こいかわ‐はるまち【恋川春町】
[1744〜1789]江戸中期の黄表紙作者・狂歌師。駿河小島藩士。本名、倉橋格。狂号、酒上不埒(さけのうえのふらち)。筆名恋川春町は、藩邸があった小石川春日町のもじり。「金々先生栄花夢」で黄表紙...
こ‐いきん【顧維鈞】
[1888〜1985]中華民国の外交官。字(あざな)は少川。嘉定(かてい)(江蘇省)の人。1945年のサンフランシスコ会議の全権代表、駐米大使、国際司法裁判所判事などを歴任。クー=ウエイチュン。
こいけ‐まりこ【小池真理子】
[1952〜 ]小説家。東京の生まれ。人間の内面や日常にひそむ恐怖を描き出す心理サスペンス、ミステリー、恋愛小説で人気を集める。「恋」で直木賞受賞。他に「あなたから逃れられない」「妻の女友達」「...
こいずみ‐しんぞう【小泉信三】
[1888〜1966]経済学者・教育家。東京の生まれ。慶応義塾の教授・塾長。マルキシズム批判の理論家として活躍。第二次大戦後、皇太子の教育参与。文化勲章受章。著「リカアドオ研究」「マルクス死後五...
こいずみ‐じゅんいちろう【小泉純一郎】
[1942〜 ]政治家。神奈川の生まれ。昭和47年(1972)父・純也の地盤を継いで衆議院議員に当選。厚相・郵政相などを歴任。平成13年(2001)自民党総裁選に3度目の挑戦で勝利し首相に就任。...
こいずみ‐ちかし【古泉千樫】
[1886〜1927]歌人。千葉の生まれ。本名、幾太郎。伊藤左千夫に師事し、「アララギ」同人として活躍。のち「日光」に参加。歌集「川のほとり」「青牛集」など。
こいずみ‐まこと【小泉丹】
[1882〜1952]動物学者。京都の生まれ。寄生虫学を専攻し、特に回虫について研究。著「蛔虫(かいちゅう)の研究」「進化学序講」など。
こいずみ‐やくも【小泉八雲】
[1850〜1904]英文学者・作家。ギリシャに生まれる。本名、ラフカディオ=ハーン(Lafcadio Hearn)。明治23年(1890)来日。小泉節子と結婚、のち、日本に帰化。松江中学校・東...
こいそ‐くにあき【小磯国昭】
[1880〜1950]軍人・政治家。陸軍大将。栃木の生まれ。拓務相・朝鮮総督を経て昭和19年(1944)首相。第二次大戦後、極東国際軍事裁判で、A級戦犯として終身禁錮刑になり、服役中に病死。
こいそ‐りょうへい【小磯良平】
[1903〜1988]洋画家。兵庫の生まれ。藤島武二に師事。フランスへ留学後、新制作派協会(後の新制作協会)の結成に参加。卓抜した描写と近代的感覚で、女性像に独自の画境を展開した。文化勲章受章。
こいで‐しょうご【小出正吾】
[1897〜1990]児童文学作家。静岡の生まれ。明治学院大学教授、三島市教育委員長などを歴任。キリスト者としてのヒューマニズムに基づく作品を発表、英米の児童文学の訳書も多い。童話集「白い雀(す...
こいで‐つばら【小出粲】
[1833〜1908]歌人。江戸の生まれ。号、如雲・梔園(しえん)。宮内省に勤め、御歌所寄人(おうたどころよりうど)となる。歌集「くちなしの花」など。
こいで‐ならしげ【小出楢重】
[1887〜1931]洋画家。大阪の生まれ。裸婦を多く描き、要約されたボリュームの処理と油絵の粘りと輝きを生かしたマチエールで独自の画境を開いた。
こいと‐げんたろう【小絲源太郎】
[1887〜1978]洋画家。東京の生まれ。文展・帝展・日展で活躍。光風会会員。風景画で知られる。文化勲章受章。
こいや‐さんぷう【鯉屋杉風】
⇒杉山杉風(すぎやまさんぷう)