みち‐ゆき【道行き】
1 道を行くこと。また、旅をすること。 2 舞楽で、舞人が楽屋を出て舞台上の所定の位置に着くまでの間。また、その間...
みちゆき‐うら【道行き占】
「辻占(つじうら)1」に同じ。「玉桙(たまほこ)の—の占正(うらまさ)に妹は逢はむと我に告(の)りつる」〈万・二五〇七〉
みちゆき‐ごろも【道行き衣】
旅行のときに着る衣服。旅衣(たびごろも)。「春雨はいたくなふりそ旅人の—ぬれもこそすれ」〈金槐集〉
みちゆきたびじのはなむこ【道行旅路の花聟】
歌舞伎舞踊。清元。三升屋二三治作詞、清元栄次郎作曲。天保4年(1833)江戸河原崎座初演。「仮名手本忠臣蔵」三段目...
みちゆき‐づと【道行き苞】
旅行のみやげ。「をみなへし秋萩折れれ玉桙(たまほこ)の—と乞はむ児がため」〈万・一五三四〉
みちゆき‐びと【道行き人】
道を行く人。旅をする人。「恋ひ死なば恋も死ねとや玉桙(たまほこ)の—の言も告げなく」〈万・二三七〇〉
みちゆき‐ぶり【道行き触り/道行き振り】
1 「道行き7」に同じ。 2 旅の日記。紀行。旅行記。 3 途上で行き合うこと。道中ですれちがうこと。「春来れば雁...
みちゆき‐もの【道行き物】
歌舞伎舞踊の一系統で、道行きを扱ったもの。男女の心中の道行きのほか、一人・親子・主従のものもある。