• 意味
  1. risk communication
  2. 企業が最終消費者や地域住民、地域行政に対して様々なリスク情報を開示、共有するための広報活動のこと。
  3. 例えば、化学物質などを扱う企業は環境リスクを、食品関連会社が残留農薬など食品に関するリスクなどを開示・説明している。 化学物質の環境リスクは、化学物質の有害性と暴露量によって決まる。つまりどのような有害物質が含まれているかという点と、その量(例えば排出量や残留量)の両方を踏まえた上で、その環境リスクをどう管理するかを開示・共有することが必要である。つまり、リスクを判断する上で必要な客観的情報を把握した上で、その情報をどう開示・共有し、さらにそのリスクをどう管理するかを示すことがリスク・コミュニケーションの基本となる。 最近では、環境リスクとして、ダイオキシンやアスベストの健康への影響、農作物の遺伝子組み換えの問題や狂牛病問題など食の安全性の問題が顕在化し、リスク・コミュニケーションが重要視されてきている。また、食品に関するリスクを消費者、流通の立場から監視しようと、コープ神奈川のようにリスク・コミュニケーション委員会を設置し、消費者の立場から改善を求めていくという動きもある。 リスク・コミュニケーションの目的は、単に企業側からの事実ベースの開示やリスク管理を含めた事業計画の周知だけでなく、企業と行政や住民、消費者の双方がリスクに対して同じ認識や主体性を持った考えができるような双方向のコミュニケーションを形成することが重要である。