1. firm value
  2. 会社全体の経済的価値。具体的には、企業が将来にわたって生み出すキャッシュフローの現在価値(将来発生するキャッシュが現時点でどのくらいの価値があるかを判断する指標)を指す。
  3. 会社とは、様々な投資プロジェクト(事業計画)の集合体だ。貸借対照表(B/S)における資産は、これらの投資プロジェクトを集めたものである。従って、会社全体を1つのプロジェクトと見なして、そのNPVを計算することができるはずである。これが、企業価値の考え方である。 算出の方法はNPVと同様であり、以下のようになる。 ①会社のフリー・キャッシュフローを、可能な限り予測する(通常は10年)。 ②資本構成を求める(E:株式発行=発行済株式数×株価 D:借入、Dは簿価で代用する)。 ③WACCを計算する。 ④フリー・キャッシュフローを資本コストで割引き、NPVを求める。 企業価値は、株価の算定やM&A(合併・買収)、リストラなどを評価するときの基準となっている。子会社や関連会社への出資など連結経営を考える場合にも、企業価値の考え方は不可欠である。