出典:デジタル大辞泉
出典:青空文庫
・・・という随筆を、口述筆記させてもらって、編輯長のところへ少し得意で呈出したら、編輯長はそれを読むなりけッと笑って、「なんだいこれは。
太宰治「兄たち」
・・・強な大学生ではあったが、けれどもこの瀬川先生の飾らぬ御人格にはひそかに深く敬服していたところがあったので、この先生の講義にだけは努めて出席するようにしていたし、研究室にも二、三度顔を出して突飛な愚問を呈出して、先生をめんくらわせた事もあって・・・
太宰治「佳日」
・・・という具合にあくまでもねばり、僕の財布の中にあるお金を全部、その主人に呈出した。
太宰治「未帰還の友に」