1. 事業ライフサイクルからの示唆を、経営戦略に重点を置いて表現したフレームワーク。
  2. BCGダイアモンドでは、事業の成長ステージを①創造期 ②成長期 ③優位性確立期 ④効率性追求期 に分けている。 ① 創造期 新たな事業化のアイデアが次々と世に出され、それらが淘汰されて、一部だけが事業として確立する時期である。この時期に大切なのは、アイデアが世の中の流れやニーズに即応していること、会社が具体的な事業化のノウハウを持っていることである。 ② 成長期 成長期には、企業規模の拡大に応じ、マネジメントのノウハウをレベルアップさせることが必要となる。人材の質や量を確保し、財務のバランスを維持し、組織の構造や社内システムを進化させて、拡大していくノウハウが不可欠となる。創業に成功したオーナー社長の多くがこの時期につまずくことを見ても、その難しさがわかる。 ③ 優位性確立期 成長に伴い、事業戦略はますます重要となっていく。競合上の優位性が構築されない限り、市場の成熟に伴う競争激化により競合に敗れ、凡庸な企業となるか敗退していく。多くの事業のネックはこの時期にある。 ④ 効率性追求期 ひとたび優位性を確立できた企業は、環境が安定していれば収益を上げ続けることができ、効率性を追求していくことが課題となる。しかし、環境が根本的に変化して自社の優位性が脅かされるようになると、優位性を再確立することが必要となる。市場が根本的に変化する場合には、不連続なイノベーションに取り組んで新たな事業を創造しなくてはならない。このような環境変化こそマーケット・リーダーにとって最大の脅威となる。この段階で培われた企業風土は、組織の硬直化、官僚化を伴う例が置く、革新的な事業の変革に大きな障害をもたらすことが多い。