やまと【大和】
神奈川県中部の市。相模原台地の東部にあり、東の横浜市との境を境川が流れる。住宅地。南西部は厚木航空基地の一部。人口...
やまと【大和/倭】
旧国名の一。五畿に属し、現在の奈良県にあたる。大和政権の発祥地で飛鳥(あすか)京・藤原京・平城京などが置かれた。も...
やま‐と【山処】
山のあたり。山。「泣かじとは汝(な)は云ふとも—の一本薄(ひともとすすき)」〈記・上・歌謡〉
やまとあおがき‐こくていこうえん【大和青垣国定公園】
奈良県北部にある国定公園。大和高原の西部にあたり、柳生街道・山辺(やまのべ)の道・初瀬(はせ)周辺などが含まれる。
やまと‐アルプス【大和アルプス】
大峰(おおみね)山の異称。
山(やま)と言(い)えば川(かわ)
人の言葉に常に反対することのたとえ。右と言えば左。
やまと‐いも【大和芋】
1 ナガイモの一品種。芋は手のひら状の塊をなす。とろろなどにして食べる。 2 サトイモの一品種。芋は淡紅色。
やまと‐いんせき【やまと隕石】
南極大陸のやまと山脈付近で発見された隕石(南極隕石)の総称。昭和44年(1969)に日本の南極観測隊により初めて9...
やまと‐うた【大和歌/倭歌】
1 日本固有の歌。和歌。やまとことのは。→唐歌(からうた) 2 大和地方の風俗歌(ふぞくうた)。大和舞で歌われる。
やまと‐うち【大和打ち】
板塀などで、横木の内側と外側に板を交互に少し重なり合うようにして打ちつけること。
やまと‐うつぼ【大和靫】
割り竹や籐(とう)で編んだ、毛皮をつけないうつぼ。木で作り、黒く塗ったものもある。
やまと‐え【大和絵/倭絵】
本来は、日本の風景や風俗を描いた絵画。鎌倉後期からは、宋元画やその影響を受けた新様式の日本画に対して平安時代以来の...
やまと‐おうけん【大和王権】
⇒大和政権
やまとおおじ‐どおり【大和大路通り】
京都市東山区の西側を南北に走る道路の呼び名。北の三条通りから南の泉涌寺道に至る。全長約2.9キロ。三条〜四条通りの...
やまと‐おり【大和織(り)】
縦糸に太い木綿糸、横糸に黄麻糸を用いて平織りにした厚地の織物。敷物やかばんの生地などに使用する。
やまと‐かいれい【大和海嶺】
日本海のほぼ中央に位置する海底の高まり。最浅部236メートルの大和堆(やまとたい)と、397メートルの北大和堆とに...
やまと‐かき【大和掻き】
下地窓などの木や竹に蔓(つる)などを巻きつかせること。また、そのもの。
やまとかたかなはんせつぎげ【倭片仮字反切義解】
室町時代の語学書。1巻。明魏(藤原長親)著。成立年未詳。仮名の起源・沿革・反切・音義などについて説いたもの。
やまと‐かつらぎさん【大和葛城山】
⇒葛城山
やまと‐がかり【大和掛(か)り】
「下掛(しもが)かり2」に同じ。
やまと‐がき【大和柿】
御所柿(ごしょがき)の別名。
やまと‐がく【大和楽】
三味線音楽の一派。昭和8年(1933)大倉喜七郎が清元栄寿郎の協力を得て創始。一中節・河東(かとう)節・宮薗節・荻...
やまと‐がすり【大和絣】
奈良県大和高田市付近で産する木綿の白絣。のちに、紺絣も織るようになった。
やまと‐がな【大和仮名】
漢字に対して、かたかな・ひらがな。
やまとがなありわらけいず【倭仮名在原系図】
浄瑠璃。時代物。五段。浅田一鳥らの合作。宝暦2年(1752)大坂豊竹座初演。在原行平と松風・村雨姉妹の恋物語に、惟...
やまと‐がわ【大和川】
奈良県北部を西流する川。桜井市初瀬の北方に源を発して初瀬(はせ)川とよばれ、奈良盆地で佐保川と合流、金剛・生駒(い...
