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ドラム・バッファー・ロープ

  1. drum buffer rope
  2. ボトルネックとなる工程に注目し、生産スケジュールを最適化するための手法。進む速度の違う人を縦一列に並べて進行する様子を喩えにした考え方。
  3. SCM(サプライチェーン・マネジメント)を支える制約理論(TOC)において、スループットを最大化するために用いる。 喩えで説明すると、行列の人を互いに『ロープ』で繋げて、『ドラム』の音に合わせて行列を進める。行列のスピードは最も遅い人よりも早く進むことはできないので、その制約条件下で、行列をもっとも効率よく進ませる考え方である。進むスピードを最も遅い人に合わせて『ドラム』を鳴らし、全体の同期を取る。さらに、先頭と最も遅い人を『ロープ』で繋ぐことで、先頭は最も遅い人が『ロープ』の長さ以上離れない速度で進み、行列の長さが広がることを防ぐ。一方で『ロープ』をある程度長くすることで前後の距離(『バッファ』)を取り、最も遅い人の前を進んでいる人が何らかの理由で遅れても、最も遅い人が前にぶつかることを防ぐ。 生産工程に置き換えると、行列の人は生産などの工程、先頭は先工程、後ろは後工程となる。『ドラム』とは生産計画での資材調達計画や生産開始の指示のタイミングで、全体の生産計画をボトルネックとなる最も遅い工程から考える。『ロープ』とは、資材調達など上流の工程を最も遅い後工程の進捗と同期する仕組みである。『行列が広がる』とは、その工程間の在庫が増大することであり、逆に『前の人にぶつかる』とは前工程から来る仕掛の在庫がなくなり工程が停まることである。全体の進むスピードは最も遅い工程に同期しているため、もしも他の工程が一時的に止まってもロスは取り戻せるが、最も遅い工程を止めてしまうとロスした時間は取り戻せない。そのため、最も遅い工程の次の工程に待たされることの無いよう『バッファ』をもたせることが必要である。 この考え方に基づき、生産スケジュールと生産工程の進捗を最適化することが可能である。 最近では、大手肌着メーカーのグンゼ宮津工場がドラム・バッファー・ロープ(DBR)を導入した。染色工程がボトルネックとなることを分析し、染色工程を軸にしたDBRにより生産計画を改善して、納期短縮を実現している。3600種類もの品目があり、海外生産では納期が最長3ヶ月のところを宮津工場では5週間の目標で納期達成率を従来の40%から80%まで改善し、生産リードタイムも25日から15日に短縮した。これによって、色とりどりの生地をつかった「ボディワイルド」の生産に対応している。
  4. 「またドラム・バッファー・ロープは、DBRとも言う」