」〈発心集〉
み‐えい【御影】
神仏・貴人などの肖像・彫像・写真など。また、他人を敬ってその肖像などをいう語。
みえい‐く【御影供】
1 神仏や故人の絵像を祭って供養すること。 2 真言宗で、空海の忌日の3月21日に、その絵像を供養する法会。みえく...
みえい‐どう【御影堂】
仏教寺院で、開山・宗祖などの御影を祭る堂。 京都五条橋西にあった新善光寺の異称。この寺の尼が作り出した扇が御影堂扇...
みえ‐かえ・る【見え返る】
[動ラ四]繰り返し見える。いく度も見える。「ぬばたまの夜を長みかも我が背子が夢(いめ)に夢にし—・るらむ」〈万・二...
みえ‐がくれ【見え隠れ】
[名](スル) 1 《「みえかくれ」とも》見えたり隠れたりすること。「車窓に—する海岸」 2 建築部材で、隠れてい...
みえ‐かわ・す【見え交はす】
[動サ四]互いに相手に見られる。見交わす。対面する。「対の上は、まほならねど—・し給ひて」〈源・若菜上〉
みえ‐がさね【三重重ね/三重襲】
1 三重になっていること。また、そのもの。 2 裏と表との間に中陪(なかべ)を入れて仕立てた衣服。「五位十人は、—...
みえがさね‐の‐おうぎ【三重襲の扇】
檜扇(ひおうぎ)の板数8枚を一組とし、それを三つ重ねたもの。女房が用いた。
みえ‐ぐる・し【見え苦し】
[形シク]見られることで気がひける。見られるのが心苦しい。「すずろに—・しう、恥づかしくて」〈源・東屋〉
みえ‐けし【見え消し】
「見せ消(け)ち」に同じ。
みえ‐けん【三重県】
⇒三重
みえけんりつ‐かんごだいがく【三重県立看護大学】
三重県津市にある公立大学。平成9年(1997)に開学した、看護学部の単科大学。平成13年(2001)に大学院を設置...
かみ‐の‐みえざるて【神の見えざる手】
市場において、各個人の利己的な行動の集積が社会全体の利益をもたらすという調整機能。アダム=スミスが「国富論」で提唱...
みえ‐しらが・う【見えしらがふ】
[動ハ四]人目を引くように振る舞う。「つねに—・ひ歩(あり)く」〈枕・八七〉
みえ‐す・く【見え透く】
[動カ五(四)] 1 底・中まで透いて見える。向こうまで透けて見える。「硝子越に彼方から—・くのを」〈鏡花・婦系図...
みえ‐だいがく【三重大学】
三重県津市にある国立大学法人。三重農林専門学校・三重師範学校・三重青年師範学校を統合し、昭和24年(1949)新制...
みえ‐だすき【三重襷】
斜線を交差させた中に菱(ひし)を入れ、さらにその中に花菱や四つ菱を入れた文様。
みえ‐ちゅうきょうだいがく【三重中京大学】
三重県松阪市にあった私立大学。昭和57年(1982)に松阪大学として開学。平成17年(2005)に改称し、三重中京...
みえっ‐ぱり【見栄っ張り】
[名・形動]みえを張ること。また、そのさまや、その人。みえ坊。「—な(の)やつ」
みえない‐しつりょう【見えない質量】
⇒ミッシングマス
みえないにんげん【見えない人間】
《原題Invisible Man》エリソンの長編小説。1952年刊。米国の人種差別社会の中で、黒人が白人には見えな...
みえなくなったくろ【見えなくなったクロ】
大石真による児童文学作品。昭和38年(1963)、小学館児童出版文化賞受賞。
みえ‐にく・い【見え難い】
[形][文]みえにく・し[ク] 1 見にくい。よく見えない。「濃い霧がかかって向こう岸が—・い」 2 会うのが恥ず...
見(み)えぬ国(くに)
《「ぬ」は打消しの助動詞》人目につかない国。他国。「この上は御命助け参らせん。何方(いづかた)へも—へ忍び候へ」〈...
みえのうみ‐つよし【三重ノ海剛司】
[1948〜 ]力士。第57代横綱。三重県出身。本名、石山五郎。優勝3回。引退後、年寄武蔵川。武蔵丸らを育てた。→...
みえの‐やすし【三重野康】
[1924〜2012]東京の生まれ。昭和22年(1947)日本銀行に入行。平成元年(1989)日銀総裁に就任、バブ...
みえ‐ば・る【見栄張る】
[動ラ五(四)]みえを張る。うわべを飾る。「何かと苦しく—・らなければいけないのですからね」〈太宰・十五年間〉
みえ‐ぼう【見栄坊】
[名・形動]みえを張る人。また、みえを張るさま。みえっぱり。「—な(の)男」
みえ‐まが・う【見え紛ふ】
[動ハ四]よく似ていて見まちがう。まぎらわしく見える。「海の色も空の緑に—・ひてをかし」〈栄花・松の下枝〉
みえ‐みえ【見え見え】
[名・形動]本心や意図が見え透いていること。また、そのさま。「—な(の)手」
見栄(みえ)も外聞(がいぶん)も無(な)・い
ある状態に陥って、人の目やうわさを考える余裕もない。
ミエリン‐しょう【ミエリン鞘】
《myelin sheath》⇒髄鞘(ずいしょう)
ミエリン‐たんぱく【ミエリン蛋白】
《myelin protein》神経線維を取り囲む膜を構成しているたんぱく質。
み・える【見える】
[動ア下一][文]み・ゆ[ヤ下二] 1 目に映る。目で確認できる。「今夜は星も—・えない」 2 見ることができる。...
みえる‐か【見える化】
[名](スル) 1 「可視化1・2」に同じ。「大気の流れを—する」 2 情報や物事の全体が、誰にでも分かるようにす...
ミエロパシー
癌(がん)などの悪性腫瘍(しゅよう)にともなって起こる急性の脊髄(せきずい)障害。運動・知覚の麻痺(まひ)を伴う。
ミエローマ
骨髄腫(こつずいしゅ)。ミエローム。
みえ‐わか・る【見え分かる】
[動ラ下二]見分けられる。はっきり区別がつく。「女房の衣(きぬ)の色さへ—・るる月なれば」〈栄花・玉の飾り〉
みえ‐わ・く【見え分く】
[動カ五(四)]他と区別してはっきりそれと見える。見分けがつく。「海岸の景色も—・かぬほど」〈荷風・あめりか物語〉
みえ‐わた・る【見え渡る】
[動ラ五(四)]一面に見える。どこまでも見える。「広大な眺望が—・る」
見得(みえ)を切(き)・る
1 役者が見得の所作をする。 2 ことさらに自分の力を誇示するような態度・言動をする。また、いい所を見せようと無理...
見栄(みえ)を張(は)・る
うわべを飾る。外観を繕う。「恋人の手前—・る」