モロ
《元来スペイン語でイスラム教徒の意》フィリピン南部のスールー諸島・ミンダナオ島に多く居住し、分離独立運動を続けてい...
もろ
[副]俗に、「もろに」を略していったもの。「—顔面に当たる」
もろ【諸】
[語素]名詞の上に付いて複合語をつくる。 1 (「両」「双」とも書く)二つの、両方の、双方の、の意を表す。「—手」...
もろ‐あげ【諸挙げ】
古代歌謡の歌い方の一。本(もと)・末(すえ)ともに調子をあげて歌うこと。
もろ‐あぶみ【諸鐙】
左右両方の鐙。諸角(もろがく)。
諸鐙(もろあぶみ)を合(あ)わ・す
馬を速く駆けさせるために、左右の鐙で、同時に馬の腹を打つ。「—・せて馳せ参りて」〈太平記・一六〉
モロイ
ベケットの長編小説。1951年刊。続く「マロウンは死ぬ」(1951年刊)、「名づけえぬもの」(1953年刊)ととも...
もろ・い【脆い】
[形][文]もろ・し[ク] 1 もとの形や状態がくずれやすい。こわれやすい。「—・い壁」 2 持ちこたえる力が弱い...
もろ‐いと【諸糸】
「諸縒(もろよ)り糸」に同じ。
もろい‐まこと【諸井誠】
[1930〜2013]作曲家。東京の生まれ。東京音楽学校卒。電子音楽を日本に紹介し、邦楽器とオーケストラを融合させ...
もろ‐おや【諸親/両親/双親】
両親(りょうしん)。ふたおや。
もろ‐おり【諸織(り)】
縦横ともに諸縒(もろよ)り糸で織った上質の平織りの絹織物。
もろ‐おりど【諸折(り)戸/両折(り)戸】
両開きで左右とも折り戸である戸。→片折り戸
モロカイ‐とう【モロカイ島】
《Molokai》ハワイ諸島、オアフ島とマウイ島の間にある火山島。最高峰は標高1512メートルのカマコウ山。酪農と...
もろ‐かが【諸加賀】
諸縒(もろよ)り糸で織った極上質の加賀絹。
もろ‐かぎ【諸鉤】
ひもの結び目の両方を輪にして結ぶこと。→片鉤(かたかぎ)
もろ‐かずら【諸葛/諸鬘】
1 フタバアオイの別名。 2 《「もろかつら」とも》古く、京都賀茂神社の賀茂の祭に、桂(かつら)と葵(あおい)の二...
モロカン
⇒モロッカン
もろ‐がいな【諸腕】
左右の腕。両腕。「長沼五郎が—」〈浄・会稽山〉
もろ‐がえり【諸回り】
3歳の鷹(たか)。《季 冬》
もろ‐がく【諸角】
⇒諸鐙(もろあぶみ)
もろ‐がみ【諸神】
もろもろの神。多くの神。「—の心に今ぞかなふらし」〈千載・神祇〉
モロキニ‐とう【モロキニ島】
《Molokini》米国ハワイ州、マウイ島南東沖の無人島。マケナの沖合約5キロメートルに位置する。火口壁の半分が水...
もろ‐きゅう
若いキュウリにもろみ味噌を添えて食べるもの。
モロ‐きょうかい【モロ教会】
《Molo Church》フィリピン中央部、ビサヤ諸島最西端のパナイ島の都市イロイロにあるローマカトリックの教会。...
もろ‐くち【諸口】
1 多くの人がいう言葉。衆口。「下の—と申すことは、えいなび給はぬことなり」〈宇津保・国譲下〉 2 馬の口取り縄を...
もろ‐ぐそく【諸具足】
太刀を佩(は)き、靫(ゆき)をつけ、弓を持った、出陣の際の完全装備の服装。「—したる中間(ちゅうげん)五百余人、二...
もろ‐けい【諸敬】
江戸時代、大名などが儀礼や書状で、双方が同等の敬意を払うこと。両敬(りょうけい)。⇔片敬(かたけい)。
もろ‐こ【諸子】
1 コイ目コイ科タモロコ属とイトモロコ属の淡水魚の総称。タモロコ・ホンモロコ・スゴモロコ・イトモロコなど。いずれも...
モロコイ‐こくりつこうえん【モロコイ国立公園】
《Parque nacional Morrocoy》ベネズエラ北西部、カリブ海に面する国立公園。1974年に設置。...
もろ‐こし【唐土/唐】
1 昔、日本から中国を呼んだ名。から。とうど。 2 昔、中国から伝来したものにつけた語。 [補説]中国南方の越(え...
もろ‐こし【蜀黍/唐黍】
イネ科の一年草。高さ約2メートル。茎は円柱形で節があり、葉は長大で互生する。夏、茎の頂に大きな穂を出し、赤褐色の小...
もろ‐ごし【諸腰】
《「もろこし」とも》刀と脇差し。両腰(りょうごし)。
もろこし‐うた【唐土歌】
漢詩。
もろこし‐そう【唐土草】
サクラソウ科の多年草。暖地の山地や海岸付近に自生。高さ20〜50センチ。葉は両端がとがり、互生する。初夏、黄色い花...
もろこし‐だんご【蜀黍団子】
モロコシの粉に上糝粉(じょうしんこ)などをまぜて作った団子。
もろこし‐の‐うた【唐土の歌】
漢詩。「大和ことのはをも—をも」〈源・桐壺〉
もろこし‐の‐ほうがん【唐土の判官】
遣唐使に随行した判官。副使に次ぐ地位。「寛平の御時に、—に召されて侍りける時に」〈古今・雑下・詞書〉
もろこし‐びと【唐土人】
中国の人。からびと。「—、我が国に生ひ出づるものにも劣らぬものかな」〈宇津保・藤原の君〉
もろこし‐ぶね【唐土船】
1 中国の船。からぶね。「思ほえず袖にみなとのさわぐかな—の寄りしばかりに」〈伊勢・二六〉 2 中国へ使いする船。...
もろこし‐ぶみ【唐土書】
中国の書物。漢籍。からぶみ。
もろこし‐もじ【唐土文字】
中国の文字。漢字。
もろ‐ごい【諸恋】
互いに恋し合うこと。相思相愛。「さすがなる御—なり」〈源・藤裏葉〉
もろ‐ごえ【諸声】
互いに声を合わせること。いっしょに声を出すこと。「人々の—に叫ぶを聞きつ」〈鴎外訳・即興詩人〉
もろ‐ごころ【諸心】
[名・形動ナリ]ともに心を合わせること。また、そのさま。「御わたりのほども、—に、はかなきこともし出で給ひて」〈源...
モロゴロ
タンザニア中東部の都市。ウルグル山地の北西麓に位置する。ダルエスサラームと内陸のムワンザを結ぶ鉄道が通る交通の要地...
もろ‐さしなわ【諸差(し)縄】
馬の差し縄で、左右両方につけたもの。
もろ‐ざし【諸差(し)/両差(し)/双差(し)】
相撲で、両腕を相手の両脇に差し入れて組むこと。二本差し。
モロシニ‐の‐ふんすい【モロシニの噴水】
《Krini Morozini/Κρήνη Μοροζίνι》ギリシャ南部、クレタ島の港湾都市イラクリオンの旧市街...
もろ‐しらが【諸白髪】
1 すっかり白髪になること。総白髪。「身はすでに老い重りて—」〈謡・融〉 2 夫婦そろって白髪になるまで長生きする...