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経験曲線

  1. experience curve
  2. ある製品の生産を継続するにつれ、単位あたりのコストが下がっていく現象を、グラフ化した曲線。
  3. 第二次世界大戦中から、航空機の組立作業における生産性の向上などの分析から、学習曲線(ラーニングカーブ)理論が出されていた。これは、1つのモデルを組み立て始めてから、累積の組み立て機数が倍になるごとに、数十%ずつ生産性が上がっていくという観察結果を説明するものである。 BCGは、組み立て作業の生産性だけでなく、販売・マーケティングなど企業の付加価値活動のあらゆるコストに関し、経験が効いてコストが低減していくと主張し、数千におよぶ製品を分析してそれを実証した。インフレの影響を除外した実質コストは、業界によって多少異なるが、累積生産量が2倍になるごとに20〜30%ずつ低下する。競争がある限り、市場価格もコストの低下につれて同様の下降パターンをたどる。 経験曲線が効く理由については様々な議論が行われているが、労働者の習熟のみならず企業としての継続的な業務改善、設備改良、技術進歩などあらゆる要素が働いていると考えられる。 一般に企業内で機密が完璧に守られている場合は、個別企業ごとに独自で経験を蓄積していくしかない。シェアの低い企業は、他社の技術を供与されない限り、その後を相当遅れて追いかけていくしかない。一方、競合企業間で下請け会社や部品メーカーを共有したり、業界内の人材移動が活発ならば、企業間の経験の差は縮まり、後発企業が追随しやすくなる。