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陽関三畳の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

別れの歌の陽関の曲の第四句を、三度繰り返して歌うこと。一説に、第二句以下の三句を二度繰り返して歌うこと。▽「陽関」は「陽関曲」。中国唐の詩人王維おういの「元二げんじ安西あんせいに使つかいするを送おくる」(詩)の別名。送別詩の名作。「畳」は繰り返すこと。
出典
蘇軾そしょくの詩

陽関三畳の解説 - 学研 四字熟語辞典

別れを惜しむこと。別れの歌として名高い「陽関曲」を繰り返し歌うこと。
注記
第二句以下の三句を二度繰り返すという意味であるが、第四句を三度繰り返すという説もある。「陽関曲」は、唐の王維おういの七言絶句「元二げんじの安西あんせいに使つかいするを送おくる」の別名で、「渭城曲いじょうきょく」ともいう。
用例
いかでか君が独り越ゆらん――これを茂太郎は折返しました。聞くに堪えんや陽関三畳の詞ことば――といったような気分を自分が誘い出して、自分が堪えられないような心持で、ついに「く」の字に曲る路の折目に立って、暫く息を休めておりました〈中里介山・大菩薩峠/Oceanの巻〉
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