• 意味
  1. 市場を細分化する際に用いる切り口。
  2. セグメンテーションとは、マーケティング戦略において限られた資源を効率的に投下するため、市場に存在する不特定多数の顧客を、同質のニーズや特性を持つと判断して差し支えない人々の集団に細分化することである。 消費財マーケティング、すなわち市場の顧客が消費者としての個人であるようなマーケティングにおいては、セグメンテーション変数として使われるものは大きく4つに分類される。すなわち、「地理的変数(GeographicVariables)」「人口動態変数(DemographicVariables)」「心理的変数(PsychographicVariables)」「行動変数(BehavioralVariables)」である。 また、産業財マーケティング、すなわち市場の顧客が企業、官公庁といった法人であるようなマーケティングにおいては、セグメンテーション変数としてさらに「オペレーティング変数」「購買方法」「(購買に絡む)状況要因」「購買者の特性」などが加わる。 セグメンテーション変数は、その後に自社がどのセグメントを狙うのか(ターゲティング)の意思決定を行わなければならないため、どうしても市場規模や顧客数などの推定が可能な、定量化しやすい変数(例えば精緻な統計の揃っている人口動態変数や地理変数)が選ばれがちである。 しかしマーケティング戦略において、戦略の分析から立案、実行に至るまでの間の的確な意思決定や効率的なプロセスは、このセグメンテーション変数が的確で意味のあるものであったかどうかに大きく左右される。したがって、製品やチャネル、プロモーションなど、具体的なマーケティング・ミックスを設計する際に、重要になる切り口とは何かを考えながら慎重に決定しなければならない。 また、インターネットの普及によって、従来は個々の顧客ごとの属性を把握するのが難しかった行動変数が、ウェブサイト上での遷移を基に測定することができるようになったため、有力なセグメンテーション変数として活用される機会が増えている。