暴虎馮河の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

血気にはやって向こう見ずなことをすること。無謀行為。とらに素手で立ち向かい、大河徒歩で渡る意から。▽「暴」は「搏」に同じで、打つ、なぐる意。「馮」は川などを徒歩で渡る意。
出典
『論語ろんご』述而じゅつじ
用例
暴虎馮河の勇をふるい、攘夷を唱えているが、内実は貧しい水戸藩とは比較にならない実力があると見ていい。<津本陽・開国>

暴虎馮河の解説 - 学研 四字熟語辞典

自分力量をかえりみず、血気盛んに向こう見ずな行動に出ること。無鉄砲で無謀行動をとること。
注記
「暴」は、手荒く打ちかかる。また、素手でぶち壊す。「馮河」は、大河を歩いて渡る。虎と素手で闘い、大河を徒歩で渡る意から。
表記
「馮河」を「氷河」と書きちがえない。
故事
孔子こうしの弟子の子路しろが、自分の名が出るのを期待して「先生がもし大軍を動かすならば、だれと一緒になさいますか」とたずねた際に、孔子が子路をたしなめたことば。のち、子路は仕官して抗争にまきこまれ非業の死をとげた。
出典
『論語ろんご』述而じゅつじ

暴虎馮河の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

《「論語」述而から》トラに素手で立ち向かい、黄河徒歩で渡ること。血気にはやり無謀なことをすることのたとえ。「—の勇」

出典:青空文庫

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