わたし
茶の葉などを入れる容器。「極(ごく)を一袋、—に入れて貸させられい」〈虎明狂・止動方角〉
わたし【渡し】
1 物などを人に渡すこと。「店頭—」「手—」 2 人や貨物を舟で向こう岸に渡すこと。また、その舟や、舟の着く場所。...
わたし【私】
[代]《「わたくし」の音変化》一人称の人代名詞。「わたくし」のくだけた言い方。現代では自分のことをさす最も一般的な...
わたし‐おんな【渡し女】
主人の食膳(しょくぜん)などを下級の女中から受け取って奥へ運ぶ役の女。「お末女、—に至るまで」〈浮・一代女・三〉
わたしがいちばんきれいだったとき【わたしが一番きれいだったとき】
茨木のり子の詩。20歳で終戦を迎え、戦後の動乱期を過ごした自身をうたった作品。作者の代表作の一つ。
わたしがかたりはじめたかれは【私が語りはじめた彼は】
三浦しをんの長編小説。大学教授の「彼」について周囲の「私」達がそれぞれの立場から考察する連作集。平成16年(200...
わたしがころしたしょうじょ【私が殺した少女】
原尞のハードボイルド小説。東京西新宿に事務所を構える探偵沢崎が活躍する「私立探偵沢崎シリーズ」の一つ。平成元年(1...
わたし‐がたり【私語り】
「私」を語り手として書かれた文章をいう。自分自身の経験を書いたものが多い。日記、自伝、私小説、ブログなど。
わたし‐がね【渡し金】
1 火の上に渡し、食物をあぶるための鉄製の用具。鉄灸(てっきゅう)。 2 耳だらいの上に渡しかけて、おはぐろの道具...
わたし‐こみ【渡し込み】
相撲のきまり手の一。相手の太ももの外側を片手で引っ張り込むように抱え、反対側の肩または他の手で相手の上体を押し、も...
わたし‐せん【渡し銭】
「渡し賃」に同じ。
わたしだけのへや【私だけの部屋】
《原題A Room of One's Own》ウルフの著書。ケンブリッジ大学の女子寮で行われた講義にもとづく評論集...
わたし‐ちん【渡し賃】
1 渡し船の料金。渡し代。渡し銭。 2 有料の橋を渡るときの代金。橋銭。渡し銭。
わたしとことりとすずと【わたしと小鳥とすずと】
金子みすゞの詩。生前未発表。創作ノート「さみしい王女」にあった作品で、著者の代表作の一つ。
わたしのアントニーア【私のアントニーア】
《原題My Ántonia》キャザーの小説。1918年刊。米国開拓時代のボヘミア(チェコ)からの移民女性を主人公に...
わたしのアンネフランク【私のアンネフランク】
松谷みよ子の児童文学作品。昭和54年(1979)刊。戦争の悲惨を描く「直樹とゆう子の物語」シリーズの第3作。第20...
わたしのおとこ【私の男】
桜庭一樹の長編小説。父と娘の過去を、時代を遡りながら描く。平成19年(2007)刊行。同年、第138回直木賞受賞。
わたしのグランパ
筒井康隆の小説。平成11年(1999)「オール読物」誌に掲載。同年刊行。第51回読売文学賞小説賞を受賞。
わたしのチェーホフ【私のチェーホフ】
佐々木基一の評論。ロシアの劇作家、チェーホフについて論じる。平成2年(1990)刊行。同年、第43回野間文芸賞受賞。
わたしのどうぶつえん【わたしの動物園】
阪田寛夫の詩集。昭和40年(1965)刊。「てんとうむし」「マンモス」などさまざまな生き物をテーマとする。 に採録...
わたしのヌレエフ
井上荒野の短編小説。平成元年(1989)、第1回フェミナ賞受賞。
わたしのへやアコーデオンのあるせいぶつ【私の部屋、アコーデオンのある静物】
《(フランス)Mon intérieur à Paris, Nature morte à l'accordéon》...
わたしのへやめざましどけいのあるせいぶつ【私の部屋、目覚まし時計のある静物】
《(フランス)Mon intérieur à Paris, Nature morte au réveil-mati...
わたしのまえにあるなべとおかまともえるひと【私の前にある鍋とお釜と燃える火と】
石垣りんの第一詩集。また、その表題作。詩集は昭和34年(1959)刊行で、作者の椎間板ヘルニアの快気祝いとして作ら...
わたしのみたしょうわのしそうとぶんがくのごじゅうねん【私の見た昭和の思想と文学の五十年】
小田切秀雄の文学エッセー。昭和63年(1988)刊。昭和史の中の文学者・事件・作品について、著者自身の青年期の回想...
わたしのりょうめをとじてください【私の両眼を閉じてください】
《原題、(ドイツ)Schliesse mir die Augen beide》ベルク作曲の歌曲。ハ長調。1907年...
わたしはえいこくおうにきゅうじした【私は英国王に給仕した】
《原題、(チェコ)Obsluhoval jsem anglického krále》チェコの小説家、フラバルの小説...
わたし‐ば【渡し場】
渡し船の発着する所。渡し。渡船場。
わたし‐ばし【渡し箸】
食事の途中で、小皿・小鉢など器の上に箸を置くこと。 [補説]嫌い箸の一種で不作法とされる。箸置きを使うか、なければ...
わたし‐ぶね【渡し船/渡し舟】
川や湖沼などの両岸を往復して客や荷物を運ぶ船。とせん。
わたし‐もり【渡し守】
渡し船の船頭。
わたし‐ら【私等】
[代]一人称の人代名詞。「わたし」の複数形。わたしたち。われら。
わたしをしなせてください【私を死なせてください】
《原題、(イタリア)Lasciatemi morire!》⇒アリアンナの嘆き