やまとがわ‐どおり【大和川通り】
大阪市の南部を、大和川に沿って東西に走る道路の呼び名。
やまと‐ぐさ【大和草】
アカネ科の多年草。山地の樹下に生え、高さ約15センチ。葉は卵円形で、対生する。4、5月ごろ、茎の上部の葉の付け根に...
やまと‐ぐら【大和鞍/倭鞍】
騎乗用の馬具の一。唐鞍(からくら)の皆具(かいぐ)に対して、和様の鞍の皆具をいう。中心となる鞍橋(くらぼね)は、前...
やまとこおりやま【大和郡山】
奈良県北西部の市。江戸時代は柳沢氏の城下町。電子・食品などの工業や江戸時代以来の金魚の養殖が盛ん。人口8.9万(2...
やまとこおりやま‐し【大和郡山市】
⇒大和郡山
やまとこじふうぶつし【大和古寺風物誌】
亀井勝一郎による評論。昭和18年(1943)刊。左翼文学から退き、日本の古典作品や仏教思想に傾倒するようになった著...
やまと‐ごたつ【大和炬燵】
置きごたつ。もと奈良地方から産出したところからいう。
やまと‐こっか【大和国家】
律令国家成立以前の大和政権による日本の統一国家。→大和政権
やまと‐ことのは【大和言の葉】
1 「やまとことば1」に同じ。 2 「やまとことば2」に同じ。「伊勢、貫之(つらゆき)に詠(よ)ませ給へる—をも」...
やまと‐ことば【大和言葉/大和詞】
1 日本固有の言葉。漢語・外来語に対していう。和語。やまとことのは。 2 和歌。やまとうた。やまとことのは。「その...
やまと‐ごえ【倭音/和音】
呉音。漢音を「からごえ」というのに対していう。わおん。
やまと‐ごころ【大和心】
1 「大和魂(やまとだましい)2」に同じ。→漢心(からごころ) 2 日本人らしい自然ですなおな心。「敷島の—を人問...
やまと‐ごと【大和琴/倭琴】
1 外来楽の渡来以前から日本にあった古代の琴(こと)。→唐琴(からごと) 2 和琴(わごん)の異称。
ヤマトサウルス
中生代白亜紀後期に生息した、ハドロサウルス科の草食恐竜。体長約7〜8メートル。平成16年(2004)に兵庫県洲本市...
やまと‐さるがく【大和猿楽】
中世、大和国に本拠地をもって、春日神社の神事などに奉仕した猿楽の座の総称。大和四座が著名で、近世以降の猿楽の主流と...
やまとさるがく‐よざ【大和猿楽四座】
⇒猿楽四座
やまと‐さんざん【大和三山】
奈良盆地南部にある天香具山(あまのかぐやま)・畝傍山(うねびやま)・耳成山(みみなしやま)の総称。藤原京跡を三角状...
やまと‐さんみゃく【やまと山脈】
南極大陸のクイーンモードランドにある山脈。昭和基地の内陸約300キロメートルに位置する。標高約2000メートルの氷...
やまと‐し【大和市】
⇒大和
やまと‐しざ【大和四座】
大和猿楽の諸座のうち、円満井(えんまんい)・坂戸(さかど)・外山(とび)・結崎(ゆうざき)の四座。のちに、それぞれ...
やまと‐しじみ【大和小灰蝶/大和蜆】
1 (大和小灰蝶)シジミチョウ科のチョウ。本州以南に普通にみられ、翅(はね)の開張27ミリくらい。翅の表面は雄が青...
やまと‐しま【大和島】
大和国。また、大和を中心とする地域。多く海からみていう。大和島根。「天離(ざか)る鄙(ひな)の長道(ながち)ゆ恋ひ...
やまと‐しまね【大和島根】
日本国。「いざ子ども狂業(たはわざ)なせそ天地(あめつち)の堅めし国そ—は」〈万・四四八七〉 「大和島」に同じ。「...
やまと‐じ【大和路】
大和国の道。また、大和国に通じる道。特に、京都五条から伏見・木津を経て奈良に通じる道。 大和地方。