• 意味
  1. investor relations
  2. 企業が株主などの投資家に対して行う情報提供などの広報活動。インベスター・リレーションズ。
  3. IR活動として代表的なものは、決算発表後の説明会やアニュアルレポート発行がある。決算は過去の財務結果を報告するのに対して、IRでは将来の投資判断の材料に必要な要素が全て求められる。例えば、決算結果に対して業績が目標値から乖離したならその理由や要因の説明、また中期計画、経営ビジョンなど今後の経営戦略についての説明が必要である。 IRが通常のPRと異なるのは、PRがその企業にとってポジティブな情報のみを基本的に流すことに対して、IRはポジティブな情報だけでなくネガティブな情報も積極的に開示することが必要な点である。投資家の判断材料としてネガティブ要因は重要な意味合いがあるからである。一方で、求められるものは全て開示すれば良いというものではなく、ポジティブな内容にしろ、ネガティブな内容にしろ、何を開示し何を開示しないかという点も戦略的に考える必要がある。 IR活動の対象は、従来、機関投資家や企業の投資担当者、アナリスト、報道関係者などいわゆるプロが対象であったが、エンジェル(個人投資家)の存在が大きくなってきている昨今、対象を広げたIR活動も求められている。例えば、個人投資家も参加可能な企業説明会の開催、さらに説明会に直接参加できない個人投資家向けにWEB上で説明会資料の公開や説明会のビデオ中継や画像配信を行うなど、ITをIR活動に活用している企業も増えてきている。現在、IRサイトを持つ企業はすでに千社を超え、その1/4ほどは決算説明会を動画で配信している。
  4. 「またIR(インベスター・リレーションズ)は、インベスター・リレーションズとも言う」