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金声玉振の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

才知人徳調和して、よく備わっているたとえ。すぐれた人物として大成することをいう。本来、鐘を鳴らして音楽を始め、磬けいを打って音楽をまとめ収束する意。▽「金」は鐘。「声」はここでは鳴らす意。「玉」は磬のことで、玉石で作った「へ」の字に曲がった打楽器。「振」はまとめ収めること。一説に整える意。「玉振」は磬を鳴らして曲をしめくくること。中国古代で音楽を奏するのに、まず鐘を鳴らして音楽を始め、次に糸・竹の楽器を奏でて、終わりに磬を打ってしめくくった。始まりと終わりの整っているさまをいい、もと孟子もうし孔子人格賛美した語。
出典
『孟子もうし』万章ばんしょう

金声玉振の解説 - 学研 四字熟語辞典

才知人徳を兼ね備え、それがよく調和していることのたとえ。また、偉大人物になること。
注記
「金」は、鐘。「声」は、鳴らす。「玉」は、玉石で作った打楽器の磬けい。「振」は、まとめ収めること。「玉振」は、磬を打って曲を締めくくること。古代中国では音楽を奏するのに、まず鐘を鳴らして音楽を始め、最後に磬を打って締めくくった。始まりと終わりの整っているさまをいい、孟子もうしが師である孔子こうしの人格をほめたたえたことば。
出典
『孟子もうし』万章ばんしょう・下

金声玉振の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

《古代中国で、音楽合奏するとき、初め鐘を鳴らし、終わりに磬 (けい) を打って一区切りとした故事から》知徳が備わって、大成するたとえ。特に、孔子大成した人格をいう語。

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