がん‐しすい【顔之推】
[531〜590ころ]中国、南北朝時代末期の学者。字(あざな)は介。臨沂(山東省)の人。梁(りょう)・北斉・北周・隋各朝に仕え、家訓書「顔氏家訓」を著した。儒者でありながら仏教思想を高く評価した。
がん‐しんけい【顔真卿】
[709〜785]中国、唐の政治家・書家。長安(西安)の人。字(あざな)は清臣。安史の乱で大功をたてた。のち反乱を起こした李希烈(りきれつ)の説得に派遣され、捕縛され殺された。書は剛直な性格があ...
がんじん【鑑真】
[688〜763]奈良時代の渡来僧。日本の律宗の祖。中国揚州(江蘇省)の人。渡日を志して五度失敗し、その間に失明したが、天平勝宝5年(753)来日。東大寺に初めて戒壇を設け、聖武上皇らの帰依を受...
ガンジー【Indirā Gāndhī】
[1917〜1984]インドの政治家。父ネルーとともに独立運動に参加。1966年、首相に就任。インド国民会議派の党首として盛んな政治活動を行う一方、非同盟諸国首脳会議の長としても大きな役割を果た...
ガンジー【Mohandās Karamchand Gāndhī】
[1869〜1948]インド独立運動の指導者。ロンドンに学び、南アフリカで人種差別反対運動を指導したのち帰国。国民会議派を率いて民族解放・独立のためのスワラジ(自主独立)・スワデシ(国産品愛用)...
ガンス【Abel Gance】
[1889〜1981]フランスの映画監督。特にサイレント時代にすぐれた作品を発表し、グリフィスと並ぶ映画芸術の開拓者とされる。作「鉄路の白薔薇(しろばら)」「ナポレオン」など。
ガンベッタ【Léon Michel Gambetta】
[1838〜1882]フランスの政治家。進歩派・反帝政派の指導者として活躍。1870年、国防政府の成立とともに内相となり、ドイツ軍の囲むパリから気球で脱出、義勇兵を集めたことで有名。のち共和党党...
ガーシュイン【George Gershwin】
[1898〜1937]米国の作曲家。ジャズの感覚と技法をクラシック音楽に取り入れた。作品に「ラプソディー‐イン‐ブルー」「パリのアメリカ人」、オペラ「ポーギーとベス」など。
ガードナー【Erle Stanley Gardner】
[1889〜1970]米国の推理小説家。弁護士業務のかたわら執筆活動を開始。自身の知識や経験を生かした法廷ミステリーを得意とした。特に弁護士ペリー=メースンを主人公とするシリーズは有名。作「ビロ...
ガードン【John Bertrand Gurdon】
[1933〜 ]英国の生物学者。1962年、オタマジャクシの細胞の核を、事前に核を除いた未受精卵に移植することでカエルのクローンを作製、世界初の体細胞クローン作製を成功させた。ウルフ賞・ラスカー...
ガーフィンケル【Harold Garfinkel】
[1917〜2011]米国の社会学者。カリフォルニア大教授。A=シュッツの現象学の影響を受けて、エスノメソドロジーを創始した。著「エスノメソドロジー研究」など。
ガーフィールド【James Abram Garfield】
[1831〜1881]米国の政治家。第20代大統領。南北戦争に従軍の後、下院議員などを経て大統領に就任。在任は1881年。共和党。就任後半年にして、猟官運動に失敗した男により暗殺された。→アーサー