こ‐りつ【孤立】 の意味

  1. [名](スル)
  1. 一つまたは一人だけ他から離れて、つながりや助けのないこと。「敵に包囲されて孤立する」「孤立無援」
  1. 対立するものがないこと。「孤立義務」
  • 名詞

こ‐りつ【孤立】の慣用句

  1. こりつけい【孤立系】
    • 物理学で、特に熱力学的に、境界を越えた外部とエネルギーや物質のやり取りがない系。→閉鎖系開放系
  1. こりつご【孤立語】
    • 言語の類型的分類の一。単語は実質的意味だけをもち、それらが孤立的に連続して文を構成し、文法的機能は主として語順によって果たされる言語。中国語・チベット語・タイ語など。→屈折語膠着語(こうちゃくご)抱合語
  1. こりつし【孤立死】
    • [名](スル)社会から孤立した状態で亡くなり、長期間気づかれないこと。独居高齢者や老老介護世帯だけでなく、若年層の家族がいる世帯や生活困窮世帯でも起こっている。→孤独死
  1. こりつしゅぎ【孤立主義】
    • 他国と同盟関係にも入らず、国際組織にも加入せずに孤立を保持する外交上の主義。19世紀末ごろまでの米国の外交政策の伝統をいう。→モンロー主義
    • 周囲から孤立して独自性を守ろうとする主義。「クラス内で孤立主義を守る」
  1. こりつでんしつい【孤立電子対】
  1. こりつのやまい【孤立の病】
    • 鬱病のこと。また、自殺をさしていうこともある。
  1. こりつは【孤立波】
    • 単独の山または谷だけが波形を変えず一定の速度で伝播する波。19世紀に英国の技術者J=S=ラッセルが水面に生じた局所的な波が伝播する現象を観察し、孤立波と名付けた。粒子のように振る舞う孤立波は特にソリトンという。
  1. こりつむぎょうしゃ【孤立無業者】
  • こ‐りつ【孤立】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 感ずる仔細がありまして、私は望んで僻境孤立の、奥山家の電信技手に転任されたのです。

      泉鏡花「革鞄の怪」

    • ・・・アレだけの長い閲歴と、相当の識見を擁しながら次第に政友と離れて孤立し、頼みになる腹心も門下生もなく、末路寂寞として僅に廓清会長として最後の幕を閉じたのは啻に清廉や狷介が累いしたばかりでもなかったろう。

      内田魯庵「三十年前の島田沼南」

    • ・・・ 既にこうなれば自分は全たくの孤立

      国木田独歩「酒中日記」