や‐わ【夜話】
1 夜間にする談話。よばなし。また、それを書き記した本。 2 気軽に聞ける話。また、そのような内容の本。「歴史—」...
やわ【柔】
[形動][文][ナリ]やわらかいさま。こわれやすいさま。また、ひよわなさま。「—なからだつき」「—な造りの門扉」「...
や‐わ
[副]《係助詞「や」「は」を重ねた「やは」から》「やわか」に同じ。「然れば、—鬢(びん)たたらとは歌ふべき」〈今昔...
やわ・い【柔い】
[形][文]やは・し[ク] 1 「柔らかい」に同じ。「—・い紙」 2 堅固にできていない。こわれやすい。「—・い造...
やわ‐か
[副]《副詞「やわ」+係助詞「か」から》 1 反語の意を表す。どうして…しようか。「いかなる新田殿とも宣へ、—堪(...
やわ・す【和す】
[動サ四]やわらげる。また、平和にさせる。帰服させる。「ちはやぶる人を—・せとまつろはぬ国を治めと」〈万・一九九〉
やわた【八幡】
京都府南西部の市。石清水(いわしみず)八幡宮の門前町、淀川水運の河港として発達。住宅地化が著しい。八幡ゴボウの産地...
やわた‐ぐろ【八幡黒】
黒く染めた柔らかい革。山城国(京都府)八幡に住む神人らが製したところからいう。下駄の鼻緒などに用いた。
やわた‐こうげん【八幡高原】
広島県西北部、島根県境近くの高原。山県(やまがた)郡北広島町にある。南北8キロメートル、東西4キロメートル。最高峰...
やわた‐し【八幡市】
⇒八幡
やわた‐せいてつじょ【八幡製鉄所】
⇒やはたせいてつじょ
やわた‐そう【八幡草/八咫草】
ユキノシタ科の多年草。深山の谷沿いなどに生え、高さ約50センチ。葉は根際から出て長い柄をもち、円形で浅い切れ込みが...
八幡(やわた)の藪(やぶ)知(し)らず
《千葉県市川市八幡にあった竹藪は、一度入ると出口がわからなくなるといわれたところから》出口がわからないこと。また、...
やわたはま【八幡浜】
愛媛県西部の市。宇和海に臨み、トロール漁業の根拠地。かまぼこを産し、ミカン栽培も盛ん。商業も活発。人口3.8万(2...
やわたはま‐し【八幡浜市】
⇒八幡浜
やわた‐まき【八幡巻(き)】
煮て調味したゴボウを芯(しん)にし、穴子・鰻(うなぎ)などで巻いて付け焼きにした料理。ゴボウの産地、八幡にちなむ。...
や‐わたり【家渡り】
引っ越し。家移り。「例の—のやうにはなくて」〈今昔・二七・三一〉
やわ‐はだ【柔肌】
やわらかな感触のはだ。特に女性のはだにいう。
やわ‐やわ【柔柔】
[副] 1 やわらかい感じのするさま。「子供の—とした手」 2 物腰のものやわらかなさま。「母君はただいと若やかに...
やわ‐ら【柔ら】
[名・形動] 1 柔術。 2 船の接触の際の衝撃をやわらげるために舷側(げんそく)に下げておく、わらで作った球。か...
やわら
[副]静かに。そっと。徐々に。やおら。「—たち退かせ給ひにけり」〈大鏡・道長上〉
やわら‐か【柔らか/軟らか】
[形動][文][ナリ] 1 ふっくらとして堅くないさま。また、しなやかなさま。「—な餅」「—な布団」「—なからだ」...
やわらか・い【柔らかい/軟らかい】
[形][文]やはらか・し[ク]《形容動詞「やわらか」の形容詞化》 1 ふっくらとして堅くない。また、しなやかである...
やわらかい‐エックスせん【柔らかいX線】
⇒軟X線
やわらかいボタン
《原題Tender buttons》米国の詩人スタインの処女詩集。1914年刊。別邦題「やさしいボタン」。
やわらかなほほ【柔らかな頰】
桐野夏生のミステリー小説。失踪した娘を捜す母親と元刑事が、事件の真相を追う姿を描く。平成11年(1999)刊行。同...
やわらか‐め【柔らかめ/軟らかめ】
[名・形動]比較的やわらかいと感じる程度・状態。「—にゆでたうどん」
やわらか‐もの【柔らか物】
1 手ざわりのやわらかい織物。絹物。また、それで作った衣服。 2 好色な読み物。艶本(えんぽん)。
やわら‐がに【柔蟹】
十脚目ヤワラガニ科のカニ。岩礁の海草の間にすみ、甲幅約5ミリ。甲は丸みのある三角形で、体は柔軟。
やわら‐がみ【和ら紙】
大和国吉野から産した薄手の和紙。鼻紙などに用いた。吉野紙。
やわらぎ【和らぎ】
やわらぐこと。また、その状態。「心の—をおぼえる」
やわら・ぐ【和らぐ】
[動ガ五(四)] 1 程度のはなはだしかったものがおだやかな状態になる。しずまる。「暑さが—・ぐ」「痛みが—・ぐ」...
やわらげ【和らげ】
むずかしい事柄をわかりやすく説明すること。〈日葡〉
やわら・げる【和らげる】
[動ガ下一][文]やはら・ぐ[ガ下二] 1 おだやかになるようにする。「怒りを—・げる」「苦痛を—・げる」 2 わ...
やわらこ・い【柔らこい/軟らこい】
[形][文]やはらこ・し[ク]《近世上方語》「柔らかい」に同じ。「松葉たばこの—・き」〈浄・嫗山姥〉
やわら‐とり【柔ら取り】
柔術。また、柔術に巧みな人。「与作は取り手—、すり違ひに小腕を取り」〈浄・丹波与作〉
やわら‐やわら
[副]《「やわら」を重ねた語》そろそろと。「鼓は…—打たうよや」〈謡・籠太鼓〉
ヤワラー‐どおり【ヤワラー通り】
《Yaowarat Road》⇒ヤオワラート通り
や‐わり【矢割り】
石を割る方法の一。石に穴をあけ鉄のくさびを差し込み、玄翁(げんのう)で打って割るもの。