不倶戴天の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

同じ天の下には一緒にはいない、同じ天の下には生かしておかない意で、それほど恨みや憎しみの深いこと。もとは父の仇かたきを言った。▽「倶ともには天てんを戴いただかず」と訓読する。
出典
『礼記らいき』曲礼きょくらい
句例
不倶戴天の敵
用例
彼は一度斬ろうとして立ち上がったのであった。不倶戴天の憎しみを、あの瞬間、確かに藤十という老野武士に感じたのである。<井上靖・戦国無頼>

不倶戴天の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

《「礼記」曲礼の「父の讐 (あだ) は倶 (とも) に天を戴 (いただ) かず」から》ともにこの世に生きられない、また、生かしてはおけないと思うほど恨み・怒りの深いこと。また、その間柄。「—の敵」

出典:青空文庫

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